大岡家
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(和歌山市、東京都) 家系 大岡家の家紋は「瑞籬」で、大岡忠相(越前守)を出した三河の大岡氏と同紋である。頼宣が駿河にいた頃からの家臣で、元和5年(1619年)和歌山移封にいっしょに随いて来たが、後、帰農したと伝える。 大岡家には系図はないが、菩提寺の松島聞光寺の過去帳は寛文8年から始っている。 『南紀徳川史』第八巻に曽祖父大岡利兵衛が、天保12年(1841年)金20両を献金して、「地士(郷士)」に取り立てられたてられたとの記事(「松島新田村、年頭お目見得の節のしめ者、天保十二年、地士に、大岡利兵衛」)がある。なお年頭御目見得節慰斗目着用御免」は献金地士の中で一番安い口で、「代々同断が」40両、御代官支配がこれと同額、勘定奉行支配が70両「平地士」100両以上である。 祖父弥膳は三十町持ちの地主で、陸奥宗光の有力な後援者であり、鷺宮の本願寺別院の檀家総代だった。弥膳は「利兵衛の代には二町しかなかった田地を、自分の代に三十町にした」と威張っていたという。弥膳は明治22年(1889年)和歌山県海草郡四箇郷村の初代村長、20年代の未詳の年に郡会議員となった。 祖母ゆうは那賀郡畑毛の地主吉村家の出身で、当主角次郎は貴族院多額納税者議員、父貞三郎の従兄に当たる友之進も貴族院議員で、吉村製糸社長だった。 家庭 妻・春枝(旧姓上村) 長女・鞆絵(児童文学者) 長男・貞一
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大岡家
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「大岡越前 (ナショナル劇場) の登場人物」の記事における「大岡家」の解説
大岡忠相(加藤剛) / 出演シリーズ:全作 シリーズ全体の主人公。八代将軍・徳川吉宗の命により、山田奉行から江戸南町奉行職を拝命する。 職務と信念に忠実な堅物で、家族・仲間間の揉め事にも私情をはさまず公正に裁く。白洲ではいかなる罪人に対しても裁きを再吟味に委ねるなど慎重な姿勢(やや女性犯罪者に甘い傾向もあるが)だが、特に非道な罪人に対しては即刻刑を下すこともある。 実在の人物であるが、史実と異なり、青年奉行として描かれた。また、史実では普請奉行を経て町奉行を拝命している。 また、史実では一族の大岡忠真の婿養子になっているが、本作ではこの縁組の設定がないため、忠相の養父と正妻にあたる忠真父娘は登場しない。 大岡忠高(片岡千惠藏) / 出演シリーズ:第1部 - 第6部 忠相の父。隠居して小普請(非役の旗本)入りしている。忠相とは対照的に剛直で自由奔放な、生粋の三河武士。釣りも好きで時には忠相などと夜釣りに出掛けたりもする。また源次郎とは将棋をさしてはケンカをする仲であった。時にはもめ事を起こして忠相を困らせることもあるが、伊織や三次同様、大岡一家や南町奉行所の影の戦力としても活躍する。 酒で死ぬなら本望という程の酒好きで、よく小料理屋「たぬき」にも出入りする。 第6部あたりから持病を患うようになるが、その死はあまりにも突然で、死因は卒中だったことが、第7部初回で忠相の口から語られている。史実同様、享年68と設定され、位牌にも「大岡美濃守忠高」と記されていた。なお、史実では忠相の南町奉行就任よりはるか以前に他界している。 演じる片岡が、第7部クランクイン直前に他界したため、物語上でも他界した設定とされた。第1回では、竹脇演じる伊織の台詞として、忠高のみならず演じていた片岡への敬意を表した追悼の辞とも取れる言葉が述べられた。他にも第7部において、妙や村上、辰三など古くから共演していた登場人物の口から、忠高を偲ぶ話が語られていた。 家族以外からは「御前(ごぜん)」と呼ばれている。三人称としては「柳原の御前」と呼ばれていた。 大岡妙(加藤治子) / 出演シリーズ:第1部 - 第7部、第11部 忠相の母、忠高の妻。北条出羽守の孫娘。どんなときも忠相を信じ、破天荒な夫の言動にも動じない。時には忠相を困らせる夫に抗議することもある。忠高の死後は常に亡き夫を立てた言動をしていた。 忠高(片岡)が他界してからは準レギュラーに退いた。 家族以外からは「柳原の大奥様」と呼ばれていた。なお、第8 - 9部でも、妙は登場しなかったものの、柳原の話は出てくる。 大岡雪絵(宇津宮雅代 / 出演シリーズ:第1部 - 第6部、酒井和歌子 / 出演シリーズ:第7部 - 第8部、平淑恵 / 出演シリーズ:第9部 - 最終回スペシャル) 忠相の妻。第1部の第4話「慕情の人」で初登場。養父は大番頭の吉本作左ヱ門。亡実父市川後楽は吉本家出入りの医師で、長崎にいた頃呑舟の友人だった。なお、史実においても忠宜の母は「市川氏(の娘)」と伝えられている(『寛政重修諸家譜』)。 雪絵も医術の心得があり、伊織にかわって検死をおこなうことも。また、小太刀の腕も確かで、悪人相手にひるむことはない。忠相の許嫁だった亡き千歳(村上の娘、千春の姉)とは瓜二つ。そのことで思い悩んだこともあるが、忠相に「ちとせ殿に瓜二つのあなたをではなく、雪絵という名の女人をかけがえのない人と思うようになっている」と言われ、忠相との結婚を決意する。 どんな事態が起きても夫を信じている良妻の鏡として描かれている。 忠相を陥れる陰謀のために、誘拐されたこともしばしばある。 全シリーズを通して登場した数少ないキャラクターであり、演者が交代しながら全シリーズ登場した唯一のキャラクターでもある。 大岡忠宜(大川辰五郎) / 出演シリーズ:第3部 忠相・雪絵の一人息子。史実では忠相の町奉行就任前に誕生している。
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