バクテリアマット
英語:bacteria mat
バクテリアが多量に繁殖してマット(厚い敷物)のような状態になること。特定の環境下でバクテリアが繁殖して生じる。
2011年8月に独立行政法人海洋研究開発機構が発表した、有人潜水調査船「しんかい6500」による潜航調査の結果では、三陸海岸東方の日本海溝の海域で、東日本大震災によって生じたと見られる海底の亀裂、断層から噴出すメタンや硫化水素などによって繁殖したと見られる分厚いバクテリアマット、地震発生前には棲息が確認できなかった高密度に棲息するウシナマコ類、などが確認された。
なお、バクテリアマットは、自然にも発生するが、人工的に発生させて昆虫飼育用のマットに用いる場合もある。
関連サイト:
東北地方太平洋沖地震震源海域での有人潜水調査船「しんかい6500」による潜航調査で得られた画像について(速報) - 独立行政法人海洋研究開発機構 プレスリリース 2011年 8月 15日
微生物マット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/22 05:19 UTC 版)


微生物マット(英:Microbial mat)とは、複数の細菌(バクテリア)や古細菌などからなる生成物であるバイオフィルムを含んだ微生物がマット状に増殖したコロニーである[1]。バイオマットなどとも呼ばれ、35億年前の有機質チャートの堆積環境(Microbially induced sedimentary structure)で形成されていた証拠が見つかっている[2]。
出典
- ^ “微生物ってどこにいるの?”. www.microbial-ecology.jp. 2025年8月18日閲覧。
- ^ “Viva Origino No. 32 Vol. 4, 2004 December”. www.origin-life.gr.jp. 2025年8月18日閲覧。
関連項目
- 微生物マットのページへのリンク