佐野支店
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「ジェイアールバス関東佐野支店」の記事における「佐野支店」の解説
2003年3月に開業した佐野プレミアム・アウトレットへの新宿からのアクセスとして、新宿~鹿沼・宇都宮間で運行されていた「マロニエ新宿号」を活用すべく2004年7月28日に現在の支店付近に佐野プレミアム・アウトレット停留所が設置され、停車を開始した。当初はプレハブの待合室と高速バス利用者駐車場しかなかったが、次第に利用者が増加し、2005年10月には当地を経由し、東京駅と足利駅を結ぶ「足利わたらせ号」も新たに開設され、運行本数増加と供に佐野新都心(サザンクロス佐野)バスターミナルが建設され、2007年1月16日に稼働を開始した。同社が運行する高速バスマロニエ新宿号・マロニエ東京号が成長を続ける中、東北自動車道佐野藤岡ICにも近く、東北道を走行する高速バスの新たな運行拠点として佐野新都市バスターミナル隣接地に2009年11月1日に開設された。東京支店が備える高速バスの運行管理基地の代替機能を備える(高速バスの運行管理業務は同年11月13日より開始。1・2階はバスの整備場と検査場、3階は事務・研修施設、4階は乗務員の休憩施設となる。大型車両の整備場として最新鋭の設備を備えた。敷地内には機械式洗車場、自家給油所を併設する。同社では、東北自動車道沿線にある白河支店、西那須野支店、宇都宮支店、古河支店(当時)の高速バス業務を段階的に佐野支店に集約し、効率化を図っている。あぶくま号や那須・塩原号、新宿~伊勢崎線、新宿~静岡線なども担当しており、マロニエ新宿号や東京号とのネットワーク行路が組まれている。ネットワーク行路のため、東京支店の車両を使用したり、他支店の乗務員が佐野支店に乗務することもある。佐野支店の乗務員が乗務して東北道を運行する一部の便では佐野サービスエリアで乗務員交代が行なわれている。行路数が多いため、古河営業所や宇都宮支店、西那須野支店などの乗務員がしばしば助勤に来ている。佐野支店の整備工場では傘下の古河営業所以外にも東京支店や宇都宮支店などの車両の重整備や車検も担当しており、二階建てバスから小型バスまで多彩な車両がやってくる。佐野支店構内での車両の洗車、給油、清掃の業務はジェイアールバステックに委託している。 2013年6月には支店に併設される形で「安全研修センター」が設立された。同センターで使用する高速バス対応「訓練専用車」は支店に駐車しており、研修や訓練では佐野支店の車両も使用している。 佐野市のブランドキャラクターである「さのまる」のラッピングがされた高速バス「さのまるザ・レインボー」を2015年1月18日より佐野支店が担当する路線で首都圏各地へ運行している。現在は2台がラッピングされている。 2019年5月14日には佐野市との間で公共交通や観光振興、定住促進に関する包括連携協定を締結した。協定締結で今後さらに幅広い連携を図っていく。同年8月27日には包括連携協定事業第一弾として「JRバス関東親子バス車庫見学会」が支店構内にて開催された。さらに同年12月14日には佐野支店開設10周年記念イベントにてさのまるラグビー衣装お披露目式が行なわれた。 2020年4月1日より佐野市が運営していた生活路線バス「さーのって号」の田沼葛生線、植下高萩線、犬伏線、運動公園循環線の4ルートの運行受託を開始した。 佐野市では移住・定住策の一環として、JRバスで都内に通勤、通学する人に一律月5千円の奨励金を支給する支援事業を2019年10月より開始している。 2019年の台風19号では、JR両毛線において栃木市を流れる永野川が増水するなどし、足利―栃木間の14カ所で盛り土が流出するなどの被害が出た。そのため、代行バスが運行され、他支店とJRグループのバス会社(北海道、東北、西日本、中国)を中心に全国から応援車両や乗務員が駆けつけ当支店を拠点に代行バスや佐野市のボランティアバスを運行した(代行バスは2019年11月10日まで運行)。ジェイアールバス東北では代行バス車両1輌の提供とともに代行バス運行期間中のマロニエ新宿号1往復の運行を肩代わりした。また、ジェイアールバステックとジェイアール東海バスでは東名ハイウェイバスの一部の便を、西日本ジェイアールバスではグランドリーム金沢号の全区間の運行を肩代わりして代行バスの要員捻出に協力した。 佐野支店には貸切登録車も2台配置されているが、車両の世代交代があっても常に古参となった高速車を貸切登録に変更し、高速バスと貸切バスを兼務する形としているため、貸切専属車両が配置されたことがない。 本支店の職員数は75人(うち女性4人)である(2019.10.17現在)。 2020年4月1日現在、28台(高速車22台、一般車4台、貸切登録車2台)が配置されている(佐野市からの委託車両は除く)。
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高速車・貸切車 支店開設当初は宇都宮支店などからの転属車が中心であったが、その後は新車(三菱ふそう・エアロエース、日野・セレガ)も導入されている。以前は日産ディーゼル・スペースアローも配置されていたが、現在は在籍していない。 2010年10月1日より、マロニエ新宿号およびマロニエ東京号が同社管内の高速バス路線で初めてSuica・PASMO対応となったため、所属車両にはカードリーダーが設置されている。 貸切車は貸切専属車両の配置はなく、古参の高速車2台が貸切登録に変更され、貸切・高速兼用で使用されている。 コミュニティバス 受託以前から使用していた日野・ポンチョ2台と日野・リエッセ1台、さらに受託開始時に中古購入してきたいすゞ・エルガミオ3台が配置されている。全車Suica・PASMO対応のため、カードリーダーが設置されている。
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