プレー山
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プレー山(プレーさん、仏: Montagne Pelée)は、西インド諸島のなかのウィンドワード諸島に属するマルティニーク島にある活火山。名称は『はげ山』の意味。1902年に大噴火を起こし、当時の県庁所在地だったサン・ピエールを全滅させた。その結果、約30,000人が死亡、20世紀の火山災害中最大であったことで知られる。モンプレー(Mont Pelée)とも呼ばれる。
- ^ 以上の4山の表記は『理科年表』2006による。
- ^ 噴出した火山灰もしくは崩壊した火山の山体が、マグマに由来する大量の水蒸気や、山頂部の雪が熱で溶けて生じた水などと混じって泥状になって流れ下る現象。
- ^ 金子史朗 『世界の大災害』 三省堂新書 1974年
- ^ 英語版Ludger Sylbaris(ルッジャー・ジルバリス)にAugust Cyparis or Louis-Auguste Cyparis は噴火で助かった後サーカスen:Ringling Bros. and Barnum & Bailey Circusに入団したことと、"Ludger Sylbaris was actually the stage name he adopted in later life。"(ルッジャー・ジルバリスは後の人生におけるステージネーム(芸名)である。)と記述されている。
- ^ ジェームズ・コーネル 『世界の大災害』(本蔵義守訳 講談社 1977年)によれば、彼は門番と特別巡査の職に就き、サン・ピエールの廃墟を訪れた旅行者を案内して回ったという。
- ^ 噴火後のモルヌ・ルージュ
- ^ 守屋以智雄 『火山を読む』 岩波書店、1992年、ISBN 4000078216。
- ^ 今泉忠明『絶滅野生動物事典』、角川ソフィア文庫、2020年、305~307頁
- ^ “Volcanoes and Forests of Mount Pelée and the Pitons of Northern Martinique” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2023年12月19日閲覧。
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