代表的な助詞・助動詞とは? わかりやすく解説

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代表的な助詞・助動詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 08:52 UTC 版)

八戸弁」の記事における「代表的な助詞・助動詞」の解説

代表的な助詞助動詞を下に掲げる。 ~すけ、~すけぇ この語は南部弁圏で使用される。「~から」(理由)という意味である。この語のルーツ関西地方用いられる~さかい」という語が変化したのであるとされている。 例1)「わぁ、今から映画さ行ぐすけ」(俺、今から映画見に行くからね) 例2)「9時だすけ出るべ」(9時になったから出発しよう) ~だじゃ、~じゃ これは、津軽下北南部で共通に使用されるもので「~だ」という意味である。肯定文命令するときにも用いられる。より強い口調表現する場合は「~だじゃ」なども使用される例1)肯定「暇だじゃ。散歩さ行って来るじゃ」(暇だなぁ。散歩行って来るよ) 例2)命令場合静かにしろじゃ」(静かにしろよ) 例3)否定(強い口調)「わがねじゃ!」(ダメだ!例4)命令場合(強い口調)「いい加減にしろじゃ!」(いい加減にしろよ!) ~たっきゃ、~だっきゃ これも、津軽下北南部で共通に使用されるもので「~でしょ」という意味である。 例1)「さっき言ったっきゃな」(さっき言ったでしょ) ~たっけ、~たっけぁ、~たっきゃ 「~したら」という意味である。 例1)「朝起きたっきゃ、喉痛ぇじゃ」(朝起きたら、喉が痛いよ) ~ごった 「~だと思う」という推測の意味である。 例1)「よなが、雨降るごった」(夜中雨が降ると思う) ~たって 「~けれども」「~といっても」という意味である。 例1)「買い物さ行ぐったって、はぁ時間ねぇべな」(買い物に行くといっても、もう時間ないじゃん) ~べ 東北地方北関東中心に広い範囲使用される助動詞である。勧誘疑問用いられる例1)勧誘文「早く行ぐべ」(早く行こう例2)疑問文「あれどごさ行ったべな」(あいつどこに行ったかな) ~さ 東北地方中心に広い範囲使用される。「~に、~へ」と同様である。 例1)「さ、まんまけでやれ」(に、エサをあげてやれ) 例2)「コンビニさ行ってくるじゃ」(コンビニ行ってくるね) ~ば 津軽下北南部で共通に使用されるもので、「~を」と同様である。 例1)「荷物こっちゃ持ってこぉ」(荷物をこちらへ持って来て) ~さる、~さんない 「書かさる」・「寝らさる」・「押ささる」・「録音ささる」等のように用いる。共通語直訳した場合「~できる」となるが、厳密には、生物以外の物に対す使役動詞可能形と、一般可能形中間の性質を持つ助動詞である。否定場合は「~さらない」若しくは~さんない」となる。仮に、「このペンは書かさらない」という文を共通語訳した場合「このペン書けない」となる。しかしそれでは、ペン書けない理由ペンを使う側にあるのか、それともペンそのものにあるのかが判らない。そこでこの方言を用い「このペンは書かさらない」と表記した場合には、ペンそのもの原因があり(例えインク詰り等)、書くこと不可能だという意味になる。このようにこの助動詞によって、共通語では表現できないこと判りやすく表現することができる。この語は津軽南部下北、および北海道などでも広く使われている。 例1)「FAX送らさんねーじゃ」((FAX本体側に問題があり)FAX送れないよ) 例2)「壁に寄っかかったスイッチささった」(壁に寄りかかったら(自分意思反して偶然的に)スイッチ押されてしまった(スイッチ押してしまった))

※この「代表的な助詞・助動詞」の解説は、「八戸弁」の解説の一部です。
「代表的な助詞・助動詞」を含む「八戸弁」の記事については、「八戸弁」の概要を参照ください。

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