幕末降臨伝ONI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 03:40 UTC 版)
SFC版の『ONIシリーズ』の第2弾。タイトル通り、幕末の時代を舞台としており、正史を忠実に再現しつつアレンジを加えた作品である。前作の『鬼神降臨伝ONI』の続編という形を取っており、前作の主人公たちも物語のキーパーソンとして意外な形で登場する。今作品では「天下五剣」が装備でき、武器自体にレベルが存在し、レベルが上がると攻撃力が上がるシステムになっている。今回は日本から出て、太平洋を越えて遥々アメリカ大陸に上陸することになる。 ストーリー 主人公は飯田村に住む少年「大和丸(やまとまる)」。大和丸はある日、知り合いの村の子供が妖怪に捕まったと聞き、単身で助けに行ってしまう。何とか数体の妖怪を倒したものの、生き残った仲間の妖怪に倒されそうになる。その窮地を救ってくれたのは、妖怪退治を仕事とする「影の新撰組」壬生十郎太であった。十郎太に『君は素質がある』と告げられた大和丸が「影の新撰組」の一員になることから物語は始まる。 登場人物 大和丸(やまとまる) 幼いころ父親を亡くしてから母親と爺やとの3人で飯田町に暮らしていた。気が強く言葉もぶっきらぼうだが情にはもろい。親切な性格をしている。己の力を過信していたが、妖怪に敗北したところを十郎太に助けられ能力をみがくことを決意する。「童子切り」に選ばれる。 身長は169cm、好きなものはほうとう鍋、嫌いなものは算術。16歳。荒ぶる魂を現した真の姿「覇光童子(はこうどうじ)」に転身する。 壬生十郎太(みぶ じゅうろうた) 「影の新撰組」に所属している。六甲村の道場の跡取りであり幼少のころから鍛えられているため、武術の腕前は一流。かなりの二枚目で女性にもモテるが、性別は女性である。「十郎太」の名は代々の壬生家の跡取りが受け継ぐ名前である。「大典太」に選ばれる。 身長は172cm、好きなものは甘酒、嫌いなものはいなごの佃煮。22歳。竜の化身「蒼牙天子(そうがてんし)」に転身する。 才神夏芽(さいがみ なつめ) 法術で名を馳せている才神家の末娘。少々ミーハーなところがある無邪気な女の子。兄である冬夜の行方を追って、大和丸の旅に同行する。最初は法術をまともに使えなかったが、あるイベントを経て使いこなせるようになる。「三日月」に選ばれる。 身長は156cm、好きなものは綺麗なもの全て、嫌いなものは毛虫、むかで。15歳。鳳凰の化身「緋空翼姫(ひくうよくき)」に転身する。 才神冬夜(さいがみ とうや) 才神家の長男。修行の旅の道中、大和丸たちと出会う。軽い性格だが人望の厚い頼りになる存在。妹の夏芽をとても可愛がっている。「数珠丸」に選ばれる。 身長は182cm、好きなものは夏芽、嫌いなものは夏芽を苛めるヤツ。30歳。虎の化身「顕祀烈士(けんしれっし)」に転身する。 スクワント 不言実行の戦士。ネイティブアメリカンで、陰謀により封印されていた小王国を守護していたガーディアン。生真面目な性格。「鬼丸」に選ばれる。 身長は185cm、好きなものは満天の星空、嫌いなものは卑怯な行為。25歳。狼の化身「漆威武漢(しついぶかん)」に転身する。
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