スポーツの国際大会における利用と、それに対する公式団体の対応とは? わかりやすく解説

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スポーツの国際大会における利用と、それに対する公式団体の対応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:22 UTC 版)

旭日旗」の記事における「スポーツの国際大会における利用と、それに対する公式団体の対応」の解説

前述様に勝利祈願の旗として、サッカー日本代表戦でサポーター応援旗として振ることがある日本代表サポーター中には赤色チームカラー青色変更した旭日旗応援旗にする者もいる。また浦和レッズ等の他のチームサポーター赤色チームカラー変更したり、ガンバ大阪川崎フロンターレ様に横断幕一種として掲げチームもあった。 しかし、2008年在中国の日大使館は、2008年北京オリンピックにおいて中国訪れ日本人対し、「旭日旗を振るとトラブル起こす可能性がある」「政治民族・宗教的な旗の掲揚禁止」として、旭日旗掲げないよう呼び掛けまた、川崎フロンターレは、2010年4月28日中国北京開催されアウェイ試合AFCチャンピオンズリーグ2010北京国安 vs 川崎フロンターレ北京工人体育場)に際し公式サイト内の観戦ガイドにおいて、「持ち込み禁止物」の中に公安からの指示として「政治的に敏感な内容、ホームサポーター及び中国人刺激する判断される内容記したものは禁止」「旭日旗日の丸禁止」と明記している。 アジアサッカー連盟 (AFC) は、2017年4月25日開催されAFCチャンピオンズリーグ2017水原三星ブルーウィングス vs 川崎フロンターレ水原ワールドカップ競技場)において、川崎サポーター旭日旗掲げた行為を「他国差別挑発する行為」に該当する判断してクラブ川崎フロンターレ)を処分したのに対し川崎は、このAFCによる「政治的差別的」との判断対し当初のみならず判断確定した後も公式サイトなどで不満・反論示しつつも、処分覆る可能性が低いとの見通し明らかにした上でスポーツ仲裁裁判所CAS)への提訴断念しそれに伴い以降AFCチャンピオンズリーグACL)における試合に際しては、ホームアウェイかを問わず、また相手チームオーストラリアクラブメルボルン)であるケース日本国内クラブ浦和)であるケース含め、「対戦相手会場関わらず同様の混乱予想される可能性のあるバナー類(旭日旗等)の掲出については自粛を」と公式サイト観戦者に呼び掛けている。 日本サッカー協会 (JFA) も「試合運営管理規定第4条に「(禁止行為施設入場しようとし、また入場した者は、運営・安全責任者が特に必要と認めた場合除きいかなる施設においても次の各号掲げ行為をしてはならない」として同様の規定有しその中で政治・思想宗教・軍事差別的な主義主張観念表示若しくは連想させるような掲示板立て看板横断幕懸垂幕、のぼり、旗、プラカードゼッケン文書図面印刷物等を持ち込み、又は設置掲揚着用散布貼付すること。」を禁止しており、この内、「軍事(的な主義主張観念表示若しくは連想させるような)」という部分は、2010年2月から改訂追記された規定である。 これらは国際サッカー連盟 (FIFA) が、そのスタジアム安全警備規定60条第2項で「試合主催者は、地元警察当局連携しながら、スタジアムやその近辺で、サポーター挑発攻撃的行為行わないようにしなければならない例えば、選手審判相手チームサポーター許容できないレベル挑発攻撃的なヤジ差別行為さらには攻撃的挑発的な内容含んだ横断幕や旗などもこれに含まれる」と定めていることを根拠としている。 2020年東京オリンピックの際には、韓国側開催前からオリンピック間中旭日旗使用されることを禁止するように国際オリンピック委員会IOC)に求めていた。これに対してIOCは「スポーツスタジアムいかなる政治的デモあってはならない試合中懸念生じた場合ケースバイケース検討する。」として一律禁止とは明言していなかった。東京オリンピック最終日である2021年8月8日韓国国内オリンピック委員会務め大韓体育会は、IOC書簡の中で旭日旗オリンピック憲章違反しており、旭日旗今後オリンピック禁止されることを明らかにしたと発表した。これを受けて8月9日東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、大韓体育会発表事実ではなくIOC改め確認したところ、IOC従来通り旭日旗に対してケースバイケースで対応を続けて全面禁止はしないことを確認したとし、8月9日午前IOC韓国書簡送り旭日旗使用について従来通りケースバイケース判断する改め伝えたことを発表した。なお韓国側の、IOC旭日旗オリンピック憲章違反と書面で確定したので今後禁止されるとの主張は、韓国側オリンピック選手韓国代表団居室バルコニー文禄・慶長の役時の李舜臣言葉彷彿とさせる挑発的な横断幕掲げIOCからオリンピック憲章違反との警告受けてそれを取り外した際から継続して行っていた。

※この「スポーツの国際大会における利用と、それに対する公式団体の対応」の解説は、「旭日旗」の解説の一部です。
「スポーツの国際大会における利用と、それに対する公式団体の対応」を含む「旭日旗」の記事については、「旭日旗」の概要を参照ください。

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