セントラル・ロー・オフィス
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「正義は勝つ」の記事における「セントラル・ロー・オフィス」の解説
石田 学(段田安則) 早稲田大学法学部卒。35歳。学生時代、「富山の神童」ともてはやされる。淳平の同僚であるアソシエート弁護士で、セントラルには同期入所。事務所の歓迎会で酔い潰れ、淳平宅に泊まったのがきっかけとなり年齢差はあるものの厚い友情で結ばれる。ただ、淳平が多忙なため仕事上がりに飲みに行ったりする機会はほとんどなく、昼食を共にする程度。性格は真面目で不器用なまでに正直。淳平が京子の初裁判で密かに掴んだ証拠を石田に託した際にも、一瞬躊躇したものの事実を正直に伝えている。 常勝記録を続ける淳平に対し、和解で決着させることを得意とする穏健派弁護士。互いに得意分野が異なることでお互いを認め合っている。ただ、顧客が小さく数をこなすばかりで、地味で冴えないせいもあって、パートナー会議での評価は低く、女子職員の受けはイマイチ。戸川の強引な誘いを断れず、なし崩しに交際させられており、彼女には頭が上がらない。 「弁護士は医師と同じで、原告も被告も心に不安を抱えている。それを治し和解させるのが自分の仕事」という信念を持つ。 真面目な優等生タイプの京子に好意を抱き、名刺をもとに塚田事務所を訪ねて以来親しくしている。ただ、京子の関心が自分には向かず、淳平に向いていると悟って自然な形で身を退いている。 出世のかかった裁判を淳平に譲られたことを戸川から聞いて自尊心を傷つけられ、更にはピンチを救われたことで格の違いを見せつけられたと痛感し、淳平を避けるようになる。だが、父親の敵である企業の代理人となった淳平を見るに見かねる。横領疑惑をかけられ逮捕された淳平の窮地を救うため、京子や塚田と共に奔走する。その後、淳平が大内を脱税容疑で告発したことでセントラルは評判を落とし落ち目となるが、脱税に無関係な一般職員たちの為に残ることを決断する。 戸川 光江(室井滋) 淳平と石田の先輩。ハーバード大学卒。セントラルのパートナー弁護士。 最年少で大内からパートナー指名された気の強い才女。飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する淳平を苦々しく思っており、パートナー会議でも石田を対抗馬として推す。また、完全無欠な淳平の弱みを握るべく身上調査を行い、父親が元弁護士という履歴を知って、角藤に金を渡して調査させるなど、追い落としのためなら手間も金も惜しまない。淳平の代理人補佐として著作権裁判を戦った際には相手側弁護士に匿名で情報を流していたが、逆にそれを利用されて一泡吹かされた。 結局、淳平に最年少記録を破られ、すっかり落ち目になってしまう。石田の情報で事務所が行っている資金洗浄を調べようとして二重帳簿の事実を知るが、大内が自分をパートナーにしたのは発覚した際に経理上の不正は戸川が単独で行ったと切り捨てるつもりでいたことを明かされ、その軍門に屈する。 著作権関係の事件や福祉分野の訴訟が得意。石田に対して一方的に入れあげ、職場でも私生活でも彼を持ち上げようと必死になっている。 『ビッグトゥデイ』にコメンテーターとして出演しているなど活躍は多岐にわたっている。 大内 将雄(井上順) 早稲田大学法学部卒。セントラルの所長。高岡謙次郎の下で居候弁護士をしていたが、彼の死後に淳平を引き取り、わずか30台半ばにして独立。浅野匠一、堀部安秀両弁護士とセントラル・ロー・オフィスを共同設立、主宰となる。法曹界に強力なコネクションを作り上げており、商売敵の検事でさえ意のままに操れる。 若い頃に世話になった謙次郎に恩義は感じているものの、弁護士という職業については正反対の考え方を持ち、弁護士を志した淳平を“謙次郎のようにしない”ため手ずから育て上げた。淳平の優れた法廷戦術は大内の教えによるところが大きく、彼もまた勝つためには手段を選ばない。 将来的に独立を考えて、事務所で出世することに興味のない淳平が「裁判に負ければ進退を問われる」石田を強引な手段で救ったことの代償としてパートナーに指名する。その最初の仕事として謙次郎を陥れたビッグストーン・インターナショナルの案件を担当させる。 事務所に入る際に淳平は大内に白紙委任状を預けており、結果的に父と同様に弁護士資格を剥奪される結果となる。 浅野 匠一(佐々木勝彦) セントラルのパートナー弁護士。 堀部 安秀(藤田宗久) セントラルのパートナー弁護士。 相沢 弘美(古川りか) 石田の秘書。 山口 里美(宮沢美保) 淳平の秘書。
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