土面

デジタル大辞泉

ど‐めん【土面】

読み方：どめん

縄文時代後期・晩期、粘土で作って焼きあげた仮面。目に孔(あな)があいているものと、孔がなく額につけたらしいものとがある。

歴史民俗用語辞典

土面

読み方：ドメン（ｄｏｍｅｎ）

縄文時代後・晩期の土製品。

国指定文化財等データベース

土面

主名称：	土面
指定番号：	432
枝番：	00
指定年月日：	1988.06.06(昭和63.06.06)
国宝重文区分：	重要文化財
部門・種別：	考古資料
ト書：	北海道千歳市真々地町ママチ遺跡第三一〇号土壙墓出土
員数：	1箇
時代区分：	縄文
年代：
検索年代：
解説文：	ママチ遺跡は、千歳市街の南西約一キロに位置し、昭和四十五年以来、三次にわたって調査が行われた。その結果縄文時代各時期及び擦文時代の膨大な遺構遺物が発見されている。この中で、縄文時代晩期の資料は充実し、竪穴住居跡三基とともに、土壙墓としての性格が明瞭な二六基を含む、合計八〇〇基以上の土壙群が検出された。 　土面は、この土壙群のうちＡＰ三一〇号土壙墓の壙口北西端に、顔面を仰向けた状態で出土した。素焼き土製、頭部右側及び右耳の一部を欠損するが顔面の主要部分は完存する、大形な土面である。今、十一点の破片が接合され、内外面共に灰褐色を呈し、一部に焼成時の黒変があるが、赤彩などの痕跡は認められない。顔面は卵形で、外面はナデ整形が特に周縁部で入念に行われるが、内面整形は粗雑で、指頭によって粘土を抉り取ったような部分をのこす。顔面表現は、スリムで高く盛り上がった鼻を中心に、全体を曲面で構成し、顔の輪郭を段状の低隆帯で画する。また眉は鼻から続く隆帯で表現され、両眼と口は横長、楕円形に粘土を刳り抜いてつくり、口の周囲には隆帯状の唇表現をもつ。上唇に二か所、下唇に一か所、径二～三ミリの円孔が貫通し、上唇と鼻孔の間には人中が明確に表現される。また、下顎の輪郭部分にはその断面に四か所の円孔痕跡があり、顔面周囲の六か所の貫通孔とともに、本土面を特徴づけている。全体的に端正な顔立ちであるが、左右の眼孔の位置には、微妙な高低差がある。 　本遺品のような、周囲に紐通し用と思われる小孔がめぐる土面は、縄文時代後期後半以降、東日本を中心に散見されるが、この中にあって、ママチ遺跡出土の土面は、顔面表現がきわめて写実的であること、出土状態が明確に把握できることなど、注目すべき内容を持っている。また土面としては北海道初見の資料であり、その所属時期が晩期終末にまで降るものとして、他に例を見ない。 　なお、土面を出土したＡＰ三一〇号土壙墓からは、石鏃一本、両面加工の縦型石匙一箇及び不定形石器・剥片類二五二点が出土しており、附として併せて保存を図りたい。

土面

主名称：	土面
指定番号：	163
枝番：	00
指定年月日：	1957.02.19(昭和32.02.19)
国宝重文区分：	重要文化財
部門・種別：	考古資料
ト書：	秋田県北秋田郡二ッ井町麻生出土
員数：	1箇
時代区分：	縄文
年代：
検索年代：
解説文：	縄文時代の資料。

土面

主名称：	土面
指定番号：	249
枝番：	00
指定年月日：	1962.06.21(昭和37.06.21)
国宝重文区分：	重要文化財
部門・種別：	考古資料
ト書：	青森県西津軽郡木造町亀ケ岡出土
員数：	1箇
時代区分：	縄文
年代：
検索年代：
解説文：	縄文時代の資料。

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考古資料：

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隠語大辞典

土面

読み方：どべた

1. 密淫売婦。或は贓物を隠匿すること。犯罪証拠物件を湮滅することを云ふ。

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「土面」の例文・使い方・用例・文例

• アルゼンチンは国土面積が日本の７倍以上ありますが，人口は4000万人で日本の規模の３分の１しかありません。