世界遺産登録へ向けた動きとは? わかりやすく解説

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世界遺産登録へ向けた動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 15:52 UTC 版)

富岡製糸場」の記事における「世界遺産登録へ向けた動き」の解説

詳細は「富岡製糸場と絹産業遺産群」を参照 片倉工業富岡工場旧富岡製糸場)を閉業した後も一般向けの公開をせず、「売らない貸さない壊さない」の方針堅持し、維持管理専念した富岡製糸場巨大さゆえに固定資産税だけで年間2000万円その他の維持・管理費用含めると最高で1年間1億円以上かかったこともあるとされるまた、片倉修復工事をするにしてもコスト抑えることよりも、当時工法復原することにこだわったという。こうした片倉取り組みがあったればこそ、富岡製糸場良好な保存状態保たれてきたとして、片倉貢献はしばしば非常に高く評価されている。 富岡製糸場操業停止受けて市民レベルでもその価値伝えてこうとする学習会富岡製糸場を愛する会」が、当初細々したものではあったが、1988年発足した。この団体継続的に活動しており、特に活発な市民団体とされている。 富岡市取り組みでは今井清二郎市長在任中1995年 - 2007年)が、ひとつの大きな画期となっている。今井市長就任前から富岡製糸場強い関心抱いており、市長になると片倉工業との交渉開始したそんな中2003年平成15年)に群馬県知事小寺弘之富岡製糸場について、「ユネスコ世界遺産登録するためのプロジェクト」を公表した翌年12月には県知事市長片倉工業社長三者での合意成立し富岡製糸場富岡市寄贈されることとなった土地有償売却建物無償譲渡)。2005年平成17年9月30日付け富岡市寄贈され翌日からは市(富岡製糸場課)が管理行っている。 2005年平成17年7月14日付で「旧富岡製糸場」として国の史跡指定され2006年平成18年7月5日には1875年明治8年以前建造物重要文化財に、2014年12月10日にはその一部国宝指定された。2006年には毎日新聞社記念事業ヘリテージング100選」に選出され2007年11月30日には経済産業省から、近代化産業遺産のひとつ「『上州から信州そして全国へ』近代製糸業発展歩み物語富岡製糸場などの近代化産業遺産群」の構成遺産認定された。 文化庁2006年2007年に、全国地方自治体から世界文化遺産追加提案候補公募した際には、群馬県富岡市、および他の7市町村共同で「富岡製糸場と絹産業遺産群 - 日本産業革命原点」を提案した。これは2007年1月30日に「富岡製糸場と絹産業遺産群」として、日本の世界遺産暫定リスト記載された。いわゆる近代化遺産暫定リスト加えられたのは、これが初めてである。その後富岡製糸場以外の構成資産候補何度も見直されたが、2012年8月23日国際連合教育科学文化機関 (UNESCO) の世界遺産センターに正式推薦されることが決定し2013年1月31日正式な推薦書世界遺産センター受理された。日本の世界遺産として産業遺産推薦されるのは、石見銀山遺跡とその文化的景観2006年推薦2007年登録)以来、2例目のことである。 2013年9月25日から26日にかけて、世界遺産委員会諮問機関である国際記念物遺跡会議 (ICOMOS) から派遣され中国国立シルク博物館館長の趙豊が、現地調査行なった。この現地調査踏まえ2014年4月26日未明日本時間)に「登録」の勧告ICOMOSから出された。この勧告基づいて同年6月第38回世界遺産委員会正式に登録された。

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世界遺産登録へ向けた動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/04 05:34 UTC 版)

金瓜石鉱山」の記事における「世界遺産登録へ向けた動き」の解説

金瓜石鉱山には、開設当時精錬施設地下坑道鉱山事務所日本人宿舎など建造物そのままの形で残っており、重要な近代化遺産である。 現在、台湾政府では、金瓜石鉱山とそれに関連する集落を、世界遺産登録する取り組み進められている。2003年行政院文化建設委員会文化資産管理準備室において、「水金礦業遺址」(Shuei-Jin-j-Jiou Mining Sites)として世界遺産推薦することを了承し台湾の世界遺産候補のうちの1つ加えられた。

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