ダラ・アマデュラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 21:00 UTC 版)
「古龍種 (モンスターハンターシリーズ)」の記事における「ダラ・アマデュラ」の解説
別称:蛇王龍(じゃおうりゅう)/(亜種)蛇帝龍(じゃていりゅう) 登場作品(原種):MH4/MH4G 登場作品(亜種):MH4G 作品中の分類:古龍目蛇龍亜目アマデュラ科 全長:約44039.7センチメートル/全高:(上半身)約8226.5センチメートル/脚裏のサイズ:約1273センチメートル テーマ曲:千剣に巣食う者(前半戦)/逆鱗に抗う者(後半戦) 作中において、遥か太古の逸話や伝説に名を残し、悠久の時を生きてきたという巨大な古龍。体長は44039.7センチメートルに達し、その大きさは作中に登場するモンスターの中で最大級である。大蛇のように長い胴体を持ち、短い四肢を備える。鋼皮という薄く柔軟な皮が何十枚にも重なって構成された外皮の上に、剣鱗という刃のように鋭利な鱗を持ち、更に背部は扇刃と呼ばれる発達した巨大なヒレ状の鱗に覆われている。また、骨格は莫大な自重を支えるために、渦巻骨という捻じれた形状の頑強なものとなっている。尾はガラガラヘビのようになっている。舌は通常の蛇と違い三叉に分かれている 生態は謎に満ちており、「圧倒的なインパクトを持たせるため、縛りを設けたくない」として公式設定も脱皮に関する事など必要最低限のものしか存在していない。その巨体のため移動するだけで地形が削れて地殻変動などが起き、開発コンセプトも「地形と一体化しているような、動くだけで地形が変わるような巨大な蛇のモンスターを作る」事を原点としている。生態的な特徴の一つとして、青白い炎のように輝く正体不明のエネルギーを司る。また、「凶星」と呼称される青白い結晶状の隕石を呼び寄せる能力を持つ。ダラ・アマデュラが出現した地帯一帯には、煌々とした光が一帯を照らす、雷雲が発生する、地面や山が抉れる、大規模な地形変動が続発するなどの異常現象が起きる。 作中においては太古から目撃情報自体はあり、劇中の舞台として登場するシキ国周辺の「天空山」はかつてダラ・アマデュラが暴れたために山が削れて異様な地形になった。にも関わらずギルドが把握していなかった理由は、人智を越えた巨体のために生物として認識されていなかったからであるとされている。作中では、大規模な地形変動などからダラ・アマデュラの存在が判明し、ダラ・アマデュラの大規模移動に際して起きる被害は、いずれ人間の活動領域までおよぶとの予測が立ったことから、プレイヤーに討伐依頼が発生するというシナリオになっている。 討伐クエストは専用フィールドの「千剣山」で行われる。非常に巨大なモンスターのため、ターゲットカメラのアイコンは頭部と尾部の2つに分かれる。戦闘時はフィールドの地形を崩壊させつつ縦横無尽に動き回り、噛みつく、尾で薙ぎ払う、口から青白い光の弾を射出して吹き飛ばすなどの攻撃を行う。また、ヘビのように舌を出し入れしており、この際に舌に触れると麻痺状態になる。時々、山に巻き付くことがあるが、この時にダラ・アマデュラの背に乗ることができ、背中や頭部を直接攻撃できる。怒り状態になると胸部が発光し、この時に胸部に接近すると体力を徐々に削られる。また、大量の凶星を隕石のように降り注がせる。稀に凶星が爆発せず地面に埋まった状態でフィールドに残存する場合があり、この石を採掘することで「凶星の破片」という素材を入手できる。戦闘が進むとダラ・アマデュラの行動パターンが変化し、直線状に放出した青白いブレスで薙ぎ払い攻撃を行うようになる。 MH4Gでは亜種が登場する。設定上では生物学的亜種ではなく、原種が脱皮した直後の姿であり、ムービーでは脱皮の様子が描写されている。鱗が金色に変化しているほか、扇刃や鉤爪を高温で赤熱化させる能力が加わっており、一部の攻撃の後にフィールドの地面を一時的にマグマ化してハンターへのダメージ地帯に変化させる。赤熱化は、脱皮直後ゆえに新陳代謝のバランスが悪く、体温が異常に上昇する部位が生まれているためという設定である。それ以外の攻撃パターンは原種と変わらないが、各所の部位が赤熱化していないと攻撃が通らない。 「ダラ・アマデュラ」という名前はアッカド語が由来であり、「ダラ」は「塔」、「アマデュラ」は「鎧」という意味である。
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