御目見得とは? わかりやすく解説

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お‐めみえ【御目見/御目見得】

読み方:おめみえ

[名](スル)

貴人目上の人に会うこと。お目にかかること。「社長に—する」

新しくできたものなどが、初め人々前に姿を現すこと。「近く新車が—する」

歌舞伎などで、俳優初めて、または久しぶり観客の前で演技をすること。初舞台、ある劇場への初出演など。

江戸時代大名・旗本将軍直接お目通りすること。また、その資格。→御目見以上御目見以下

奉公人正式に雇われる前に試験的に短期間使われること。

「たびたび—に出ますが、兎角(とかく)に故障がございまして」〈滑・浮世風呂・二〉


御目見得

読み方:オメミエ(omemie)

まみえること、謁見すること。

別名 御目見


御目見得

読み方:オメミエ(omemie)

新規に奉公する候補男女数人が、奉公先に顔見せにいくこと

季節

分類 人事


御目見

(御目見得 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 04:56 UTC 版)

御目見(おめみえ)とは、江戸時代大名旗本将軍に直接拝謁すること。また、その資格。「上聴」とも呼ばれる。

概要

江戸時代の武士には、どの藩でも藩主にお目通りする資格がある「上士」と、それがない「下士」の区別があった。一般に「侍」(さむらい)と呼ばれたのは前者の方で、後者はかつて戦場でも騎乗の資格がなかったことから「徒歩」(かち)と呼ばれた。

幕府内では、石高一万石未満の徳川家家臣で、総登城や年賀節句など将軍が出御する儀式に参列することが許されている者を「旗本」、そうでない者を「御家人」と呼んだ。また旗本は、規模は小さいながらも実際に知行地をもつ一領主であったことから、庶民からは俗に「殿様」(とのさま)と呼ばれた。一方の御家人は、切米で俸給されたので「旦那様」(だんなさま)と呼ばれた。

江戸城内における年中儀礼の式次第や諸大名の格式をはじめ、故事、旧例、有職、法規などを網羅した注釈書『柳営秘鑑』には、以下の記述がある。

一、那須七家、大關、大田原、蘆野、千本
  福原、伊王野、岡本、但太田原、大關ハ萬石以上、殊ニ大田原ハ城主
  其外、蘆野、福原等每暮參上、三月中頃
  御暇被下、月次(月例)之御禮、御白書院、御勝手ニ
  能有、御目見仕、伊王野、岡本ハ斷絕

近世武家社会において御目見は家督相続に際して嫡子として認められる所作のひとつとなっており、成人の嫡子が存在しても御目見を済まさない場合は家督相続者として認められなかった。

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