ザ・ラスト・タイムとは? わかりやすく解説

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the last time

別表記:ザ・ラスト・タイム

「the last time」の意味・「the last time」とは

「the last time」は英語の表現で、直訳すると「最後時間」または「最後の回」となる。しかし、その用途直訳以上に広範で、特定の出来事最後に起こった時点を指す際に用いられる例えば、「the last time I saw her」は「彼女に最後に会ったとき」を意味し、「the last time we went to the beach」は「我々が最後に海に行ったとき」を指す。

「the last time」の発音・読み方

「the last time」の発音は、IPA表記で /ðə læst taɪm/ となる。IPAカタカナ読みでは「ザ ラスト タイム」となり、日本人発音するカタカナ英語では「ザ ラスト タイム」と読む。なお、この表現発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「the last time」の定義を英語で解説

「the last time」は、"the most recent occasion that a particular event occurred"と定義される。つまり、特定の出来事最後に起こった最新機会を指す。例えば、「The last time I visited Paris was in 2010」は「私がパリ訪れた最後の時は2010年だった」という意味になる。

「the last time」の類語

「the last time」の類語としては、「the previous time」や「the time before」が挙げられる。これらも同様に特定の出来事以前起こった時点を指す表現である。ただし、「the last time」はその出来事が「最後」に起こった時点強調するのに対し、「the previous time」や「the time before」は単に「以前」に起こった時点を指す。

「the last time」に関連する用語・表現

「the last time」に関連する用語表現としては、「the first time」や「the next time」がある。「the first time」はある出来事初め起こった時点を、「the next time」はその出来事次に起こる時点を指す。

「the last time」の例文

1. The last time I saw him, he looked very happy.(彼に最後に会ったとき、彼はとても幸せそうだった。)
2. The last time we went to that restaurant, the food was excellent.(そのレストラン最後に行ったとき、食事絶品だった。)
3. The last time I checked, the train was on time.(最後に確認したとき、電車時間通りだった。)
4. The last time I visited my hometown was three years ago.(故郷訪れた最後の時は3年前だった。)
5. The last time we had a meeting, we discussed the budget.(最後会議では、予算について話し合った。)
6. The last time I read that book, I found it very interesting.(その本最後に読んだとき、とても面白いと感じた。)
7. The last time I went shopping, I bought a new dress.(買い物最後に行ったとき、新しドレス買った。)
8. The last time I spoke to her, she said she was moving.(彼女と最後に話したとき、彼女は引っ越すと言っていた。)
9. The last time I used this computer, it worked perfectly.(このコンピュータ最後に使ったとき、完璧に動いていた。)
10. The last time I watched that movie, I cried.(その映画最後に見たとき、泣いた。)

ラスト・タイム

(ザ・ラスト・タイム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 18:23 UTC 版)

ラスト・タイム
ローリング・ストーンズシングル
初出アルバム『アウト・オブ・アワ・ヘッズ
B面 プレイ・ウィズ・ファイア
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1965年1月11日 (1965-01-11) - 12日、1月17日 - 18日
ジャンル ロック
時間
レーベル ロンドン (US)
デッカ (UK)
作詞・作曲 ジャガー/リチャーズ
プロデュース アンドリュー・ルーグ・オールダム
チャート最高順位
  • #1 (UK)、#9 (US)
ローリング・ストーンズ シングル 年表
ハート・オブ・ストーン
1964年
ラスト・タイム
(1965年)
サティスファクション
(1965年)
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ラスト・タイム」(The Last Time) は、1965年に発表されたローリング・ストーンズの楽曲。作詞・作曲はミック・ジャガーおよびキース・リチャーズ

解説

イギリスアメリカ共に6枚目となるシングル。共にB面は「プレイ・ウィズ・ファイア」で、英米でAB面曲が同一となるのはこれで2枚目である。イギリスでは同じデッカ・レコードトム・ジョーンズの「よくあることさ」を蹴落としてグループ3度目のチャート1位を獲得、1965年3月18日付、25日付、4月1日付と3週間その地位を守った[1]。アメリカでは最高9位を記録。バンドにとって通算2度目、そして初のオリジナル曲による全米トップ10入りを果たした[2]

録音は1965年1月10日から11日にかけて、ロンドンのキングスウェイ・スタジオにて行われ、その後ハリウッドのRCAスタジオでボーカルの録り直しが行われている[3]ブライアン・ジョーンズがリードギターを、キース・リチャーズがバッキングのアコースティックギターと間奏のギターソロを担当。また、イアン・スチュワートピアノで、ジャック・ニッチェタンブリンで参加している[4]。曲はステイプル・シンガーズの「This May Be the Last Time」をヒントにしたといわれる[5]

本曲に対する批評筋の評価は「よく出来ているが少し長い」というものから「これまでで最高の作品」という賛辞までまちまちだった。それまでのストーンズの曲の中でもとりわけキャッチーな曲であり、当時の日本のファンクラブでは「コマーシャルすぎるのではないか」と物議にまでなったという[5]。B面曲の「プレイ・ウィズ・ファイア」も本曲に劣らない注目を集め[6]、アメリカのBillboard Hot 100で96位にランクインしている[2]

アメリカでは同年にリリースされた『アウト・オブ・アワ・ヘッズ』に収録された。イギリスでは1966年のベストアルバム『ビッグ・ヒッツ (ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス)』でアルバム初収録となった。

コンサートパフォーマンス

1965年から1967年にかけてのコンサートで披露されたが、以降は1997年まで30年もの間、セットリストから外された。その後、2012年から2013年にかけてのツアーで披露されている[4]

公式のライブアルバムでは1966年の『ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!』、1998年の『ノー・セキュリティ』に収録されている。

カバー

下記の二者の他、多数のアーティストによってカバーされている。

アンドリュー・オールダム・オーケストラのカバー

ストーンズの初代マネージャーであり、この曲のプロデューサーでもあるアンドリュー・ルーグ・オールダムが、1960年代中盤に企画したプロジェクト「アンドリュー・オールダム・オーケストラ」として、1966年にアルバム『The Rolling Stones Songbook』の中でカバーした。テンポをかなり落とし、全体的にシンフォニックなアレンジが施されており、原曲とはかなりかけ離れた仕上がりとなっている。

1997年、イギリスのロックバンド、ザ・ヴァーヴが自作曲「Bitter Sweet Symphony」で、このアンドリュー・オールダム・オーケストラのバージョンをサンプラーとして使用。ヴァーヴは曲の使用許可を得ていたが、デッカ時代のストーンズの楽曲の著作権所有者であるアラン・クレインが「協定の範囲を超えて使用している」として訴訟を起こし、結局ヴァーブはこの曲の著作権料を放棄させられ、作者クレジットも変更させられた。

ザ・フーのカバー

ザ・フーは1967年6月にジャガーとリチャーズが大麻所持の容疑で起訴された事件を受けて、厳しすぎる処罰に対する抗議と彼等の救援を目的に、本曲と「アンダー・マイ・サム」を6月28日に急遽録音して本曲をA面に収録したシングルを6月30日にイギリスでリリースした[7][注釈 1][注釈 2]。録音時にはベーシストのジョン・エントウィッスル新婚旅行中で不在だったため、ギタリストのピート・タウンゼントベースを演奏した。全英44位[8]

ジャガーとリチャーズは、シングルがリリースされた6月30日には既に釈放されていた[9]

脚注

注釈

  1. ^ 同日にシングル発売元のトラック・レコードイブニング・スタンダード紙に掲載した有料広告によると、ザ・フーはジャガー達が釈放されて再び録音活動ができるようになるまで、彼等の作品を発表し続けることを計画していた。
  2. ^ 編集アルバム『ダイレクト・ヒッツ』(1968年)、CDThirty Years of Maximum R&B(1994年)に収録。

出典

  1. ^ ROLLING STONES | full Official Chart History | Official Charts Company:
  2. ^ a b The Rolling Stones - Chart history | Billboard:
  3. ^ 『ローリングストーンズ/グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』 (テリー・ロウリングス/アンドリュー・ネイル/キース・バッドマン著、 筌尾正訳、シンコーミュージック刊、2000年ISBN 978-4401616541 p77、P79
  4. ^ a b The Last Time:” (英語). 2016年8月21日閲覧。
  5. ^ a b 2002年リマスターCD『アウト・オブ・アワ・ヘッズ』日本版の越谷政義による解説より。
  6. ^ 『ストーン・アローン/下』(ビル・ワイマン/レイ・コールマン著、野間けい子訳、ソニー・マガジンズ刊、1992年、ISBN 4-7897-0781-4 )p22
  7. ^ thewho.com”. 2023年11月10日閲覧。
  8. ^ 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』(アンディ・ニール/マット・ケント著、佐藤幸恵/白井裕美子訳、シンコー・ミュージック刊、2008年ISBN 978-4-401-63255-8)p325
  9. ^ 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』(アンディ・ニール/マット・ケント著、佐藤幸恵/白井裕美子訳、シンコー・ミュージック刊、2008年ISBN 978-4-401-63255-8)p149

参考文献

先代
トム・ジョーンズ
よくあることさ
全英シングルチャート 第1位
1965年3月18日 - 4月1日 (3週)
次代
Unit 4 + 2
Concrete and Clay


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