共生と関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 05:52 UTC 版)
「ワシズ -閻魔の闘牌-」の記事における「共生と関係者」の解説
鷲巣 巌(わしず いわお) 主人公。1890年生まれ、年齢は推定58歳。コンサルタント会社「共生」の社長。元・特別高等警察所属。 目的は敗戦し焦土と化した日本の再建。IQ200以上とも噂される頭脳、物事に動じない胆力など多くの超人的能力を有する。凄まじい身体能力の持ち主で、軍人を一撃で倒したり、鋼鉄を打ち砕くほどの腕力の持ち主。「いざという時に頼れるのは己の肉体」と隼には説いており、共生でも筋肉トレーニングを行っている。また、音楽を上流階級のたしなみとしており絶対音感まで備えている。 性格は基本的に狂的なほど冷酷かつ不遜で、『自分を見下すものは神と言えど気に食わない』との旨を述べている。一方で出会った多くの者を魅了するカリスマ性の持ち主。自分に罵声を浴びせた報復というだけで職業野球に参戦するなどかなりの負けず嫌いでもある。原作では「賢明な男が老境に入り狂い出した」とされていたが、相手を殺しこそしないものの、敗者に多大なペナルティを化す拷問趣味を持っている。 命掛けの勝負で危機に瀕しても常に冷静だが、それは鷲巣にとっては人が地球を決して踏み外さないのと同じく、最後には必ず自身が勝利するという確信に由来する。また、死が怖くないとは言えないが、それ以上に命掛けの勝負が楽しいとも語っている。 朝鮮戦争の特需などを利用し莫大な財産を築き上げるも、日本を裏から支配する組織・元老院の策略により共生社長の座を失う。しかし、一から再び巨額の財産を築き上げ元老との直接対決に勝利、元老に成り代わり日本を裏から支配するようになった。 隼(ハヤブサ) 先見の明を持つ株屋の青年。元・特攻隊所属。通り名の由来は彼が当時パイロットを務めていた一式戦闘機・隼から。 リーゼントが特徴。日本の敗戦、手塚治虫の大成などを見抜き、特攻隊時代は発炎筒を使って乗機の整備不良に見せかけ、見事に生き残った。有望な建設会社の株を賭けワシズと麻雀を打つ。後に鷲巣のカリスマに心酔し、彼の元に降った。 麻雀は鳴きによる速攻が得意。基本的に頭脳明晰であるもののワシズには及ばず、敵の挑発に乗って不利な行動を取るなど精神的に未熟な部分がある。 原作における鷲巣と赤木しげるとの勝負で、鷲巣をサポートする鈴木その人である。 本部長 氏名不詳。ワシズの右腕と呼ばれる青年で、「本部長」と呼ばれる。 詳細な個人情報は明かされていないが、借金により身柄を拘束した少年を平然と痛めつけるなど、ワシズの右腕に相応しく冷酷さをたまに見せることがある。『天下創世闘牌録』ではひげを生やしている。 文学(ぶんがく) 氏名不詳。京都大学卒。一度読んだ本はページ数から文章の内容まで暗記できる驚異的な暗記力を持っている。 北海道にある龍神の炭鉱で炭鉱夫をしていたが、ワシズ軍団にスカウトされ炭鉱を出ることが出来た。その後共生に入社し、ワシズの部下になり、経理などを担当していた。 しかし海賊潮流編では、暗記力が仇となりスリーピングブックの真の意味、そして事件の真の黒幕がワシズであることに気付いてしまい、共生を離れた。だが彼にとって本当に恐ろしかったのは、ワシズの底なしのカリスマ性とそれに引き込まれている自分であった。2009年では老齢のホームレスになっており、未だに鷲巣の幻影から逃れられていない。 角栄 急進派の代議士。ワシズの力を後ろ盾に強行な政治改革を進めていく。ワシズと共に談合やニュータウン計画を推し進め日本復興の礎を築くが、日本を裏で操っている存在(後に元老院と判明)により計画はとん挫し、ワシズに裏から国政を動かす存在について伝える。
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