捜査一課特別捜査対策室(略称・特対)
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「遺留捜査」の記事における「捜査一課特別捜査対策室(略称・特対)」の解説
糸村聡(いとむら さとし)〈45 → 46 → 47〉 演 - 上川隆也 経歴:警視庁刑事部捜査第1課第1強行犯捜査部門科学捜査係 主任(S1) → 警視庁月島中央警察署刑事課 主任(S2 - S4第1話) → 京都府警捜査一課特別捜査対策室(S4 - ) 階級は警部補。大学卒業後に警視庁に入る。所轄の鑑識に配属された後に加賀見享の推薦で捜査一課科学捜査係に転属する。 傷害致死で決着寸前の事件を、遺留品を元に保険金詐取目的の嘱託殺人であることを突き止めたが、組織を重んじる警察では逸脱した行動であったと判断され、月島中央署への左遷命令が下る。 非常にマイペースな性格で、S7でもその性格は変わっていない。遺留品に対する気持ちがかなり強いため、上司の命令を無視し単独行動を取ることもあり、同僚から煙たがられている。物語の終盤で、事件関係者に「(僕に)3分だけ時間を下さい」と頼み、現場に残された遺留品を元に汲み取った、容疑者が犯行に至った細かな動機や被害者の最期の思いを伝える。ただし、鑑定の時に他の案件を請け負っているにも関わらず、自分の依頼を優先させることが多いため、死者の意を汲み取りたいのではなく自身が興味を持った物にのみ動いていると村木繁から指摘を受けている。遺留品や死者に真摯に向き合うのに対し生きている者には無神経な行為が多く、同僚への配慮が足らない迷惑な行動、時に被害者家族に対してもやや無神経な聴取で悲しませており、空気どころか態度に出している感情が読めない部分がある。S3第8話にて、殺人事件の容疑者として浮上した三枝達也が死亡した事件の捜査で、「三枝から電話を受けていながら、その事を捜査本部に報告せず、スタンドプレーに走った結果、三枝の死を招いた」として金子管理官に処分されそうになったが、それでも事件解決の為に動き続け、遂には真相を明らかにして犯人を逮捕したことで処分は免れた。 S4では京都府警捜査一課特別捜査対策室への異動辞令を受け、赴任前に一週間休暇を取り関西へ下見旅行に出掛けたところ、神戸港で事件に巻き込まれ、事件解決後、そのまま着任した。 SP9ではいつも鑑定を頼んでいる村木が撃たれて意識不明に陥った事を知ると、初めて単独行動はせず神崎と共に行動し、村木の為に事件の真相を追い続けた。また、最後に村木の意識が戻った際には嬉しさのあまり涙を流すなど今まで見せなかった良き一面も見せた。 移動手段は本来地域課が使う警ら用自転車を使用。好物はハチミツ。趣味は釣り。 神崎莉緒(かんざき りお) 演 - 栗山千明(S4 - ) 刑事。階級は巡査部長。主に糸村とコンビを組む。佐倉と同じ激情家。 最初は糸村の単独行動に辟易していたが、一緒に行動するうちに彼の考えを理解するようになり、同時に認めていく。 石神一志は神崎が刑事になりたての頃の所轄時代の同僚で石神から「白眼」と呼ばれている。 雨宮宏(あまみや ひろし) 演 - 永井大(S4 - ) 刑事。S4では佐倉と、S5では岩田と、S6では沖田とコンビを組む。 S4で捜査一課から特別捜査対策室に引き抜かれた。 沖田悟(おきた さとる) 演 - 戸塚純貴(S6第2話 - ) 経歴:京都府警山科北警察署 → 京都府警捜査一課特別捜査対策室(S6第2話 - ) 刑事。所轄署から府警本部へ異動してきた若手。 佐倉路花(さくら みちか) 演 - 戸田恵子(S4 - ) 階級:警部補(S4 - SP6) → 警部(SP7 - ) 刑事。S5からは警察庁に出向した桧山室長のかわりに室長代理に就任。 京都生まれの京都育ち。父は太秦で有名な大部屋俳優。“人たらし”だった父の血を受け継いだのか、人の懐にスッと入り込む術を持ち、処世術や観察力に長けている。子ども時代から金銭的に苦労してきたため、安定した仕事を求めて女性警察官になった。離婚歴がある(S5第1話)。 科捜研の女に登場する土門薫の様に取り調べの際、苛烈な物言いで犯人を非難する程の激情家で、特に自分勝手な理由で犯罪を犯したり、弱味に漬け込んで他人を犯罪に利用する犯人に対しては容赦が無い。
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