わ‐ごん【和▽琴/×倭▽琴】
読み方:わごん
日本の弦楽器の一。神楽・東遊(あずまあそ)びなど、雅楽の日本古来の歌舞に用いる6弦の琴。多くは桐(きり)製で、長さ約190センチ。柱(じ)はカエデの枝をそのまま用いる。右手に持った琴軋(ことさき)(長さ7センチほどの鼈甲(べっこう)製の撥(ばち))と左手の指で弾く。やまとごと。あずまごと。
やまと‐ごと【大‐和琴/×倭琴】
琴
(倭琴 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 02:08 UTC 版)
琴(きん/こと)とは、日本の伝統楽器。日本で「こと」と呼ばれる楽器は、(1)琴(きん)、(2)箏(そう)、(3)和琴 (わごん)、(4)一絃琴(須磨琴)、(5)二絃琴(八雲琴)がある。(1)琴(きん)と(2)箏(そう)は混同されることがあるが、両者の違いは、(1)琴は弦を押さえる場所で音程を決めるが(和琴は柱を使う)、(2)箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節することである。いずれも、指にはめた爪(ピック)または指(あるいは手の爪)で弦を弾いて音を出す[1]。
- ^ (1)琴(きん)と(2)箏(そう)は古くから混用・誤用があり、(2)「箏」の字が常用漢字に含まれなかったためにさらに混用が進んでいる。
- ^ a b 田中 2003, pp. 126–127.
- ^ 『古事記』において仲哀天皇が琴を弾いて神託をする場面があるが、出土する琴を弾く人物埴輪も男子であり、文献や出土遺物から考えると、古代では男子が用いた呪具とも捉えられる。
- ^ 世界最古の弦楽器か 3000年前、青森の遺跡から
- ^ 福山琴(ふくやまごと) - 福山市、2016年4月1日閲覧。
- ^ 記・紀においても、「娘を送り込み、弓弦を切らせる」、「偽りの和睦をして、敵の弓弦を切らせる=武装解除をさせる」戦法があり、内容が日本風に改められていることがわかる。
- ^ 「宇志丸」、すなわち名前に「○○丸」を用いることからも、中世神話とわかる。
- 1 琴とは
- 2 琴の概要
- 3 琴に関連する伝説
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