世界遺産登録への経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 21:17 UTC 版)
政令指定都市となった堺市では、大仙陵古墳を含む「百舌鳥古墳群」を、ユネスコの世界遺産に登録する計画が持ち上がった。しかし、大仙陵古墳は皇室用財産であり、登録条件である「当該国又は地方の法令による確実な保護管理を担保すること(日本では文化財保護法に基づく国宝や特別史跡、自然公園法に基づく国立公園など)」を満たしていない。この点については、宮内庁、文化庁、大阪府、堺市等関係機関が協議継続中である。 2008年9月26日、仁徳天皇陵を含む百舌鳥古墳群・古市古墳群が世界遺産の国内暫定リストに追加された。 2019年(令和元年)5月14日、ユネスコの諮問機関「イコモス」は、前年9月に行った現地調査などの結果、世界遺産への「登録が適当」とする勧告をまとめた。 2019年7月6日、ユネスコは第43回世界遺産委員会において、日本が推薦する大阪府堺市の仁徳天皇陵古墳を含む「百舌鳥・古市古墳群」を世界文化遺産として登録することを決定した。令和最初であり、大阪府下でも初の世界遺産登録となる。
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