対北朝鮮軍事演習とは? わかりやすく解説

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対北朝鮮軍事演習

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 04:38 UTC 版)

延坪島砲撃事件」の記事における「対北朝鮮軍事演習」の解説

2010年11月28日から翌12月1日までの計4日間、中国排他的経済水域外の黄海韓国では西海北朝鮮では朝鮮西海呼称している)上で米韓合同軍事演習実施され米軍原子力空母ジョージ・ワシントンイージス艦フィッツジェラルドなど6隻、韓国側からもイージス艦世宗大王ほか駆逐艦哨戒艦など6隻が参加したまた、米軍北朝鮮による弾道ミサイル発射備えて28日午前沖縄嘉手納基地から偵察機RC-135Sを発進させて警戒当たった。さらに、3日目にあたる同月30日には事実上海上封鎖など大量破壊兵器拡散防止構想に基づく訓練実施した。この訓練につき北朝鮮のみならず中国批判的意見述べていたが、具体的な軍事行動はとらなかった。 2010年12月3日から同月10日までののべ8日間、日本各地基地周辺空海域で日米共同統合演習コードネームキーン・ソードKeen Sword」=「鋭利な剣」の意)が実施された。日米共同統合指揮所演習コードネーム「キーンエッジ:Keen Edge」=「鋭い刃」の意)については、実施されたかは不明(キーンエッジは数年おきに実施され2010年1月演習(キーン・エッジ2010)ではニコニコ動画演習模様生放送されており、今回積極的に演習模様公開する考えられていたが発表がなかった)。この演習1年も前から計画され今回砲撃とは無関係に実施決まっていたものだが、先の米韓合同軍事演習参加した空母ジョージ・ワシントン加わり自衛隊陸海空)から約34千人艦艇40隻、航空機250機、一方アメリカ軍からは約1万人、艦艇20隻、航空機150機の過去最大規模となり、さらに韓国軍初めオブザーバーとして参加した演習中心となるのは弾道ミサイル防衛だとしていた。訓練期間中の2日深夜から3日未明にかけては、ミサイル本体を除くPAC3沖縄宜野湾市普天間基地うるま市キャンプ・コートニー移動7日未明にはさらに名護市キャンプ・シュワブに展開、うるま市ホワイト・ビーチ地区でもPAC3一部確認された。自衛隊パトリオット(PAC2)も南城市航空自衛隊空自分屯地から陸上自衛隊勝連分屯地移動した。この演習日米韓の結束アピールし北朝鮮牽制する狙いがあったものとみられている。アメリカ核爆弾空中発射巡航ミサイル搭載することのできるB-52戦略爆撃機投入する予定発表されていた。今回統合軍演習のうち沖縄周辺海域などで実施する海上航空作戦演習では、近年沖縄(=第一列島線近海越え第二列島線勢力拡大を狙う中国に対して制空権制海権確保するためのメッセージとして、北朝鮮のみならず中国に対して牽制目的もあるとされた。6日午前能登半島沖で、この演習中にロシア対潜哨戒機2機が飛来したため、一時的にこの空域での訓練見合わせた訓練偵察目的だったと推測されている。 12月6日より12日までの計6日間韓国上記合同軍事訓練ののち、黄海北方限界線近くにある大青島(デチョンド)南西部など全国29箇所定例海上射撃訓練実施した今回訓練では軍関係者の話として「延坪島白翎島付近海域射撃訓練地点入っていない」としていた。この間北朝鮮からの軍事的な行動は、主張している自領土内での従来ら行われている散発的な通常訓練に留まった。中国への配慮考えられている。 12月15日韓国で、全国民参加する避難訓練が行われた。朝鮮人民軍による攻撃想定し空襲警報鳴らされ交通制限された。 12月20日韓国軍事件のあった延坪島沖での射撃訓練再開した12月23日韓国軍南北境界付近大規模な軍事演習行ったことを受け、北朝鮮人民武力相が「聖戦」を行う準備があると警告した

※この「対北朝鮮軍事演習」の解説は、「延坪島砲撃事件」の解説の一部です。
「対北朝鮮軍事演習」を含む「延坪島砲撃事件」の記事については、「延坪島砲撃事件」の概要を参照ください。

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