形状や素材に応じて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 01:27 UTC 版)
ウェッジソールブーツ 土踏まずの部分が一段低くなっているのではなく、ハイヒールのように踵の部分が高くなっているタイプの靴底をもつブーツ。 ウェリントン・ブーツ 「長靴」と呼ばれるものの原型的なもので、元来は胴(シャフト)が長く膝下まであり、ラウンドトゥ、低めの踵を持つ革製のロングブーツを指した。現在「ウェリントンブーツ」と呼ぶ場合は、悪天候時に用いるゴム製のロングブーツ(いわゆる「ゴム長」もしくは「雨靴」)を指すことが多い。 ゴム長靴(作業用長靴、レインブーツ) ゴム、もしくは合成樹脂製のロングブーツ。防水性に優れる。 サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ) ブーツのシャフト両サイドに伸縮性のある素材をゴア (襠) として用いたブーツのこと。くるぶし丈で脱ぎ履きしやすいのが特徴。 ジャックブーツ 靴紐やベルトのないシンプルな長靴。ドイツ軍やロシア/ソビエト軍が制式軍装に使っていたものが有名である。ドイツ軍隊においてはマルシュシュティーフェル(行軍ブーツ)と呼ばれ、兵隊俗語ではクノーベルベッヒャー(サイコロを振る壷)と形容された。 ストレッチブーツ 筒部分に高い伸縮性を持たせたブーツ。パレード等に用いるものは日本パレード社製A352が有名。 サイハイブーツ ロングブーツの中でも太ももを覆うほどの長さがあるもの。「タイハイブーツ」とも呼ぶ。 胴付長靴 ゴム製のサロペットと一体になったもの。下半身から胸元までを覆う防水服の一種。 ダックブーツ(ビーンブーツ) 甲を始めとした下半分が防水性のあるゴム製、上半分(アンクル部)が革製のもの。水場の多い野外での防水性と通気性を両立させるために考えられたもので、“ダック(Duck)”の名はカモ類の保温性が高く水を弾く羽毛になぞらえたところから。デザインの元祖はアメリカのアウトドア用品メーカー、L・L・ビーンが狩猟用ブーツとして発売したもので、現在でもL・L・ビーンの製品が代表的なことから「ビーンブーツ」とも呼ばれる。 ソレル(ソレルブーツ) スノーブーツの一つで、ダックブーツをスノーブーツとして発展させたデザインのもの。丈が長くなり、保温性の高い二重構造になっている。“ソレル(ブーツ)”の名は、カナダのソレル(SOREL)社が初めて発売したところからの通称である。 チャッカブーツ ショートブーツの一種で、鳩目が2〜3組の、細かくパーツ分けされず一体型に近いデザインのもの。区分上の重要な点は鳩目の数で、鳩目が2〜3組以下であっても以上であっても「チャッカブーツ」とは分類されない。 ジョージブーツ チャッカブーツと類似したデザインのショートブーツで、チャッカブーツに似るが若干丈が長く、鳩目の位置が高い位置にあるのが特徴である。フォーマルシューズの一種でもあり、近代西洋式の軍隊においては将校は夜会服にはジョージブーツを用いる。 デザートブーツ チャッカブーツに似るが、よりカジュアルなデザインと素材で構成されたもの。 半長靴 ショートブーツとロングブーツの中間の丈を持つものを指す。 ブーティー パンプスとショートブーツの中間くらいの丈の履物。ハイカット・スニーカーにブーツのような装飾が付いたものを指す場合もある。 ブローグブーツ(ウィングチップブーツ) ウィングチップが入ったブーツのこと。 フリンジブーツ ふさ飾り(Fringe)が付いたブーツのこと。 編上靴 履き口を靴紐で編上げる、レースアップブーツのこと。 ペコスブーツ 指賭けループが履き口の両サイドに付けられた長靴のようなワークブーツ。農作業用に用いられた。レッドウィングのモデルの一つで、元来は商品名であるが、一般名詞化しこの形状のブーツを「ペコスタイプ(ブーツ)」と呼ぶ。 ボタンブーツ ボタンで着脱するブーツで、大塚製靴が100年前に発売した。ボタンの着脱がしやすいようにボタンフックというピンセットのような金具が発売されている。 モックトゥブーツ 「モカシンのようなトゥ(つま先)を持つブーツ」の意味で、甲に大きな縫い目のあるデザインのもの。 ムートンブーツ ヒツジの毛皮であるムートンを用いたブーツのこと。 モンキーブーツ 外羽根式のレーストゥトゥのブーツのこと。正面から見るとサル(Monkey)の顔のように見えることからモンキーブーツという。 ワーレンキ 羊毛のフェルト製長靴 ワラビーブーツ シューズメーカーのクラークスによって生み出されたもの。モックトゥの丈が短い編上げブーツである。
※この「形状や素材に応じて」の解説は、「ブーツ」の解説の一部です。
「形状や素材に応じて」を含む「ブーツ」の記事については、「ブーツ」の概要を参照ください。
- 形状や素材に応じてのページへのリンク