外務省職員時代とは? わかりやすく解説

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外務省職員時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:06 UTC 版)

皇后雅子」の記事における「外務省職員時代」の解説

1985年昭和60年6月ハーバード大学卒業する専攻数理経済学卒業論文External Adjustment to Import Price Shocks : Oil in Japanese Trade輸入価格ショック対す外的調節日本の貿易における石油)』。成績優秀な学生贈られるMagna Cum Laudeマグナ・クム・ラウデ優等賞)」を受賞した1985年昭和60年)の卒業生大学全体で1681人であり、「マグナ・クム・ラウデ」を受賞した学生全学年を合わせて55人、雅子在籍した経済学部では3人だった。卒業論文指導教官だったジェフリー・サックス理論経済学者)は、「卒論テーマは、70年代80年代オイルショック後日本の貿易政策で、輸出増やし石油輸入した日本やり方分析した。彼女のコンピューター分析は、特に学部生としては高度なものだった夜遅くまでコンピューターかかりきりだった姿は忘れません」といった評価をした。また、指導したエズラ・ファイヴェル・ヴォーゲル教授(『ジャパン・アズ・ナンバーワン著者)は、「彼女は非常にプロフェッショナルな意識が強い女性で、よく勉強しました」と評している。 1986年昭和61年)、米国から帰国後の4月東京大学法学部第3類政治コース)の3学年外部学士入学する。100名中3名の合格であった雅子皇太子徳仁親王当時)との婚約内定後にこの事を振り返り、「米国残った根無し草になってしまうような気がして日本帰りたかった」と語っている。東大在学中学友には工藤雪枝などがいる。 駐スウェーデン特命全権大使村角泰の娘が外交官になったことに刺激受けて外交官志し同年10月外務公務員上級採用I種試験外交官試験)に合格し外務省入省が決まる。合格者28名でうち女性は3名であった渋谷区広尾公務員官舎居住し始める。 1987年昭和62年)に東京大学中途退学し、外務省入省。「経済局国際機関第二課」に配属された。この頃から東京都目黒区南にある小和田江頭両家二世帯住宅居住し始める。 1988年昭和63年)から外務省研修留学として、オックスフォード大学ベリオール・カレッジ留学(在イギリス大使館付)。国際関係論経済関係論)を専攻し学部長アダム・ロバーツ教授研究室で、日本国防産業軍需産業)や次期支援戦闘機選定問題FS-X問題)についてよ語っていた。その頃より、皇太子妃候補報道され大学にまで日本からのマスコミ押しかける騒ぎとなっており、他の寮生に迷惑になるからと、ホリウェル・マナー寮にはほとんど滞在せずフランス・パリ両親宅(OECD大使邸)にいた。同年7月9日から11日第16回先進国首脳会議(G7ヒューストンサミット)の半導体市場開放問題担当海部俊樹通訳一人としてとともに父子米国出張日米外相会談にも出席したこの年12月にはハワイでの日米経済問題会議にも出席した。また半導体問題外国法事務弁護士問題に関してエキスパートとして知られており、経団連中谷巌若杉敬明共に専門家として招かれ国際企業委員会専門部会で発表する対日直接投資促進」などのレポートは省内だけでなくUSTR米国通商代表部) でも高く評価されていた。 1990年平成2年6月研修留学から帰国7月1日付で「北米局北米二課」に配属された。経済局国際機関第二課配属OECD経済協力開発機構)の担当をしたのは1年4か月北米局北米第2課勤務2年8か月総計して、外務省での職歴5年10か月留学期間を省くと4年)である。配属2日目徹夜業務をこなし、その後徹夜は無いが週に3日帰宅午前様になるなど激務であった当時同僚海部優子によると、日米構造協議最中全員何日徹夜続きスタッフ殺気立ってる中、雅子だけは常に笑顔で「タフな仕事こなしているのにエレガント」だったと語っている。1991年平成3年3月には、スウェーデン首相イングヴァール・カールソン歓迎夕食会通訳で出席同月11日港区外務省飯倉公館行われた米国国務長官ジェイムズ・ベイカー当時外務大臣渡辺美智雄竹下登中曽根康弘会談通訳など、語学力生かして幅広く活躍した

※この「外務省職員時代」の解説は、「皇后雅子」の解説の一部です。
「外務省職員時代」を含む「皇后雅子」の記事については、「皇后雅子」の概要を参照ください。

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