共生する植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 04:19 UTC 版)
外菌根を形成する主な植物としては、マツ科、ブナ科、カバノキ科など温帯以北の主要な森林構成樹種の他、東南アジア熱帯雨林の林冠構成樹種であるフタバガキ科のいくつかの属、南半球のユーカリおよびナンキョクブナが挙げられる。バラ科やマメ科にも外菌根性樹種がある。日本ではゴジアオイまたはシスタス(キスタス)の名で知られるハンニチバナ科や、ニュージーランドで蜜源植物として「マヌカハニー」のもととなるギョリュウバイ Leptospermum scoparium J.R. et G.Forst. も外菌根性である。なお、本州以南における主要造林樹種であるスギやヒノキは温帯の造林木としては例外的にアーバスキュラー菌根性である。 外菌根性植物のほとんどは樹木であるが、一部は草本である。外菌根性草本を含む属としては、カヤツリグサ科のヒゲハリスゲ属 Koblesia、クサトベラ科の Goodenia、ブルノニア科の Brunonia、タデ科のイブキトラノオ属Bistorta(例えばムカゴトラノオ)が知られている。
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