代表的な和妻とは? わかりやすく解説

代表的な和妻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 09:43 UTC 版)

和妻」の記事における「代表的な和妻」の解説

胡蝶の舞 白い半紙破ってをつくる。これに扇子で風を送ると、紙でできているはまるで生きているかのように空中を舞う。新たにをもう1匹つくってつがいで飛ばせ夫婦)、さらにこの2匹扇子で風をあてると紙吹雪が舞う(千羽胡蝶)。 この和妻は『神仙戯術』でそれらしきものがすでに紹介されており、『続懺悔袋』には合理的な説明がしてある。 初代柳川斎が「の曲」として完成させ、現在は帰天斎派と一陽斎派の2つ伝承されている。「胡蝶の舞」は一陽斎派、「浮連(うかれ)の」「の曲」が帰天斎派での呼称となっている。 パスポート取得第一号としても知られる隅田川浪五郎海外公演披露し日本代表する手品ひとつとして知られた。 袖玉子 着物の袖のような形をした袋から卵が出現した消失したりする。主に女性演じられていた。 エッグ・バッグの日本版考えられるヒョコ 紙でできた人形ひとりでに動くという術。1755年の『仙術夜半楽』で取り上げられている。 お椀と玉 3つ4つお椀お手玉を使う。お椀巧みに返しながら玉を隠すが、玉は出たり消えたり移動したりする。最後に大きな玉が現れるいわゆるカップ・アンド・ボールの日本版考えられるお椀返し呼ばれる動作ところどころ行われるのが特徴連理の紙 和紙12片に切り分けるが、それらが瞬時にしてつながる。元通り1枚の紙に戻るのではなく御幣状につらなった形になる。そのあとつながった紙を分裂させ、さらにそれらを紙吹雪変化させる手順もある。 釜抜け術 1729年の『続たはふれ』に掲載されている。10代前半の子供を釜に入れて鍵をかけ、さらに風呂敷で包む。しかし、開けてみると子供は釜の中から消失しており、同じことを再び繰り返すとまた出現する同様の脱出術として葛篭抜けがあるが、これは『盃席玉手妻』に解説されている。 扇子玉子 エッグ・オン・ファン日本版考えられる。 『神仙戯術』には、吹紙鶏子(すいしけいし、ふいてかみをけいしとす)として解説されている。 紙うどん 白紙折って燃やし燃えかすを手に握って空中投げると何本もの白い糸変化して広がる。それをたぐりよせて空の小鉢入れを注ぐとうどんに変化する。『珍曲たはふれ』に記されている。 天狗の豆隠し 小豆を3粒用意する。ひとつ取り上げて口で湿らせ、手で握ると消失。同じことを繰り返し2つ目の小豆も消す。今度消した2つ小豆1つずつ出現させる1742年の『神仙秘事睫』(しんせんひじまつげ)で解説されている。 また、1粒の大豆を5粒に増やす術が『仙曲続たはふれ』に記されている。 柱抜き 現代でも演じられるサムタイ」と同様の現象両手親指同士を紐か針金できつく縛るが、なぜか貫通して両手の間に入れてしまう。さらにまた外したりする。松旭斎天一演技がよく知られている。 水芸 水からくり応用京都大阪に元と成るからくり存在し大阪博多小蝶曲独楽水からくり取り入れた 呑馬術 生きた馬を飲み込む幻術浄瑠璃、「難波丸金鶏伏見京の段に塩の長次郎の話がある。また江戸奇談絵本百物語出てくる長次郎はこの話を参考作られ江戸奇談なり手品とは関係がない。 呑馬術剣呑み、火吹きなども唐代中国幻術演目である(武林旧事より) 西鶴豪華蒔絵天理図書存在している、歌舞伎研究に残る呑馬術演じ方資料一魁斎京次郎保管

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