旧三重県庁舎
名称: | 旧三重県庁舎 |
ふりがな: | きゅうみえけんちょうしゃ |
名称(棟): | |
名称(ふりがな): | |
番号: | 1686 |
種別1: | 近代/官公庁舎 |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
指定年月日: | 1968.04.25(昭和43.04.25) |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
代表都道府県: | 愛知県 |
都道府県: | 愛知県犬山市大字内山1 |
所有者名: | |
指定基準: | |
管理団体名: | |
管理団体住所: | |
管理団体指定年月日: | |
構造形式: | 木造、建築面積883.3m2、二階建、桟瓦葺 |
時代区分: | 明治 |
年代: | 明治12(1879) |
解説文: | 三重県庁舍は県土木掛の清水義八の設計になり、明治十二年落成した。昭和三十九年新庁舍が落成し、旧庁舍は明治村に寄贈されて、同四十一年移築を完了した。明治初期の県庁舎庁舍として唯一の遺構であり、当時の様式手法を示すものとして貴重である。 |
近代(官公庁舎): | 山口県旧県庁舎及び県会議事堂 山形県旧県庁舎及び県会議事堂 新潟県議会旧議事堂 旧三重県庁舎 旧下関英国領事館 旧京都中央電話局西陣分局舎 旧伊勢郵便局舎 |
旧三重県庁舎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 10:53 UTC 版)
旧三重県庁舎(きゅうみえけんちょうしゃ)は、1879年(明治12年)に完成し、1964年(昭和39年)まで使用されていた、三重県庁舎の本庁舎。国の重要文化財であり、愛知県犬山市の博物館明治村に移築されている。「地方の技術者が明治初期に建築した擬洋風建物の秀作」と評される。 1877年(明治10年)10月に建設候補地を選定、内務省へ伺いに赴いた。この時点では愛知県庁舎のような回字形平面の中庭付き2階建庁舎にする予定であった。1878年(明治11年)6月10日より建設事務を開始して、雑木林を切り開き、8月に庁舎工事の入札を行った。本館は三重県庁第三課土木掛の清水義八らの設計、名古屋の棟梁伊藤平左衛門によって建設された。県庁舎の建設費は19,883円43銭1厘、総建坪は約500坪で、うち241.5坪の本館は西洋風木造2階建瓦葺だった。この本館は東京の築地ホテル館に似たハイカラな建築物であったことから、落成当時は地方より弁当持参で見物に来る客が多かったという。また、玄関を中心とした左右対称構造とベランダを2層巡らした構造は当時の内務省庁舎に倣ったものである。建材は海路で東京から四日市港に運ばれ、更に津へ送られた。玄関の礎石・角柱・櫛形アーチには地元産の井関石が採用された。廊下は当初、吹放しだったが後に窓ガラスが入れられた。 1964年(昭和39年)に現在の庁舎が完成、供用開始となった後に解体、明治村に移築・復元された。1968年(昭和43年)に国の重要文化財指定を受けた。一方、跡地は三重県営の公園に整備され、1967年(昭和42年)に県庁前公園として開園した。
※この「旧三重県庁舎」の解説は、「三重県庁舎」の解説の一部です。
「旧三重県庁舎」を含む「三重県庁舎」の記事については、「三重県庁舎」の概要を参照ください。
- 旧三重県庁舎のページへのリンク