書籍刊行(ブッキング以前)
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「大海赫」の記事における「書籍刊行(ブッキング以前)」の解説
一部の作品では、世界観の全てまたは一部が共通している。▼印はブッキングによる復刻対象作品。復刻版のデザインは初版と極力同じになっているが、初版から復刻までのいきさつを記した帯やあとがきの追加、差別用語の書き換えなどが行われている。 クロイヌ家具店(理論社、1973年)▼書籍デビュー作。大石真が生原稿を読み、理論社を紹介したとの事で、以後大石とは一時期交友関係があった。 ビビを見た!(理論社、1974年)▼生まれつき全盲の少年が、巨人に追いかけられる緑の少女ビビ(語源は美々)に出会うという衝撃的な内容で、こちらは理論社の創業者である小宮山量平が刊行に協力した。当時の販売部数は悪かったものの、小学校の図書室に置かれた所「ボロボロになるまで繰り返し読んだ」というファンレターが多数届いた。現在は大海・読者とも最高傑作に推する声が高い。よしもとばななは幼少時に片目がよく見えなかったため(#外部リンク参照)、この作品を当時読んだ時も、39歳で読み直した時も衝撃を受けたと言う。年に一度、大海とファン有志で行われる交流会は「ビビを見た会」と名づけられており、大海「ビビを見たか?」ファン「ビビを見た!」の掛け合いで始まる。 ドコカの国にようこそ!(童心社、1975年)▼作品の舞台となるニジノ市は「ビビ」に登場した町。 ベンケーさんのおかしな発明(小峰書店、1976年)▼ よいさよいさ(作:山田野理夫、太平出版社、1976年)日本各地に伝わる妖怪伝説を収録した短編集。大海にしては珍しく、挿絵のみを担当。 メキメキえんぴつ(太平出版社、1976年)▼表題作は「ボスというえんぴつ」(「小学一年生」1979年7月号)の書き直し。 ベンケーさんのしゃぼんだま(小峰書店、1978年)タイトルから判る通り「おかしな発明」の続編。「おかしな発明」の途中で登場した設定が使われている。ただし他2作は複数のエピソードが入っていたが、この本は1本のみ。 せかいのブタ、ばんざい!(太平出版社、1980年)▼ あくまびんニココーラ(太平出版社、1981年)▼ びんの中の子どもたち(偕成社、1983年)▼挿絵はオリジナルがスズキコージ、ブッキング復刻が大海。びんをテーマにした話は、大海がよく使うテーマのひとつ。 ねことビンボケ大戦争(スズキコージ、偕成社、1983年)主人公が「びんの中の子どもたち」と同じ。ただし名前の表記やストーリーの主眼は異なる。 あなたのエラサはなんポッチ?(教文館、1984年)本作はアンソロジーなどに何度も収録されており、複数の書籍で目にする機会が多い。 ランドセルは魔女(タケカワ・コウ、サンリード、1984年) パンツとんでけ!(山内ジョージ、PHP研究所、1984年) ベンケーさんのおかしなロボット(小峰書店、1986年)ベンケーさんシリーズ第三弾。 オビビーゴザイマス!(教育画劇、1987年) のこのこ村の車たち(偕成社、1991年)
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書籍刊行(ブッキング)
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大海やよしもとは、初期作品の復刻をあちこちの出版社に働きかけたが、どこでも断られ、大海も欝状態で作品が書けなくなっていたと言う。だが復刊ドットコムにおいて、かつての読者からリクエストが寄せられ、2004年には最多投票数を集めた事で、ブッキングから復刻や新作の刊行が実現した。ブッキングによる新作は以下の通り。 ママが六人???公式サイトの冒頭に掲載されている帽子をかぶった少年は、本作のゲストキャラ。 白いレクイエム(西岡千晶/西岡兄妹)1979年に書いた没作品が新規出版されたもの。 童話ガイコ同じく1968年の没作品「ガイコちゃん」の新規出版。 チミモーリョーの町副題は「クロイヌ家具店 続編」。
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