劇場版ゲスト
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「HERO (2007年の映画)」の記事における「劇場版ゲスト」の解説
蒲生 一臣 演 - 松本幸四郎 刑事事件無罪獲得数日本一を誇るヤメ検の弁護士。大藪の依頼を受け梅林の弁護人となる。ハーバード大学のロースクール出身で鍋島とは同期の間柄。検事時代は「被疑者と徹底的に向かい合う」という久利生と似通った信条を持って仕事をしていたが、多くの冤罪者を生みながら自分の保身しか考えない検察に失望し、検事を辞め今に至る。論理と確たる証拠を重視する主義で、久利生の立証を難なくかわして逆に追い詰めていく。 なお、論理と証拠を重視する主義ながら、久利生が韓国へ行ってまで集めてきた梅林の犯行の証拠をあくまで「このような証拠は、彼が罪を犯した証拠と呼ぶには脆弱だ」と頑なに否定しており、蒲生本人は本質的には論理や証拠以上に検察への強い失望から「検察から貧弱な証拠を元に犯罪事件の被疑者と思い込まれている者は、だからこそ無実である」と決めつけている様子が垣間見える。 花岡 練三郎 演 - 森田一義 山口県下関市出身の衆議院議員で元国土交通大臣。利権政治家で久利生とは滝田の事件で因縁がある。鴨井産業先代社長の強固な反対に遭って断念したが、かつて虹ヶ浦の海を埋め立てようとしたため、虹ヶ浦の住民から相当嫌われている。ドラマの特別編時(このときは名前のみの登場で、顔は一切登場しなかった)から特捜に贈収賄疑惑で目を付けられているが、法務大臣に指揮権を発動させて特捜の動きを封じる。その後久利生の証人尋問の召喚により、梅林の証人として出廷し、久利生と直接対決する。 カン・ミンウ 演 - イ・ビョンホン(友情出演) 韓国・釜山地方検察庁の検事。36歳という若さで主任検事を務めるエリートで雨宮曰く「イケメン検事」。久利生の捜査に協力する予定だったが麻薬密売組織の元締めのイムの捜査で多忙なため、彼の代わりに自身の事務官であるキムを捜査に任せることになる。雨宮がイムとその仲間に襲われた際にイムを抑えるために駆けつけた。後に久利生と雨宮の関係に影響を与える一言「그 여자 놓지 마세요(ク ヨジャ ノチ マセヨ)」(彼女を離すなよ)と発言する。 キム・ヒョンウ 演 - ペク・ドビン 韓国・釜山地方検察庁の事務官でカン検事の部下。日本語ができるため久利生や雨宮の捜査を手伝わされ二人に振り回されるが次第に理解を深めていく。 東山 克彦 演 - 眞島秀和 東京地検特捜部の検事で黛の部下。黛の命令で久利生を監視していたが久利生に見抜かれる。 河野 桜子 演 - MEGUMI 6年間海外へ留学している間に浮気した婚約者をレンガで殴り、傷害容疑で送検された女性。取調べ中、6年間も放って置かれた挙句に怪我をした婚約者に同情的な雨宮に非難される。 郷田 秀次 演 - 古田新太 梅林の傷害致死事件発生当日に寂しさから自転車のサドルに火をつけ続けていた連続放火犯。取調べで自分の話を聞いてくれる担当の江上に懐き、1日1件しか自供しないため江上や末次を手こずらせる。実は裁判を左右する重大な証拠を持っている。 芝山 良子 演 - 奥貫薫 芝山の妻。芝山の浮気癖に愛想を尽かし離婚裁判を起こす。 芝山の娘 演 - 山崎汐音 写真と声のみの登場。芝山から溺愛されているが、最近は芝山からの電話をウザがっている。 黒川 ミサ 演 - 鈴木砂羽 芝山の離婚裁判の妻側の弁護士。 梅林 圭介 演 - 波岡一喜 傷害致死事件の被疑者。芝山の前では罪を認めていたが裁判が始まると一転して無実を主張する。花岡のアリバイの証人でもある。 里山 裕一郎 演 - 山中聡 傷害致死事件の被害者。結婚を数日後に控えていたが些細なことから梅林に暴行され転倒し、その際に後頭部を縁石に強打し、その傷が致命傷となり死亡する。 松本 めぐみ 演 - 国仲涼子 傷害致死事件の被害者、里山裕一郎の婚約者。里山の死を引きずっていたが、何度も足を運んできた久利生により少しずつ立ち直るようになる。 柏木 節子 演 - 長野里美 傷害致死事件の第一通報者。自宅近くで起こった放火の現場へ向かう途中に事件を目撃する。裁判でも証言するが蒲生に信憑性が無いとやり込められてしまう。 川島 雄三 演 - 伊藤正之 自動車解体工場の工員。裏で車の不正輸出を行っており、犯行時に梅林が乗っていたワゴン車を韓国のイムという男に処分させた。 通販番組のナレーション 声 - 佐藤アサト・古賀慶太・阪井あかね 通販番組の吹き替えナレーター。 桂山 薫 演 - 岸部一徳 久利生が担当する傷害致死事件の裁判官。 黛 雄作 演 - 香川照之 東京地検特捜部の検事。花岡練三郎の贈収賄疑惑を追うが、1954年の造船疑獄以降発動されることがなかった法務大臣の指揮権発動を受け、捜査を断念し無念の臍をかむ。梅林の事件に花岡が証人として関わっているため、久利生には何としても裁判で勝ってもらいたいが、小さい事件に全力で取り組む久利生以下城西支部の面々のやり方を理解できない。
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