エミシの村民
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:50 UTC 版)
カヤ エミシの村の娘。アシタカを「兄様」(一族の中の年上の男子という意味)と呼ぶが実の兄妹ではなく、里公認のアシタカの許嫁だった。アシタカが村を出て行く際には、エミシの乙女が変わらぬ心の証しとして異性に贈るならわしのものである玉(黒曜石)の小刀を贈った。仲間とともにタタリ神となったナゴの守に襲われて危機一髪だったところを、アシタカに守られる。 村の掟でアシタカの見送りをしてはいけないが、掟を破って罰を覚悟で見送りし黒曜石の小刀をアシタカに渡している。後にこれはアシタカがモロの子を通してサンに贈った。 オープニングタイトルの土面 (カヤが後にアシタカの子を出産して、子孫がアシタカ伝説を誇示するために作った土面) は、アシタカがシシ神を倒したという伝説になってしまうが、シシ神を倒したのではなくサンと共にシシ神に首を返還しシシ神 (デイタラボッチ) 自身が朝日を浴びてしまって消滅してしまい、後にアシタカはタタラ場で暮らしたのでアシタカ伝説という形態で故郷の村に伝わり、一つ目の角の文様の意味で製鉄業に携わる者は高温のまばゆい光で片目を失うとされており、製鉄業を意味する一つ目とシシ神を意味する大カモシカの角の形態が融合したものだとする説がある。[要出典] ヒイ様 エミシの隠れ里の老巫女であり、村をまとめている。タタリ神になったナゴの守に対して塚を作って埋葬する。 石や木片などを並べてまじないで吉凶を占う。タタリ神の呪いを受けたアシタカを占い、西で不吉なことが起きているので西へ向かうよう告げる。 村の衆にアシタカを救ってくれないかと懇願されるが、呪いはヒイ様の力でもどうにもならずナゴの守の死体内から出てきたタタリ神になる原因になった石火矢のつぶてをアシタカに手渡し、掟に従って見送りなしで旅立つよう言い渡した。 ヒイ様自身がアシタカにとっても直系の血族の先祖である可能性が極めて高く、実の先祖である母または祖母または曾祖母または高祖母である可能性が高いとされ、アシタカの正式名称は「アシタカ彦(ひこ)」と彦がつくので、彦は古代の王子(次期指導者)の意味であり、呪いのせいで村を出た際は彦が取れてアシタカとなっているという説がある。[要出典]村の最高指導者であるヒイ様の直系の子孫がアシタカ彦(次期王子)であるという説もある。 年齢的に母であれば閉経など女性としての妊娠生殖能力的にギリギリ程度であるが、祖母ないし曾祖母ないし高祖母であれば高齢でも無理なく説明できるとされ、ヒイ自体が曾祖母 (ひいおばあさん) の曾(ひい)を意味するので、村人全体の曾祖母であるヒイ様の一族で村を形成し、アシタカもヒイ様のひ孫の1人という説もある。[要出典]
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