鬼神降臨伝ONI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 03:40 UTC 版)
SFC版の『ONIシリーズ』の第1弾。舞台を正史の鎌倉時代に移しての作品である。『ONIシリーズ』の基本を支えた正統派RPGで、新たに助っ人キャラ(NPC)システムが追加されている。助っ人がいると、戦闘中にランダムで敵に攻撃や、味方の回復などのサポートを行ってくれる。今回の主人公たちは「天下五剣」というアイテムにより、転身が可能となる。 ストーリー 主人公は鎌倉に住む少年「北斗丸(ほくとまる)」。赤ん坊の頃にある浜で源頼朝の息子・源頼遠に拾われた過去を持つ。育ての親(兄貴分)である頼遠のような立派な武士になるべく剣の稽古に励む北斗丸であったが、ある日頼遠とともに頼朝に呼び出され、妖怪退治を依頼されることから物語は始まる。 登場人物 北斗丸(ほくとまる) 赤ん坊の頃に頼遠に拾われ、弟分として育てられた。自分を拾い育ててくれた頼遠を兄のように慕っている。 天下五剣が一刀、聖魔刀「鬼丸」より、鬼の化身「聖魔童子(せいまどうじ)」に転身する。登場作品(『鬼神ONI』、『幕末ONI』) 源頼遠(みなもとのよりとお) 北斗丸の育ての親で、源頼朝の息子(平安中期に実在した同名の人物とは別人)。 天下五剣が一刀、破邪刀「童子斬り」により、蒼き狼の化身「荒牙武漢(こうがぶかん)」に転身する。 火鷹(ひだか) 戦い好きの凄腕の剣士。天下五剣を求め旅している。 天下五剣が一刀、剛神刀「大典太」により、鷹の化身「苛嶺翼士(かりょうよくし)」に転身する。 阿古耶(あこや) 泥棒やスリを生業として生活をしている。孤児共に身よりのない子供たちを育て暮らしている。 天下五剣が一刀、退魔刀「三日月」により、鹿の化身「双角麗姫(そうかくれいき)」に転身する。 法輪(ほうりん) 侍嫌いの破戒僧。 天下五剣が一刀、霊宝刀「数珠丸」により、熊の化身「巨頼法師(きょらいほうし)」に転身する。 小説版の後書きによれば、北斗丸と頼遠の出生は実在の人物をモデルにしているが、史実での彼らは幼いうちに源氏や北条氏の骨肉の争いに巻き込まれ亡くなっている。
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