主要な少数言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 10:13 UTC 版)
世界のどこにおいても公用語とされていない言語の最大コミュニティーは以下の通り。パンジャーブ語:話者8,800万人、パキスタンとインドで地域言語の地位。 ジャワ語:話者8,000万人、スリナムで地域言語の地位。 マラーティー語:話者9,000万人、インドで地域言語の地位。 呉語:話者7,700万人、公的地位なし。 広東語:話者7,000万人、香港とマカオで地域言語の地位。 北京官話、呉語、広東語以外の中国語方言:閩語(6,000万人)、贛語(2,000万〜5,000万人)、客家語(3,400万人)、湘語(3,000万〜3,600万人)- 中国語の変種(en:Variety of Chinese)も参照。 シンド語:話者6,000万人、パキスタンとインドで地域言語の地位。 グジャラート語:話者5,000万人、インドで地域言語の地位。 マイティリー語:話者5,000万人、インドで地域言語の地位。 パシュトー語:話者4,500万人、アフガニスタンとパキスタンで地域言語の地位。 クルド語:話者1,600万〜2,600万人、イラクで地域言語の地位。 マラヤーラム語:話者3,500万人、インドで地域言語の地位。 カンナダ語:話者3,500万人、インドで地域言語の地位。 ボージュプリー語:話者3,500万人、かつてはインドで地域言語の地位を認める過程でヒンディー語の方言とされていた。 オリヤー語:話者3,000万人、インドで地域言語の地位。 スンダ語:話者2,700万人、インドネシアの西ジャワ州で地域言語の地位。 オロモ語:話者2,500万人、エチオピアとケニアで地域言語の地位。 セブアノ語:話者2,000万人、フィリピンの中部ビサヤ地方で地域言語の地位。 ハウサ語、ヨルバ語、イボ語それぞれ2,000万人近く話者がおり、ナイジェリアの主要言語、三つとも地域言語の地位、どれも多数言語の地位ではない。 チワン語:話者1,400万人、広西チワン族自治区で地域言語の地位。 アッサム語:話者1,300万人、インドで地域言語の地位。 マドゥラ語:話者1,300万人、公的地位なし。 ベルベル語:話者1,000万人、公的地位なし。 ロンバルド語:話者900万人、公的地位なし、イタリア語の方言として扱われる。 ウイグル語:話者800万〜1,000万人、新疆ウイグル自治区で地域言語の地位。 ナポリ語:話者800万人、公的地位なし、イタリア語の方言として扱われる。 バローチー語:話者800万人、パキスタンのバローチスターン州で地域言語の地位。 イロカノ語:話者800万人、フィリピンのイロコス地方で地域言語の地位。 ヒリガイノン語:話者700万人、フィリピンの西ビサヤ地方で地域言語の地位。 ミナンカバウ語:話者700万人、公的地位なし。 クリオ語:話者600万人、事実上シエラレオネの国語、しかし公的地位なし。 ビリー語:話者600万人、インドで公的地位のない最も大きな言語コミュニティー。 シチリア語:話者500万人、公的地位なし。 ガリシア語:話者300万人、スペインのガリシア州で公用語。 ミャオ語:話者400万人、公的地位なし。 イディッシュ語:話者300万人、ロシア連邦ユダヤ自治州で地域言語の地位。 現代アラム語:話者200万人、公的地位なし。 彝語:話者200万人、公的地位なし。 アメリカ手話:50万人から200万人の手話の使い手、多くの州が教育目的で外国語としているほか、学校における教育言語としている州もある。 どの国においても多数派ではないが、公用語の地位を与えられている国がある言語は以下の通り。タミル語:話者7,000万人、スリランカとシンガポールで公的地位、インドで地域言語の地位。 アムハラ語:話者2,500万人、エチオピアで公的地位。 クルド語:話者2,200万人、イラクでは公的地位、内、2,000万人以上の話者のトルコでは公的地位なし。 アフリカーンス語:第1/第2言語話者1300人/基礎知識のある人1,600万人、南アフリカで公的地位。ナミビアでは地域言語とされる。 ケチュア語:話者1,000万人、ボリビアとペルーで公的地位。 カタルーニャ語:話者700万人、アンドラで公的地位、スペインのカタルーニャ州、バレアレス諸島州、バレンシア州(バレンシア語)で公用語、アラゴン州、フランス、イタリアで地域言語の地位。 マオリ語:ニュージーランドの人口の4.2%、ニュージーランドで公的地位。 国語の地位にある言語で、多数派によって話されている国があるが、重要な少数言語コミュニティーがある国で認められていないものは以下の通り。ロシア語:ロシアで公用語、ベラルーシとカザフスタンでそれぞれベラルーシ語、カザフ語以外の公用語、ウクライナ、エストニア、ラトビアでは公的地位がない(後者2国では25%以上を占めている)。 ハンガリー語:ハンガリーで公用語、セルビアのヴォイヴォディナ地方でいくつかある公用語のひとつ、ルーマニア(144万7544人の話者、人口の6.7%)、スロバキア(52万人の話者、人口の約1割)、ウクライナ(17万人の話者)では公的地位なし。 ルーマニア語:ルーマニア、モルドバで公用語、セルビアのヴォイヴォディナ地方でいくつかある公用語のひとつ、セルビア(25万人から40万人の話者と見積もられる) )、北西ブルガリア(1万0566人の話者と見積もられる)、ウクライナ(7万8300人の話者と見積もられる)では公的地位なし。
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