形状の異常
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 20:43 UTC 版)
双生歯は、発生している1本の歯が2本の歯の形成に不完全に分裂したときに起こる。 癒合歯は、隣り合う2本の歯が発生時に癒合したもの。 2本の歯のセメント質だけが癒合するケース (Concrescence) もある 歯の咬頭が飛び出るものとして、距錐咬頭、カラベリ結節、中心結節などが確認されている。 歯内歯は、歯質が歯髄腔内に深く陥入したもので陥入歯とも呼ばれる。 異所性エナメル質は、歯根などの通常ではない場所に見られるエナメル質。 牛歯化は、歯根が下方で融合することにより歯髄腔が大きくなったもので、クラインフェルター症候群、TDO症候群 (Tricho-dento-osseous syndrome) 、トリプルX症候群、XYY症候群と関連がある。 セメント質増殖症はセメント質の過剰形成であり、これは外傷、炎症、先端巨大症、リウマチ熱、骨ページェット病から生じる場合がある。 歯根湾曲は、形成時期に歯への外傷によって引き起こされた可能性のある歯根の湾曲である。 過剰根は、予想よりも多くの歯根数があるものをいう。
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