代表的な医薬品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 13:55 UTC 版)
「ステロイド系抗炎症薬」の記事における「代表的な医薬品」の解説
プレドニゾロンやベクロメタゾン、ベタメタゾン、フルチカゾン、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン等がある。それぞれ作用持続時間および強度が異なるが、プレドニゾロンは中間的な持続時間・強度を示し、臨床においても用いられることが多い。鉱質コルチコイド作用は副作用の浮腫に関与しておりこれが強いほど浮腫が出やすい。デキサメタゾンは鉱質コルチコイド作用が極めて少ないため浮腫は起りにくいとされている。半減期が長いものは副腎抑制が強いと考えられている。その点ではデキサメタゾンは副作用が強いと考えられる。また半減期は薬効に関係することがある。ステロイド代謝が亢進した場合、半減期の短いものでは効果が不十分であるが、同力価の半減期の長いものに変更すると十分な抗炎症作用が得られることもある。 合成ステロイド剤の種類(内服・注射など全身投与に適用)商品名ステロイド成分名ステロイド種類ヒドロコルチゾンを1とした力価半減期(hr)分類コートリル ヒドロコルチゾン コルチゾール 1.0 8 - 12 短時間作用型 ソルコーテフ コハク酸ヒドロコルチゾン サクシゾン プレドニン プレドニゾロン プレドニゾロン 4.0 12 - 36 中時間作用型 プレドニゾロン メドロール メチルプレドニゾロン 5.0 ソルメドロール コハク酸メチルプレドニゾロン レダコート トリアムシノロン トリアムシノロン 24 - 48 ケナコルトA トリアムシノロンアセトニド オルガドロン デキサメタゾン デキサメタゾン 25.0 36 - 54 長時間作用型 デカドロン リンデロン ベタメタゾン ベタメタゾン
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