ダライアスツインとは? わかりやすく解説

ダライアスツイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/09 14:01 UTC 版)

ダライアスツイン
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 スーパーファミコン (SFC)
開発元 タイトー
発売元 タイトー
プロデューサー 西角友宏
高橋章二
ディレクター 山崎こうじ
デザイナー 山崎こうじ
プログラマー みなみやすたか
おぐらみつお
のぐちじゅんいちろう
音楽 相澤静夫
美術 宮永佳祐
川石徹
斎藤慎
わきたよしひろ
シリーズ ダライアスシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 8メガビットロムカセット
発売日 199103291991年3月29日
1991111991年11月
199304221993年4月22日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
その他 型式: SHVC-DT
SNS-DT-USA
SNSP-DT-EUR
テンプレートを表示

ダライアスツイン』(DARIUS TWIN)は、タイトーが発売したシューティングゲーム1991年3月29日スーパーファミコン用ソフトとしてリリースされた(後年にリリースされた他機種版については、本項にて後述)。

概要

タイトースーパーファミコン参入第1弾ソフトで、タイトルに「ツイン」を冠し当時のコンシューマダライアスで唯一の2人同時プレイを実現している。2人同時プレイ時は1Pが赤、2Pが青、1人プレイ時は緑のシルバーホークを操作する。

ゾーンが少なく(全12ゾーン)、全7ラウンド構成。ラウンド2、4、5、6では2つのラウンドから選択する。A~Lまでのゾーンのうち最終ゾーンはLゾーンのみだが、それまでに通過したルートによってエンディングが変わる。また、シリーズ伝統だった5機の敵編隊を全滅させて、その敵一体分の得点が10倍になる編隊ボーナスもカットされた。

パッケージイラストには何故かゲームに登場するボスを差し置いて、『サイバリオン』(1988年)や後の『ダライアスフォース』(1993年)に登場するザンディックが描かれている。

設定

ストーリー

ベルサーにより死の星と化したダライアスを脱出したプロコとティアット。それから数千年後、二人の子孫達は惑星オルガを中心とした銀河連邦を築いていた。

だが、その平和もダライアスを拠点として結集されたベルサー連合軍の侵攻によって破られた。

遥かな時を越え、シルバーホークが発進する。

ステージ構成

ゾーンB、C、Lには、2体ボスがいるのが本作の特徴である。そして、D、J、Kゾーンには中ボスは登場しない。最終面のLではそれまでの中ボスが全登場となる。

本作はそれまでのシリーズの永久パターン防止キャラのヤズカ・タカーミィがパワーアップアイテムをくれるキャラになっているので、ボスは時間切れになると逃げていく。

面数 ゾーン名 中ボス 中ボスモチーフ BGM ボスBGM コードナンバー ボス ボスモチーフ
1 A
RILAIR
(海岸地帯)
PRETTY FIN
プリティフィン
(可愛い鰭)
エンゼルフィッシュ A Flashing Dual Hawk Hysterical Field HH02 KILLER HIGIA
キラーヒジア
(開かれる死)
アジ
2 B
DANTO
(宇宙空間)
STRANGE SHARK
ストレンジシャーク
(奇怪な鮫)
サメ Doubt Lines EP30
QU10
EMPEROR FOSSIL
エンペラーフォスル
(化石皇帝)
QUEEN FOSSIL
クイーンフォスル
(化石女王)
シーラカンス
C
KOLOBA
(宇宙空間)
3 D
LANKUS
(都市地帯)
(不在) Silent Diagonal BD4Z DEMON SWORD
デーモンソード
(悪魔の剣)
イカ
4 E
PADI
(山岳地帯)
DEATH BALL
デスボール
(死の球体)
フグ Cloudy Blast OON1 DUAL SHEARS SP
デュアルシェアーズ SP
(超対鋏)
アメリカザリガニ
F
REAR
(山岳地帯)
5 G
NARUKINI
(暗黒ガス帯)
HARD CAP
ハードキャップ
(硬き蓋)
ヤドカリ Logical Crustacean ZZ1O DARK CORONATUS
ダークコロナタス
(闇の冠)
タツノオトシゴ
I
KARUDO
(暗黒ガス帯)
H
SABIA
(海底基地)
Indigo ASP7 RED MIST
レッドミスト
(赤い霧)
タコ
6 J
NOEMU
(浮遊基地)
(不在) Rodeo Diver MX04 FULLMETAL SHELL
フルメタルシェル
(超金属殻)
タイマイ
K
HOROLAIN
(浮遊基地)
Boss7 GG0D HYPER GREATTHING
ハイパーグレートシング
(壮大な偉大なる者)
マッコウクジラ
7 L
DARIUS
(宇宙空間)
(全中ボス) Final Interceptor LC40


FH10
SUPER ALLOYLANTERN
スーパーアロイランタン
(超絶なる大灯り)
GREAT TUSK
グレートタスク
(偉大な牙)
アンコウ


セイウチ

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 ダライアスツイン 2006年5月18日[1]
Windows タイトー アイレボ ダウンロード
(i-revo)
- - 現在はi-revoサービス終了により
Windows(PC)ではプレイ出来ない
2 ダライアスツイン 201004132010年4月13日
Wii タイトー タイトー ダウンロード
バーチャルコンソール
- - 2019年1月31日 配信・販売終了
3 ダライアスツイン 201610122016年10月12日
Wii U タイトー スクウェア・エニックス ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- - 2023年3月28日 配信・販売終了
4 ダライアスツイン 201902282019年2月28日
Nintendo Switch エムツー タイトー ゲームカード - - ダライアス コズミックコレクション特装版に収録(SNES版も同時収録)

音楽

BGMの作曲は相澤静夫(現・有限会社サウンドウェイブ代表)が、サウンドプログラムをZUNTATA古川典裕)が担当。なお、Kゾーンのハイパーグレートシング戦のみアーケード版ダライアスのBoss Scene 7が流れる。

本作はスーパーファミコン(SFC)本体発売後の初期にリリースされた作品でもあり、そのような諸般の事情からサウンドはモノラルとなっている。その後、海外でSNES用にリリースされた版ではステレオ音声となっている(上の表に記載したSwitch版『ダライアス コズミックコレクション』移植版には、SFC版とSNES版が両方とも収録されている[2])。

効果音は一部『ダライアスII』(1989年)のものを流用している。

スタッフ

  • エグゼクティブ・プロデューサー:上野崇男
  • プロデューサー:西角友宏、高橋章二
  • プログラマー:みなみやすたか、おぐらみつお、のぐちじゅんいちろう
  • キャラクター・デザイナー:宮永佳祐、川石徹、斎藤慎、わきたよしひろ
  • サウンド・エディター:古川典裕、POCHI
  • サウンド・ソフトウェア:NAO.NEKO
  • ゲーム・チェッカー:坂東清、Y.NAKAMURA
  • テクニカル・アドバイザー:古賀友二、鈴木治雄
  • スペシャル・サンクス:藤田朗、大郷康隆、しんまたかゆき、DAIGORO
  • ゲーム・デザイン:山崎こうじ
  • ディレクター:山崎こうじ

評価

評価
レビュー結果
媒体 結果
Computer and Video Games 88/100点[3]
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー 26/40点[3]
ファミ通 27/40点[4]
NintendoLife [5]
ファミリーコンピュータMagazine 22.7/30点[6]
Aktueller Software Markt 6.4/12点[3]
スーパーファミコンクソゲー番付 否定的[7]
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 3.9 4.0 3.5 3.9 3.9 3.5 22.7

脚注

  1. ^ 大久保有規彦 (2006年5月18日). “i-revo、スペースインベーダーなどタイトー4作品とペット育成ゲーム” (日本語). BB Watch. インプレス. 2019年3月13日閲覧。
  2. ^ 今藤祐馬 (2018年12月10日). “「ダライアス コズミックコレクション」、複数ゲームバージョンの追加収録が決定”. GAME Watch (インプレス). https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1157633.html 2018年12月11日閲覧。 
  3. ^ a b c Darius Twin for SNES (1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年9月3日閲覧。
  4. ^ a b ダライアスツイン まとめ [スーパーファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年9月3日閲覧。
  5. ^ Darius Twin for Wii (2010)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年9月3日閲覧。
  6. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、318頁、雑誌26556-4/15。 
  7. ^ 株式会社QBQ編 『スーパーファミコンクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117097 p96-97

外部リンク


ダライアスツイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/27 08:19 UTC 版)

グリーンコロナタス」の記事における「ダライアスツイン」の解説

上記参照

※この「ダライアスツイン」の解説は、「グリーンコロナタス」の解説の一部です。
「ダライアスツイン」を含む「グリーンコロナタス」の記事については、「グリーンコロナタス」の概要を参照ください。

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