ガラクタ通りの住人たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:33 UTC 版)
「ガラクタ通りのステイン」の記事における「ガラクタ通りの住人たち」の解説
ステイン(STAIN) 声 - うすいたかやす 本作の主人公。男性。33歳。ガラクタ通りにやってきた理由は不明。靴や靴下を窮屈に感じてしまい、いつも裸足で歩いている。ガラクタをあさるのが趣味で、綺麗に光ったり綺麗な音を出すガラクタが好き。 性格は、デリケートでシャイ、あまり他者との交流を望まないが、社会という集団の中からそっと離れて暮らしたいのであって、本当の孤独を嫌う。ガラクタ通りに住み着いて2年になるが、表の大通り(外の世界)には、ほとんど出かけない。ふくれ顔ステイン(SWELLED STAIN) 第八話「リモコンロボット」でロボットS1-T3を飛ばそうとして苦労している時に登場。風船を膨らまそうとして空気が口中に逆流してしまった状態。このステインのように変化したキャラクターは何故か別キャラクター扱いでEDで紹介される。 格好いいステイン(HANDSOME STAIN) 第十四話「ハーモニカ」に登場。ステインの格好いい部分の集大成で鏡から出現。その性格はステインのそれをベースにした物だが、かっこ良さを鼻にかけ他人を見下す傾向にある。最後は鏡の世界に戻った。 パルバン(PALVAN) 猫科で性別はオス。年齢不詳。仔猫の時にガラクタ通りに捨てられた。その当時はかわいい仔猫だったのだが、様々な経験を積んで愛想のない巨大猫へと成長し、二足歩行も覚えた。 ガラクタ通りでは、もっとも力のある存在なので、他の猫のように足音を隠す必要はない。胸に「恨」という漢字をつけているが、いつから付けられたものなのか詳しく知る者はいない。噂では、母を殺されたから、人間に虐待されたから、食べ物を横から奪われたからなどなど、さまざまなことを言われているが、そのどれもが憶測の域を出ていない。 時々、ガラクタ通りから外に出て、人家にあがりこんでいる時がある。顔なしパルバン(FACELESS PALVAN) 第五話「クレヨン」に登場。クレヨンによって描かれたパルバンの絵の顔が千切れて無くなった際にパルバンにそれが反映された物。顔の穴は一種のブラックホールになっており、怒りにまかせてステインを飲み込もうとする。ステインの手で新たに描き直されていくことで徐々に修復されていくが・・・。 ハーフクレイ(HALF CLAY、HALF PALVAN) 第十一話「粘土」に登場。ステインの顔を象った粘土像を頭に被せられ、粘土に意識を乗っ取られたパルバン。 クレイ(粘土)ステイン(CLAY STAIN) 第十一話「粘土」に登場。ハーフクレイから更にパルバンの全身が粘土に覆われ、ステインの全身像になった。ステインと友達になるも、雨と共に粘土が流れ落ちることで消えていった。 パイロン(PYLON) ガラクタ通りに棲みついているヤシガニ。ヤシガニは、ヤドカリの一種でありながらもともと殻をかぶらない性質なのだが、この種のヤシガニは臆病な性格のためか工事用のパイロン(スコッチコーン)を常にかぶっている。群れをなして暮らしており、一匹のパイロンはそれほど危険ではないが、身の危険を感じると一列に並んで殻の中に閉じこもり、その並んだ列の向こうからはしばしば誘導されてきた自動車やバイクが突っ込んでくる。 この車を誘導するパイロン独自の技を南方の島々では「タムタム」と呼んでいる。現代ではその言葉の意味を明確にできないのだが、「車も友達」という語彙を含んでいる。 食用としてはかなり美味だが捕獲するのが困難であるため、捕獲するならば群れから離れて一匹だけになった「はぐれパイロン」を狙うしかない。なお、ガラクタ通りで見つかったパイロンの最大級は5メートルにもおよぶ。このときは、さすがに誰も捕獲しようとは考えなった。 指輪トカゲ(RINGS) 首に指輪をかけて二本足で歩くトカゲを「指輪トカゲ」と呼ぶ。学名は、RINGS。つまり、指輪トカゲとは単体を意味する言葉ではなく、この種のトカゲの総称である。メスはピンク色で頭にリボンをつけている。メスの中には指輪をつけていないものもいる。 性格は呑気で、あまり深いことは考えていない。背びれは缶切り代わりになるほど鋭く硬い。 クビワイヌ(SQUEEZED DOG) 仔犬の頃に、首輪をはめられた状態でガラクタ通りに捨てられた犬。年を経て成長するごとに首輪がのどをしめつけていく。首輪はかなり強固なものらしく、色んな手を試したが、なかなか取れない。本人は「これも運命」として受け入れてはいるが、息苦しい状態が続くとついつい泣いてしまう。そんな時は、友人のフクロザルが静かに背中をさする。常に死と隣り合わせに暮らしているせいか、生命に対してやさしい。 レギュラーキャラだが、登場話数は7、9、14話と数が少ない上、登場する尺も短い。 フクロザル(MASKED MONKEY) サルと言われているが、いつも袋を被っているために本当にサルかどうかは定かではない。体には、いじめられたと思われるペンキの跡がついている。そんな体験のせいか、いつもはとても気弱な性格で常に何かに脅えている。しかし、袋を頭からかぶって頭を覆い隠すと、気性の激しさが表に出るようで、覗いた片目からは、世の中に対する怒りのようなものを発して自分の奥底に眠る殺意をあらわにすることにより少しは強気になれる。しかし、喧嘩になるとすぐに逃げ去ってしまう。クビワイヌは、唯一の友人。 レギュラーキャラだが、クビワイヌと共に登場話数は7、9、14話と数が少ない上、登場する尺も短い。
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