形状・サイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/04 04:58 UTC 版)
「ヌシャテル (チーズ)」の記事における「形状・サイズ」の解説
名称ごとの形状、サイズおよび重量を下表にまとめる。 名称形状平面サイズ高さ重量備考カレcarré 角盤 6.5cm角 2.4cm 100g ブリケットbriquette 煉瓦型 7 x 5cm 3cm 100g 「小さい煉瓦」の意 ボンドbonde 樽栓状 4.5cm直径 6.5cm 100g 「シードルの樽の栓」の意 ドゥーブル・ボンドdouble bonde 樽栓状 5.8cm直径 8cm 200g 「2倍のボンド(上記ボンド参照)」の意 クールcœur ハート型 10cm幅 3.2cm 200g クールは「ハート」の意 グロ・クールgros cœur ハート型 14cm幅 5cm 600g 「大きなハート」の意 ※ 表中の cm はセンチメートル、g はグラムを表す。
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形状・サイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 04:07 UTC 版)
細菌は様々な細胞形態や配置を示す。一般に、大きさはおおむね0.5-5 µm程度であり、古細菌と同規模で真核生物よりは一桁小さい。桿菌の中では、長いものは15 µmほどになる。さらに肉眼でも見ることができるサイズになるものもあり、例えばThiomargarita namibiensisは500 µmほどに、Epulopiscium fishelsoniは700 µm程度にも達する。アメリカ合衆国ローレンス・バークレー国立研究所などの研究チームは、最大で長さ2センチメートルになる細菌を、カリブ海に浮かぶグアドループのマングローブ林の落ち葉から発見したと2022年6月、科学雑誌『サイエンス』で発表した。これまで発見されていた最大の細菌は0.75ミリメートル程度で、応用微生物学を専門とする東京農工大学の山形洋平教授は「(通常の細菌を人間の大きさにたとえると)富士山より高い身長の人間がいるようなもの」「常識では考えられない」と表現している。 逆に、最小のバクテリアとしては、わずか0.3 µmのマイコプラズマ属の種が知られている。これよりも小さい細菌が存在する可能性も示唆されているが、十分に研究されていない。 細胞外観は古細菌に酷似し、かなり倍率の高い光学顕微鏡で観察しても、藍藻類などを除いて古細菌とほとんど見分けが付かない。その他らせん菌など様々な形態が観察されている。桿菌ではしばしば細胞壁が連なって長大な糸状になる。多細胞生物のような複雑な高次構造を持つものはいないが、群体や菌糸を形成するものもいる。なかでも粘液細菌は細胞性粘菌とよく似た生活環を持つことで知られる。 大半の細菌種は、球状の球菌(ギリシャ語のkókkosから、coccusと呼ばれる)や棒状の桿菌(ラテン語のbaculusから、bacillusと呼ばれる)のいずれの形態をとる。他のものとしては、ビブリオ属などの細菌はわずかに湾曲した棒状の形をとる他、spirillaはらせん状の形態をもち、特にスピロヘータはしっかりと巻かれた螺旋状の形態を取る。また、星型など、他にも珍しい形状を持つ細菌種が知られている。このような形状の多様性は、細菌の細胞壁と細胞骨格によって決定されおり、それぞれの形状は細菌が栄養素を獲得したり、表面に付着し、液体を泳ぎ、捕食者から逃れたりする能力などに影響を与える可能性があるため、生態的にも重要である。 多くの細菌種は単一の細胞として存在しているが、例外も知られている。例えばナイセリア属(Neisseria)は二倍体(ペア)を形成し、連鎖球菌はその名の通り鎖状の構造をとり、ブドウ球菌も名の通りブドウの房のようなクラスター構造を取る。他にも、放線菌に見られるような細長いフィラメント状になったり、粘液細菌種のように凝集体を構築したり、ストレプトマイセス属種のように複雑な菌糸を出したりなど、より大きな多細胞構造を形成するための機能をもっているものも知られている。このような多細胞構造は、しばしば特定の条件でのみ見られることがある。たとえば粘液細菌は、生育環境中のアミノ酸が不足するとクオラムセンシングと呼ばれるプロセスを通じて周囲の細胞を認識し、互いに向かい合うように移動し、約100,000個の細菌細胞が凝集して長さ最大500マイクロメートル程度の子実体を形成する。これらの子実体では、凝集した細胞は別々の機能を担う。たとえば、細胞の約10分の1が子実体の上部に移動し、乾燥やその他の悪環境条件に対してより耐性のある粘液胞子と呼ばれる特殊な休眠状態に分化する。 細菌はしばしば何かしらの物質の表面に付着し、バイオフィルムと呼ばれる密集した凝集体を形成して大きな形成物(微生物マット)を形成する。バイオフィルムは数マイクロメートルから最大0.5メートル程度までの厚さを持ち、複数の種類の細菌や原生生物、古細菌が混合している場合がある。バイオフィルムに生息する細菌は、細胞と細胞外成分が複雑に絡み合い、マイクロコロニーなどの二次構造を形成している。この構造を介して、栄養素をより良い形で拡散するようなネットワークを形成している。土壌や植物の表面などの自然環境では、細菌の大部分はバイオフィルムの表面に結合している。臨床分野においても、バイオフィルムは、例えば慢性的な細菌感染症や人体に埋め込まれた医療機器を介した感染症において良く見られる。バイオフィルムの内部は外部刺激から保護されている状態であるため、単独で存在する細菌細胞と比べて殺菌することがはるかに困難である。
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