宮前高等学校関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:55 UTC 版)
「三角の距離は限りないゼロ」の記事における「宮前高等学校関係者」の解説
広尾 修司(ひろお しゅうじ) 声 - 渋谷慧 一年二組(『読者と主人公と二人のこれから』)→二年四組(本作開始時点)。高校入学後からの矢野のクラスメイト。顔立ちが良く女子生徒からモテる。 須藤伊津佳と行動を共にすることが多く、細野晃とは小中九年間同じクラスだった。 二巻において長年の友人である伊津佳に告白するも返事を保留されている間、同じクラスの古暮千景から告白されるが、伊津佳に憧れることを理由に断る。 須藤 伊津佳(すどう いつか) 声 - 宮下早紀 一年二組(『読者と主人公と二人のこれから』)→二年四組(本作開始時点)。修司同様高校入学後からの矢野のクラスメイト。 一巻では矢野と秋玻のカミングアウトと春珂の登場に戸惑いを覚えるものの彼等のことを受け入れ、春珂とも友人関係を構築する。 彼女もまた、細野晃とは小中九年間同じクラスだった。 普段は明るく快活なツインテール女子だが、気落ちすると独り西荻窪駅南口近くのラーメン屋でラーメンをすする。 二巻において、長年の友人であり、見た目も性格も良い修司に告白されたことがきっかけで、表面上の明るさとは裏腹に実際は自己肯定感の低い人物であることそして彼女の視点で描かれている部分において矢野に対し特別な感情を抱いていることが示唆されている。また、修司に告白されたことで、矢野たちのアドバイス通り彼等の期待に応えて修司と付き合うべきか、彼等を落胆させてまで自身の心の声に従うかという誰にも言えない悩みに苛まれてしまうこととなる。 千代田 百瀬(ちよだ ももせ) 声 - 渡部紗弓 『失恋探偵ももせ』のヒロイン。現代国語の教師であり、矢野や秋玻が属する二年四組の担任。特殊な状況に置かれている秋玻に対し常に目を配っており、それとなくフォローアップを行うこともあるが、基本的には矢野たちに任せ、必要以上の介入は行わないようにしている。 文化祭では柊ところとともに宮前高校・御殿山高校で同時に放送される校内放送で失恋相談のコーナーを担当する。 また、隠しているわけではないが(さりとて積極的に吹聴しているわけではない)二巻終盤の時点で入籍しており、引き続き千代田姓を名乗っている。 なお、矢野が一年の時の担任でもあった。 細野 晃(ほその あきら) 『読者と主人公と二人のこれから』の主人公。中学時代から愛読している小説『十四歳』の主人公・トキコに共鳴し、暇さえあれば毎日のように繰返し愛読し、作品世界に没頭していたが、入学直後のクラスで目の前にまるで小説の中から飛び出してきたような風貌を持ち、性格も考え方も好みも小説と一致するクラスメイト・柊時子が目の前に現れたことがきっかけで彼女に近付くとともに晴れて恋人同士となる。 同作では一年七組だったが本作では二年一組。 矢野からは似たもの同士の同族嫌悪からあまり良い印象を抱かれていなかったが、告白後ギクシャクした修司と伊津佳の関係修復と、秋玻・春珂と時子との間を取り持つための親睦会のために自宅を提供したりするなどそれとなく彼等をアシストしており、二巻の終盤、矢野たちに対し心を閉ざしてしまった伊津佳に何をしてあげるべきか分からなくなってしまった矢野に時子とともに自身の経験を踏まえ自分がどうしたいかということに素直になるべきだとアドバイスする。 柊 時子(ひいらぎ ときこ) 『読者と主人公と二人のこれから』のヒロイン。小説家である姉が著した小説で、細野の愛読書である『十四歳』のモデルであり、十四歳当時の彼女の一挙手一投足そして彼女が日々感じたことや考えがつぶさに記されているという内容であるため、彼女の趣味嗜好や思想など、本来であればブラックボックスとなる自身の心の中が結果的に細野に筒抜けになってしまう。 同作では一年七組だったが本作では二年一組。 古暮 千景(こぐれ ちかげ) 二年四組。矢野、修司、伊津佳、秋玻、春珂と同じクラスの女子。 以前から修司に対し好意を抱き、伊津佳が修司からの告白を保留している間に「保留中は仮の彼女でもいいから」と修司に告白する。菅原未玖の従姉妹であり、『Omochi』の名付け親でもある。 与野 沙也(よの さや) 二年四組。矢野、修司、伊津佳、秋玻、春珂と同じクラスの女子で春珂と親しい生徒のひとり。氏家加奈と同じく手芸部に属し、文化祭では春珂主演、時子が脚本を書く人形劇の人形を作成することになる。 氏家 加奈(うじいえ かな) 二年四組。矢野、修司、伊津佳、秋玻、春珂と同じクラスの女子で春珂と親しい生徒のひとり。与野沙也と同じく手芸部に属し、文化祭では春珂主演、時子が脚本を書く人形劇の人形を作成することになる。 菅原 未玖(すがわら みく) / Omochi 二年四組。あまり部屋から出ず学校に来ず、『Omochi』名義で曲を作ってネットで発信したり、有名ミュージシャンの楽曲のリミックスに参加したり、クラブイベントに出演していたりして有名になりつつある。 矢野たちと邂逅したことをきっかけに文化祭以後は登校するようになる。
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