ネオン‐ランプ【neon lamp】
ネオン管
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/03 00:05 UTC 版)
ネオン管(ネオンかん、neon tube)とは、ガス放電管の一種で、封入ガスとして100 - 1,000Pa(0.001 - 0.01気圧)のネオンガスを用いたもの。冷陰極低圧放電灯でもあるために冷陰極管とも似た特性を有する。ネオンガス中のグロー放電に認められる陽光柱および負グローの橙赤色の発光現象を利用し、各種照明器具や表示用に用いられることが多い。
- ^ 小野博之. “レアガスの世界へようこそ”. 東京ガスケミカル. 2013年12月2日閲覧。
ネオンランプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 15:46 UTC 版)
鉄、あるいはニッケルでできた電極を1mm程度の間隔を取って配置し、ガラス管に収めたものを、ネオンランプという。グロー放電時に、負極表面全域に張り付くように現れる負グローの発光を用いる。発光効率は0.3lm/Wとかなり悪い。電極の形状は単なる棒状のものを平行に並べただけのものから、円盤状、あるいは文字その外様々なものがある。単なる表示ランプから、インテリアとしての照明用、古くは電極を数字の形状にした電極を多数まとめてガラス管に封入した、情報表示用のもの(ニキシー管)もある。 点灯時の電流は1mA程度。放電開始電圧は70V程度、放電停止電圧は60Vで、典型的なS形負性抵抗を持つため、点灯には安定器が必要だが、点灯時の電流が非常に小さいため、通常単なる抵抗(AC100V用で33kΩ、AC200Vで150kΩ)で代用される。 負性抵抗を利用し、非常に単純な弛張発振回路を作って明滅させたり、ノコギリ波発生回路として利用されることもあった。具体的にはネオンランプと並列にコンデンサを接続する(発振回路#ネオン管発振回路)。 近年、パイロットランプとして用いられる単純な電極形状のものは順次発光ダイオードに置き換えられつつある。ただし電源電圧が高い場合は、発光ダイオードでは電流制限抵抗の電力損失が大きいため、ネオンランプが用いられることも少なくない。 よく電化製品の異常表示ランプなどでは正常にもかかわらず微放電をすることがある。これは200V回路などで両側が非接地極の場合に起こる。片方は操作回路の電源、もう片方は保護機器の接点などに接続してある場合保護装置までの配線と機器のケースなどアースされた物との間に電線被覆を介してコンデンサが形成されネオンランプに対地電圧が印加されるため起こる。 対策としてネオンランプにコンデンサ (0.1μF) か抵抗 (100kΩ) を並列に接続すると解消する。
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