スティーヴ・ジョーダン_(ミュージシャン)とは? わかりやすく解説

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スティーヴ・ジョーダン (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/22 09:16 UTC 版)

スティーヴ・ジョーダン
Steve Jordan
ジョン・メイヤー・トリオで演奏するスティーヴ・ジョーダン(2006年)
基本情報
生誕 (1957-01-14) 1957年1月14日(66歳)
アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市
ジャンル ポップ・ミュージックロックンロールリズム・アンド・ブルースフュージョン
職業 ドラマー音楽家プロデューサーソングライター
担当楽器 ドラムパーカッションキーボードベース
活動期間 1978年 - 現在
レーベル ヴァージン・レコード、JVC Victor
共同作業者 サタデー・ナイト・ライヴ・バンドブルース・ブラザーズ・バンドキース・リチャーズ&エクスペンシヴ・ワイノーズ, ジョン・メイヤー・トリオ、ザ・ヴァーヴス

スティーヴ・ジョーダンSteve Jordan1957年1月14日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨークのマルチ・プレーヤー、作曲家音楽プロデューサーである。「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」において80位。

来歴

彼はフィオレロ・H・ラガーディア・ハイスクール・オブ・ミュージック&アート・アンド・パフォーミング・アーツを卒業、幅広いジャンルのミュージシャン達と共演を重ねてきた。また、ドラムス教則DVD"The Groove is Here"もリリースしている。

1970年代を通して、サタデー・ナイト・ライブのバンドでドラムスを叩いた。1980年代早期、ジョン・ベルーシダン・エイクロイドブルース・ブラザーズ・バンドとしてツアーに出た際、ジョーダンはそのドラマーだったが、同名の映画『ブルース・ブラザース』には彼は出ていない。彼はまた、CBS放送の『Late Night with David Letterman』のスタジオ・バンド、ポール・シェイファー(Paul Shaffer)率いるCBSオーケストラの最初のドラマーである(後任はアントン・フィグ)。

ドン・ヘンリージョン・メレンキャンプボブ・ディランB.B.キングスティーヴィー・ニックスシェリル・クロウ渡辺香津美矢野顕子奥田民生など、多くのアーティストたちとレコーディングを行っている。彼は、ジェームス・テイラー1998年のDVD "James Taylor Live at the Beacon Theatre" にフィーチャーされている。

無数のヒット曲でプレイする一方、アリシア・キーズの『If I Ain't Got You』からブルース・スプリングスティーンの『Devils and Dust』に至るまで、グラミーにノミネートされた ジョン・メイヤー・トリオ の『Try』、グラミーを獲得した同『Continuum』、ジョン・スコフィールドの『That's What I Say』、ハービー・ハンコックの『Possiblilties』、パティ・スキャルファ(Patti Scialfa)の『23rd St. Lullaby』、妻のミーガン・ヴォスと共に関わったザ・ヴァーヴスの『And Now - The Verbs』など、多くのレコードにプロデューサーとして関わった。プロデューサーとしては、バディ・ガイの『ブリング・エム・イン』でグラミー賞にノミネート、ロバート・クレイ のアルバム『Take Your Shoes Off』ではグラミー賞を獲得している。

2006年エリック・クラプトンのヨーロッパ・ツアーのバンドに参加し、ロイヤル・アルバート・ホールでの7公演がソールド・アウトとなった。翌2007年の北米ツアーにも参加した。

ローリング・ストーンズとの関係

ローリング・ストーンズチャーリー・ワッツが、ヘロインとアルコールの濫用の問題から抜け出せないでいた1980年代半ば。ジョーダンは、シェイファーの下で同窓だったフィグと共に、1986年のアルバム『ダーティ・ワーク』に参加。これをきっかけに、キース・リチャーズは、アレサ・フランクリンによるストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」のカヴァーレコーディングにジョーダンを起用している。

リチャーズによると、スティーヴはデトロイトでのこのレコーディング・セッションから帰る途中の飛行機の中で、制作予定のチャック・ベリーに捧げるテイラー・ハックフォード監督の映画『Hail! Hail! Rock 'n' Roll』に使ってくれ、とお願いをした。キースは、このプロジェクトにチャーリーが戻って来られることを望んでいたが、見通しが付かなかったため、ジョーダンを指名した。スティーヴは、チャック・ベリーやキース・リチャーズと共に、いくつものシーンに出てくる。

このプロジェクトの成功は、リチャーズのソロ・プロジェクト "Keith Richards and the X-Pensive Winos" にも繋がっていく。リチャーズのソロ・アルバム『トーク・イズ・チープ』 と『メイン・オフェンダー〜主犯〜』 のレコーディングに参加、作曲者としてもクレジットされ、またツアーにも参加している。『トーク・イズ・チープ』のセッションを通じて生まれた「Almost Hear You Sigh」は、ストーンズのアルバム『スティール・ホイールズ』に収録され、シングル・カットされてビルボード・シングル・チャートの50位にチャート・インしている[1]

2015年にリリースされたリチャーズのソロ・アルバム『クロスアイド・ハート』でも共同プロデューサーを務め、レコーディングでもドラム、パーカッション、バッキング・ボーカル、ホーン・アレンジ等に貢献した[2]

2021年8月死去したチャーリー・ワッツに代わって9月からのローリング・ストーンズ全米ツアーに参加することとなった。

脚注

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