旧三重県庁舎とは? わかりやすく解説

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旧三重県庁舎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 10:53 UTC 版)

三重県庁舎」の記事における「旧三重県庁舎」の解説

旧三重県庁舎(きゅうみえけんちょうしゃ)は、1879年明治12年)に完成し1964年昭和39年)まで使用されていた、三重県庁舎本庁舎国の重要文化財であり、愛知県犬山市博物館明治村移築されている。「地方技術者明治初期建築した洋風建物秀作」と評される1877年明治10年10月建設候補地選定内務省伺い赴いた。この時点では愛知県庁舎のような字形平面中庭付き2階庁舎にする予定であった1878年明治11年6月10日より建設事務開始して雑木林切り開き8月庁舎工事入札行った本館三重県庁第三課土木掛の清水義八らの設計名古屋棟梁伊藤平左衛門によって建設された。県庁舎建設費19,883円43銭1厘、総建坪は約500坪で、うち241.5坪の本館西洋風木造2階瓦葺だった。この本館東京築地ホテル館似たハイカラ建築物であったことから、落成当時地方より弁当持参で見物に来る客が多かったという。また、玄関中心とした左右対称構造ベランダ2層巡らした構造当時内務省庁舎倣ったのである建材海路東京から四日市港運ばれ、更に津へ送られた。玄関礎石角柱櫛形アーチには地元産の井関石が採用された。廊下当初吹放しだったが後に窓ガラス入れられた。 1964年昭和39年)に現在の庁舎完成供用開始となった後に解体明治村移築復元された。1968年昭和43年)に国の重要文化財指定受けた一方跡地三重県営の公園整備され1967年昭和42年)に県庁前公園として開園した

※この「旧三重県庁舎」の解説は、「三重県庁舎」の解説の一部です。
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