新30系新造車とは? わかりやすく解説

新30系新造車(1973年 - 1984年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 08:27 UTC 版)

大阪市交通局30系電車」の記事における「新30系新造車(1973年 - 1984年)」の解説

1973年以降製造された車両より「新30系」と呼ばれるグループとなる。四つ橋線谷町線中央線投入され1984年まで83両が製造された。1993年に3043・3543・3597・3595、1995年に3594がそれぞれ廃車となったが、それ以外車両1992年から1996年にかけて冷房化客室改良実施された。1991年から1995年にかけての大規模な廃車対象とならずにそれ以後残存し30系全てこのグループである。 車体編成番号300033003600370034003500竣工線区M1cM`2eT`TM1M2ecステンレス 3059F 3059 3359 3459 3559 1973.10.16 四つ橋線 3060 1973.10.16 3659 1975.10.22 3060F 3360 3660 3460 3560 1975.11.6 3061F 3061 3361 3661 3461 3561 1975.12.17 アルミ 3044F 3044 3344 3644 3744 3444 3544 1976.5.27 谷町線 3045F 3045 3345 3645 3745 3445 3545 1976.7.18 3046F 3046 3346 3646 3746 3446 3546 1976.9.11 3047F 3047 3347 3647 3747 3447 3547 1976.5.27 3048F 3048 3348 3648 3748 3448 3548 1976.8.16 3049F 3049 3349 3649 3749 3449 3549 1976.5.27 ステンレス 3089F 3089 3389 3689 3789 3489 3589 1977.2.22 3398 3698 1977.2.8 3362 1980.2.15 3363 1980.2.8 3364 1980.1.30 3365 1980.1.23 3366 1979.8.23 3092F 3092 3392 3592 1980.2.15 3093F 3093 3393 3593 1980.2.8 3094F 3094 3394 3594 1981.3.27 3095F 3095 3395 3595 1981.3.11 3099F 3099 3399 3599 1979.6.21 3097F 3097 3597 1984.3.28 中央線 アルミ 3043F 3043 3543 1984.6.27 1973年 3059・3359・3060・3459・3559 最初に製造されたのは、四つ橋線用のスキンステンレス車である3059Fの5両編成で、1973年10月16日竣工であるが、3両目には、本来は先頭車である3060が組み込まれており、暫定的にT車として使用されていた。このため3060の前面には、幌を取り付けた際の痕跡残っていた。側扉の窓ガラスはこの編成から大型化された。側扉の大きさを除くと1970年以前製造された車両とほぼ同一仕様である。 1975年 3659 3360・3660・3460・3560 3061F この製造分より同時期の10系準じて外観電笛設置座席改良モケット張り変更)など大幅な設計変更みられる貫通路引き戸も全箇所設置され暖房装置取り付けられている。10月から11月にかけて、まず3659が製造されて3060と差し替え、3060は新たに製造された4両と連結の上先頭車復帰、さらに3061Fが製造されて新30系3本となったステンレス車では10月製造の3659から工作簡易化のために外板継ぎ目突き合わせ溶接されていたのが重ね合わせのみとなり、スミ形状雨どい変更された。また、地下鉄車両へのラインカラー採用により、窓下には路線別ラインカラー帯が入れられ前面貫通扉ラインカラー塗装がされるようになった前面側面車両番号板も銀色地に黒文字となり、これまでの30系とは異な外観となった1976年 3044F - 3049F 谷町線アルミ車として3044F - 3049Fの6両編成6本が製造されるアルミ車ではこの製造分から構体大形アルミ押し出し材を使用し10系同様に車体軒けた上端丸み付加された。また一部の側窓には、試験的に乗務員室から一斉に操作できる自動開閉機構が取り付けられた。前面側面車両番号車体直接黒文字書かれるようになったドア車内側は他車がアルミ・ステンレス地肌剥き出しとは異なり化粧板貼りとされた。 1977年 3089F 3398・3698 スキンステンレス車の3089Fと、御堂筋線C編成である3098F(元7008F)を谷町線転用して6両編成化するために3398・3698が製造され谷町線に8本の30系配置され1977年谷町線2号線守口延長備えた。この時3099F(廃車時3066F)は、検修作業時の予備車となる。 1979年 3366 3092・3392・3592 3093・3393・3593 3099 II・3399 ・3599 II II:2代目となる車両 10系御堂筋線投入と、四つ橋線30系への使用車両統一谷町線八尾南開業備え御堂筋線C編成のうち予備車だった3099Fの四つ橋線転出で5両化のため3366を1両製造し御堂筋線スキンステンレス車の3003F - 3005Fの8両3本四つ橋線転出際し5両化で余剰となる車両谷町線使用するため、3000・3300・3500形を3両ずつ製造した。この増備車から荷物棚パイプからステンレス網に変更された。 1980年 3362 - 3365 御堂筋線C編成のうち3094F - 3097Fの四つ橋線転出で5両化のため3300形を4両製造1981年 3094 II・3394 ・3594 II 3095 II・3395 ・3595 II II:2代目となる車両 御堂筋線スキンステンレス車の3006F・3007F中間車3両の谷町線転出3000・3300・3500形を2両ずつ製造した1980年導入車両までと比べて側扉の窓枠異なっている。 1984年 3043・3543・3097・3597 御堂筋線残っていたスキンステンレス車3001・3002Fと、アルミ車の3008 - 3010Fが1982年から1984年にかけて中央線転属する事になり、8両編成中間2両を抜くことで6両編成化されたが、余った中間車8両(3101・3201・3102・3202・3108・3208・3109・3209)についても、中央線3043F・3097F用に4両の先頭車最終増備車として投入したアルミ車3043・3543アルナ工機ステンレス車3097・3597が近畿車輛製造である。アルミ編成の3043Fは、先頭の2両が新30系車体形状であるのに対し中間車初期製造30系であるため、外観統一感を欠いていた。なお、これら4両の方向幕電動式で、方向幕操作器は10系原形車、20系原形車と同じタイプであった

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