メカ次元の侵略者
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「ゴールドライタン」の記事における「メカ次元の侵略者」の解説
イバルダ大王 声 - たてかべ和也 メカ次元の独裁者。メカ次元に歪みが生じ、そこからメカが集って誕生した。これが自分の正体だと様々な戦争写真を背景に展開しており、コインの裏の存在、いわゆるメカ次元におけるアンチテーゼといえる存在である。猫のようなロボットペットをかわいがっている。度重なる部下の失敗に業を煮やしているが、本当は部下思いであるようだ。戦闘能力は凄まじく、一度はゴールドライタンを窮地に陥れたこともあるほど。第41話では大魔神に潜んでゴールドライタンと戦った時、マグマに落ちたが耐性があった為死ななかった。第49話では、アクドスをウヨッカー達に作らせるが、アクドスが力の論理をふりかざした為、「アクドスが自らや3人の部下にとっても危険」と判断して倒した後、もう一度ゴールドライタンと戦った時、鋭利な爪を使って貫手を見舞って相打ちとなった後、ゴールドライタンのゴールドフィンガークラッシュで頭を真っ二つにされ爆死した。死の間際に決して滅びることなく再び現れることを言い残している。時折部下たちにイバルダ三原則を復唱させているが、この原則はアイザック・アシモフのロボット三原則を一部変更したものである。イバルダ三原則 第1条:全てのメカニズムは人間に危害を加えねばならない。 第2条:全てのメカニズムはイバルダ大王に従わねばならない。 第3条:第1条、第2条に反しない限り、全てのメカニズムは自己変革せねばならない。 ウヨッカー 声 - 飯塚昭三 右の陣の将。直情的な性格で日本刀を武器とする。正攻法を信条とし、最前線で指揮を執ることも多く、自ら剣を振るって闘うこともあった。同時に機械らしい融通の利かない面も併せ持ち、クリスタマンによる作戦が失敗した際には臆面もなくイバルダ大王にもう30年の時間が必要と言い放ったために叱責されている。その性格から派生作品ではギャグキャラクターにされることもあり、当時発売された塗り絵ではアイスクリームにされる姿も描かれている。最終話ではミスターメカXやマンナッカーと共に次元列車スリーXに乗り込んでメカ次元に乗り込み、ミスターメカXを援護したが、ヒロが次元列車スリーXの機銃でミスターメカXの左目を撃った時に爆発が発生し、これによって消滅した。 サヨッカー 声 - 長堀芳夫(後の郷里大輔) 左の陣の将。白髪にモノクルという出で立ちで知略に優れ、卑劣な作戦で社会生活を混乱させるのが得意。どちらかと言えば後方で指揮を執るタイプだが、前線で戦うことも多かった。功を焦ってミスをする傾向がある。第21話ではスペースサンダー作戦の趣旨を無視して、都市爆撃よりもゴールドライタンを倒す事を選んだり、第51話ではマッシュルーム装甲師団を勝手に動かしたりした事が典型例。特に後者では脱出の際、ヒロまでメカ宮殿に連れ込んでしまい、ミスターメカXの命令でヒロを始末しようとしたが、ヒロに腹を蹴られた際、自分の剣で腹を貫き致命傷を負った。次元列車スリーXに乗って死のうとしたが、ミスターメカXから、爆発するメカ宮殿と運命を共にする様言われ、事実そうなった。 マンナッカー 声 - 幸田奈穂子(現・幸田直子) 中央の陣の将。冷静かつ冷徹な性格で、人間社会の仕組み(例えば地下鉄)や人間心理(例えばパズル博士が作った玩具、クリスタルパズラー)、メカ次元の仕組み(例えばレインボーロード)を逆用するのが得意。サヨッカー同様、社会生活を混乱させる。 ミスコンに参加するため、人工皮膚をつけてマンナカ・メカ子なる美女に変装したことがある。スパイとしてヒロ達に近づいたこともあった。 忠誠心を自負しており、「誰にも負けない」とイバルダ大王に言った程。しかし、第48話でヒロの手と自分の手を電子手錠で繋ぎ人質として利用した際、自分が設計したジャイロゲッターの標的となってしまい、一緒に逃亡することを余儀なくされる。道中でヒロに助けられ、また自身も無意識にヒロを助け返したことから、心の中に迷いが生じ、思いやりや連帯感といった感情が芽生えていく。最終話ではウヨッカーからヒロを庇った。その際、彼の刀で腹を貫かれたものの、メカ次元からの侵略者の中では唯一生き残る。 「自分達は思いやりや連帯感がなかったから負けた」と呟き、わんぱくレンジャーやライタン軍団等に別れを告げて、最後はどこかへと去っていく。なお最終話のサブタイトル「さらばライタン軍団」は彼女のセリフから取られている。 ミスターメカX 声 - 西村知道、一部の回ではたてかべ和也 変身能力や憑依能力を持っており、イバルダ大王を背後で操っていた真の黒幕。第30話の最後にシルエットのみで登場し、第49話ではメカペットに憑依し、イバルダ大王が倒された時に出現した。第50話ではコンピューライタンに化け、捕えたコンピューライタンを囮に使って、ライタン軍団やヒロ達を火山島で始末しようと企んだ。自ら作戦を立ててマッシュルーム装甲兵団や次元列車スリーXを作戦用に作り、計画を部下に説明する程、果断である。これだけでなく、イバルダ大王と違って冷酷で、本来マッシュルーム装甲師団をウヨッカーに率いさせるつもりであるにもかかわらず、勝手にこの装甲師団で出撃したサヨッカーに対し非情な言葉を放ち、そのまま見捨てる程。その正体は龍のような怪物である。イバルダ大王の影であり、メカ次元が存在する限り再びイバルダ大王とミスターメカXが生まれてくるという。赤い龍や黒い龍等に変身できるが、特に黒い龍に変身した時、魔法陣を作って残虐な儀式を行える。目が弱点である。
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