グロー放電とは? わかりやすく解説

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グロー‐ほうでん〔‐ハウデン〕【グロー放電】

読み方:ぐろーほうでん

低圧気体中の冷たい電極間に起こる放電電流密度小さいのが特徴ネオンサイン蛍光灯グローランプなどに利用


グロー放電

読み方グローほうでん
【英】glow dischange

グロー放電とは、密閉され空気圧の低い管の中に一対電極を置き、直流電圧流し込んでいくと、一定の電圧超えたところで放電現象発生するという性質現象のことである。

グロー放電は、真空状態における二つ電極電子気体衝突させ、ガス励起して発光させる仕組みとなっている。ガスの種類によって発光する色は様々に変わる。なお、グロー放電を発生させている間に電流増加させると、アーク放電呼ばれる放電現象移行するという特性をもっている。


グロー放電

グロー放電は冷陰極放電現象一種で、特徴としては、陰極からの電子放出機構が主でイオン衝突及び光電効果 による二次電子放出である。

グロー放電

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/31 09:40 UTC 版)

グロー放電(グローほうでん)とは、冷陰極管において電流密度とガス圧が低いときの発光(グロー、glow)を伴う定常的な放電のこと。


  1. ^ Fridman, Alexander (2011). Plasma physics and engineering. Boca Raton, FL: CRC Press. ISBN 978-1439812280 
  2. ^ Principles of Electronics By V.K. Mehta ISBN 81-219-2450-2
  3. ^ a b Fridman, Alexander (2012). Plasma chemistry. Cambridge: Cambridge University Press. p. 177. ISBN 978-1107684935 
  4. ^ Konjevic, N.; Videnovic, I. R.; Kuraica, M. M. (1997). “Emission Spectroscopy of the Cathode Fall Region of an Analytical Glow Discharge”. Le Journal de Physique IV 07 (C4): C4-247-C4-258. doi:10.1051/jp4:1997420. ISSN 1155-4339. https://hal.archives-ouvertes.fr/jpa-00255576/document 2017年6月19日閲覧。. 
  5. ^ Csele, Mark (2011). “2.6 The Franck-Hertz Experiment”. Fundamentals of Light Sources and Lasers. John Wiley & Sons. pp. 31-36. ISBN 9780471675228. https://books.google.com/books?id=xQfKWwvH42kC&pg=PA31 


「グロー放電」の続きの解説一覧

グロー放電

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 08:25 UTC 版)

放電」の記事における「グロー放電」の解説

グロー放電(英語:Electric glow discharge)は低圧気体中の持続的な放電現象である。電極間空間への荷電粒子供給が、正イオン負極への衝突の際に起こる二次電子放出(γ作用)と負極正極間を移動する電子による気体分子電離(α作用)によるものである。電流増加するアーク放電遷移する放電管封入されガスの種類によって、いろいろな色に発光する放電構造気体種類圧力放電管形状などにより変化する陰極側から並べて陰極降下部(アストン暗部陰極グロー陰極層)、クルックス暗部陰極暗部からなる陰極グロー複数認められる場合もある)、負グローファラデー暗部陽光柱陽極グロー陽極暗部などの構造認められる

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「グロー放電」を含む「放電」の記事については、「放電」の概要を参照ください。


グロー放電

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 06:28 UTC 版)

イオン源」の記事における「グロー放電」の解説

グロー放電は、低圧ガス電流を流すことにより形成されるプラズマである。ガスを含む真空チャンバー内の2つ金属電極間に電圧印加することにより作成される電圧ストライキング電圧呼ばれる特定の値超えると、ガスプラズマ形成する。 デュオプラズマトロンは、ガスイオン化するために使用されるプラズマ生成するカソード熱陰極または冷陰極 )で構成されるグロー放電イオン源一種である。デュオプラズマトロンは、正または負のイオン生成できる。デュオプラズマトロンは、二次イオン質量分析 、イオンビームエッチング、および、高エネルギー物理学使用される

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「グロー放電」を含む「イオン源」の記事については、「イオン源」の概要を参照ください。

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