ポトマック軍とゲティスバーグとは? わかりやすく解説

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ポトマック軍とゲティスバーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 03:13 UTC 版)

ジョージ・ミード」の記事における「ポトマック軍とゲティスバーグ」の解説

フッカーゲティスバーグ方面作戦リー追跡しているときにポトマック軍指揮官辞任した1863年6月28日早朝エイブラハム・リンカーン大統領使者到着しミードフッカー後任指名することを伝えたミード驚き撃たれ、後に妻に宛てて士官彼のテント入って来て彼を起こしたとき、軍隊内の政治的な力が働いて逮捕されるのだと思ったと書いた。ミード積極的に指揮官職を求めていなかったし、大統領最初に選んだ者でもなかった。ポトマック軍ミードより上位にある4人の将軍のうちの一人ジョン・F・レイノルズは、先に大統領からの任官提案受けて断っていた。レイノルズゲティスバーグの戦い初日戦死したミードメリーランド州フレデリックのプロスペクトホールで指揮官職を受けたリー北バージニア軍ペンシルベニア州侵攻しており、元軍団指揮官ミードはその軍隊残り部隊配置すら殆ど情報無かった。わずか3日後、1863年7月1日から3日ゲティスバーグの戦いミードリー軍と対した。この戦いで北軍勝利南北戦争行方決め転回になった考えられている。この戦い7月1日南軍歩兵北軍騎兵ゲティスバーグで偶然遭遇して戦い及んだ結果として、ほとんど意図しないままに始まった1日目終りまでに、北軍の2個軍団がほとんど壊滅したが、防御適した陣地確保していた。ミード残り部隊ゲティスバーグ急行させて、巧妙にその部隊防衛戦に就かせ、その左翼右翼および中央への激し攻撃迅速に対応しピケットの突撃呼ばれるリー軍の中央への破滅的な攻撃へと集約させた。 この3日間、ミードジョン・F・レイノルズウィンフィールド・スコット・ハンコック少将のような有能な部下巧みに用い彼等大きな責任持たせたミード評判にとって不幸なことに、彼はフッカーから引き継いだ政治的な操縦者をうまく扱えなかった。第3軍団指揮官ダニエル・シックルズミード参謀長ダニエル・バターフィールドは、ミード指揮官として決断勇気疑問呈し戦後困難さ残した。シックルズはミード前任者ジョセフ・フッカー忠実だったので、またゲティスバーグでは激しく言い争ったので、ミードに対して個人的な復讐劇展開した(シックルズの第3軍団指揮官として甚だし命令不服従は、北軍にとって戦闘の、またその後の戦争大半損失だった)。アメリカ合衆国議会両院戦争遂行委員会急進派共和党ミードがカパーヘッド(北部南北戦争休戦推進派)ではないか疑い指揮官から辞めさせようとしたが徒労終わったゲティスバーグ大きな損失を蒙ったリー軍はバージニア州撤退したミードリー軍の撤退中に攻撃的に追撃しなかったことで、リンカーンその他の者に批判された。ある時点で、北バージニア軍膨れ上がったほとんど越せそうにないポトマック川を背にして非常に脆弱な時があったが、ミード効果的な攻撃組織できた時にはすでに、強力な防御陣を構築できていた。リンカーンはこのことで戦争終わらせる機会失った考えた。それでもミード正規軍准将昇進を受け、議会感謝状では、「...ゲティスバーグ反乱軍古参兵部隊をラッパハノック川を越え撃退し打ち破り後退させ、破壊しまた士気喪失させた巧み英雄的な武勇対し、(ミード)とポトマック軍士官と兵士を」賞賛した。 1863年秋残り作戦シーズンであるブリストー方面作戦やマインラン方面作戦では、敵の塹壕に篭った防御陣に対す攻撃躊躇ったために、ミードリー翻弄され小規模決着付かない戦闘のあとで撤退したミード有能外見上は謙譲な男だった。ただし、戦争中出した妻への手紙では自分自我大望忌み嫌っていることを示唆している。ロンドン新聞記者ミード付いて、「彼は非常に見栄えのよい男である。背が高くほっそりしており、いるだけで指揮官風貌があり、その所作楽しく気楽であるが、強い尊厳がある。彼の頭は一部はげており、小さくまとまっているが、額は高い。ウェリントン公爵のような鼻をしており、その目は深刻で悲しみ湛えたような表情を生み、やや沈んでおり、あるいは鼻の曲線隆起からそのように見える。彼は間違いなく洗練された者であり目だった外観である。」と表現したミード短気さは悪評を生み、同僚大半からは尊敬されいたものの、軍隊から愛されていたとは言えない。「のろわれ年取ったぎょろ目カミツキガメ」と呼んだ者もいた。

※この「ポトマック軍とゲティスバーグ」の解説は、「ジョージ・ミード」の解説の一部です。
「ポトマック軍とゲティスバーグ」を含む「ジョージ・ミード」の記事については、「ジョージ・ミード」の概要を参照ください。

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