コンパチブルカイザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/14 00:08 UTC 版)
「コンパチカイザー」の記事における「コンパチブルカイザー」の解説
OGs……元々は闇黒の想念集積体ダークブレインとの戦いで戦士ロアが使用していた機動兵器。超次元間孔に逃亡を図ったダークブレインに捨て身の攻撃を仕掛けた際に、超次元間孔を突き抜けこちら側の世界のとある企業の実験場に落着、大破した。その際偶然に居合わせたキサブロー・アズマ博士は、ロアから異次元の脅威について知らされ、本機とロア・アーマーを託された。ロボット工学の権威であるキサブローは企業の協力と自身の莫大なパテント収入を用いて20年がかりで本機を改修、それを運用する専用の基地施設であるBFベースを建造した。大破したコンパチカイザーは四肢がほとんど欠損している状態であったため、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンに採用されているABMDシステム様の人工骨格筋肉駆動装置を用いて新造されている。DMLシステムの様に搭乗者の動きをトレースする「人機一体」を実現している操縦系は比較的ダメージが少なく、ほぼそのまま流用されている。そのため操縦にはロア・アーマーの着用が必須となっている。 両眼には複合センサー・システムであるOGセンサーがあり、カメラアイや能動・受動工学センサーを備えるほか、敵機の内部構造を分析することができるカイザー・スキャナーが搭載されている。また、特定の負の念(邪念)や超次元間孔の発生を感知することもできる。主機には、希薄関連性近接亜空間に存在するエネルギー粒子を用いて駆動するオーバーゲート・エンジンを備える。これは限定的に超次元間孔を開いており、エクサランスの時流エンジンとも共鳴し、本来は次元転移をも可能としていたと推測されている。条件が揃えば、距離は稼げないものの通常空間跳躍も可能としているが、動力伝達系が損傷していたため既存技術で修復している現状では本来の力は発揮されていない。そのため、OGエンジンが不調に陥った場合に備えて補機としてプラズマ・リアクターを搭載している。 普段は浅草地区にあるフラワーハウスの地下BFベースに隠されているが、ロアの呼びかけによって異空間とのゲートが開き、離れた場所からでもコンパチカイザーを呼ぶことができる。未解析部分や改善の余地は残されているものの、地球製の特機と比べても遜色のない機動兵器であり、修羅の乱を戦い抜いた。 “コンパチブルカイザー”が正式名称だが、コウタが「言いにくい」との理由で原型機の名称であるコンパチカイザーと呼んでいる(ロアに2文字しか省略していないと突っ込まれた)。初発進の際にキサブローに“バトルフォースロボ”とも呼ばれていた(これはザ・グレイトバトルIVでのコンパチカイザーの別名)。また、リルカーラには“パチンコカイザー”、フォルカやフェルナンドには“異世界の赤き機神”と呼ばれている。 なお、本機と後述のGサンダーゲートはOGシリーズでは初となる、民間の研究機関が所有して民間人のパイロットが操縦するスーパーロボットである。 無限……シュラーフェン・セレストに胸部の「BF」エンブレムが転がっている。 ジ・インスペクター……修復途中のコンパチブルカイザーが最終話にアズマ博士と共に登場している。 スパロボ学園……スパロボバトルのデータとしてコウタ共々登場している。 武装 オーバー・ビーム 額のクリスタルから撃ち出すビーム。 スパイラルナックル 肘から先をブースターを用い旋転させ射出する質量兵器。ATSが搭載されているが搭乗者によるコントロールも可能としている。もともとのコンパチカイザーには搭載されていなかった武器。 カイザー・ブーメラン 両肩上部と両脚部の装甲の連結器を合体させてブーメランを形成し、投げつける。 カイザー・バースト 胸部の紋章から撃ち出すエネルギー砲。通常時はプラズマ・リアクターを用いているがOGエンジンによる連動発射も可能である。撃ち出されるビームの先端は「BF」の文字を象っている。もともとのコンパチカイザーにも搭載されていた武器。 必殺技 カイザー・トルネード スパイラルナックルを両手とも撃ち出し、カイザー・バーストで追撃。その後、突進して腕を装着、膝蹴りで打ち上げたのち高速回転させたパンチ(『ザ・グレイトバトルIV』での「カイザー・トルネード」はこのパンチ)で相手を貫く。最後の攻撃に入るコンパチブルカイザーのカットインは『OGs』と『OG外伝』では異なっている。
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