医療法人汐友会 海診丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:57 UTC 版)
「海の上の診療所」の記事における「医療法人汐友会 海診丸」の解説
以下の説明では便宜上、海診丸を「船」として記載する。 瀬崎 航太(せざき こうた)〈29〉 演 - 松田翔太 年配者から若年層まで、あらゆる年代の女性に優しい態度を見せるフリーランスの外科医。ある事情で自分を追い掛け続ける女性・輝から逃れようと、自身の嫁探しを兼ねて、離島での医療に携わろうと海診丸に着任した。的外れに見える診療や、治療に必要と思われる薬を出さない方針に、看護師の戸神からは着任早々医師としての資質に疑念を持たれる。それでも、医師として確かな知識と腕前を持つため、結果として患者の症状の治癒につながっている。 停泊する島々で診察などを通じて若く美しい独身女性(マドンナ)と出会うたびに、「マドンナと結婚したい」との思いが強いあまり、他の乗員を前に「今日限りでこの船を降りて島で暮らします」と宣言してしまう。しかし、「マドンナ」に婚約者がいることが分かったり、さまざまな事情で「マドンナ」と別れたりすると、「もう船を降りるなんて言いません。これからは治療に専念します」と言いながら船内で激しく落ち込む。そのような行動を繰り返すうちに、「海診丸にずっといたい」と思うようになったが、さまざまな事情が重なったために自分の意思でいったん下船。(第十話)しかし、他の乗員たちの計らいで、やがて再び海診丸に戻った(最終回) 。 医者を目指したきっかけは、学生時代に一目惚れした初恋の人が入院中に担当医といい関係になったのを目撃したため。 戸神 眞子(とがみ まこ)〈23〉 演 - 武井咲 看護師。初対面で風呂上がりの姿をたまたま航太に見られたことから、彼に向かっていきなり跳び蹴りを食らわすという「最初の最悪の出会い」を経験する。その後は、航太の突発的な意味不明な行動に振り回されながらも、事あるごとに彼の頭をスリッパではたいて諌めている。このようなやり取りを繰り返すうちに、航太と両想いの関係になった。 プリンが大の好物。他の乗員や顔馴染みの患者・島民からは、「眞子ちゃん」という愛称で呼ばれるほど可愛がられている。ただし、かつて「尾道のシェリー」とあだ名され警察から目を付けられるほどの不良少女だった名残で、怒らせると怖い。また、道理に合わないことがあると、自分より年上の人間であっても手厳しい言葉を投げ掛ける。 看護師を目指したきっかけは、学生時代に自転車ごと海に落ちた際に手当てをしてくれた海診丸の看護師に憧れたためである。最終話のラストで、相思相愛が分かってキスをねだる航太にキスをしてあげた。 三崎 昇(みさき のぼる)〈21〉 演 - 福士蒼汰 看護師。航太に海診丸のスタッフを紹介する手書きのメモを渡すなど、航太の着任直後から好意的に接する。 日内 晃(ひうち あきら)〈37〉 演 - 荒川良々 事務長で、海診丸の最高責任者として、半年間の医師募集の末に着任した航太を引き留めようと手を尽くす。事あるごとに船内の経費の使い方などに目を光らせる一方で、船を運営する病院の幹部には頭が上がらない。 院内で船の運営を停止する方針が検討されるようになってからは、運営を続けるために上層部の命令で、やむなく航太へ解雇を通告。しかし、航太の下船後に解雇の事実が他の乗員へ知れ渡ったために、難しい対応を迫られる。 内村 葵(うちむら あおい)〈39〉 演 - 藤原紀香 内科医。晃の妻で、夫のことを「晃君」と呼ぶ。日常の会話はもっぱら大阪弁。夫婦共通の趣味として、船内で社交ダンスを楽しんでいる。船内で晃との第1子を身ごもってからも、体調に留意しながら診察を続ける。 山中 カルロス 洋平(やまなか カルロス ようへい)〈30〉 演 - 植野行雄(デニス) ブラジル出身の航海士。宮母島への停泊中に、航太を追っていた輝と遭遇したことで、彼女に一目惚れしてしまう。 前島 邦宏(まえじま くにひろ)〈32〉 演 - 土屋裕一 機関長。仕事のかたわら、料理をテーマに海診丸のブログを運営している。 海藤 剛(かいとう たけし)〈48〉 演 - 寺島進 船長兼料理長。「花園の暴走機関車」と呼ばれた元ラガーマンで、子だくさんの父親。航太が「今日限りでこの船を降ります」と口走るたびに、送別会を開こうとする。その一方で、海診丸のブログに対するアクセスランキングの動向を気にしている。
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