オリオンを探しに楽園を出た者たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:34 UTC 版)
「銀牙伝説ノア」の記事における「オリオンを探しに楽園を出た者たち」の解説
佐助(さすけ) / 柴犬 オリオンのお目付役の元・飼い犬。お調子者で若く見えるが、狂四郎より幾分年上。 かつてはGBと共に日本アルプスの野犬・ネロに使い走りにされていた。小型犬で非力なため、カエルや小さな蛇しか狩れない。つぶらな目をからかわれたり、「豆柴」と馬鹿にされることもある。 白銀 狂四郎(しろがね きょうしろう) / 紀州犬 同じくオリオンのお目付役の元・不良犬。ウィードの盟友であり奥羽軍幹部とされているが、誰に対しても口と態度が悪く、自分の意にそぐわないときはすぐに相手をこき下ろす癖がある。 調子に乗るところがあり、それが裏目に出て自らが危機に陥ったり巻き込まれた仲間が劣勢になることも少なくない。 本作では、数ヶ月行方不明になったオリオンを探しに佐助と旅に出ており、旅先で広太や彼を虐げる一味と関わることになる。 譲二(じょうじ) / サルーキーとグレートデンの雑種 クロスとベンの息子で次男。母であるクロスに容姿が似ているが、顔に無数の傷跡がある。本作ではロケット・影虎とオリオン捜索の旅に出ている。 影虎(かげとら) / 甲斐犬 黒虎の息子。弟に信虎、晴虎がいる。本作ではロケット・譲二とオリオン捜索の旅に出ている。 首の骨が頑丈であり、クロウが力を込めてもかみ砕かれなかった。 ロケット / ボルゾイ 元は法玄軍で、ウィードたちとの出会いを通じて奥羽軍に寝返る。ウィードの参謀。大変な俊足の持ち主で、目が小さいので表情が読みにくい。 奥羽軍のなかでは割と真面目かつ冷静な性格であり、度々落ち着きがなくなる狂四郎を制することもある。 剣(けん) / サルーキーとグレートデンの雑種 クロスとベンの息子で長男。譲二の兄。容貌はベンに似ているが、思慮深い父と違い涙脆くやや喧嘩っ早いところがある。 本作では哲心・敏光とオリオンを探しに二子峠を出ており、彼らが最初にオリオン、そしてノアと出会っている。 剣にとってハイエナは父であるベンをスナイパーから助けた恩犬であるが、剣自身は当時は幼かったがゆえにハイエナを覚えていないらしい。オリオンと再会するも、シリウスを失い意気消沈しているオリオンを楽園に連れ戻ることは叶わなかった。ノアの提案によりオリオンを彼のもとに預けることにした以降はしばらく行方不明になっていたが、オリオンの生存に安堵して奥羽へと戻っていた。 哲心(てっしん) / 和犬系雑種 甲賀忍犬(牙忍)総帥であった黒邪鬼の息子。本作では剣・敏光とオリオンを探しに出ている。傷心で涙を流すオリオンを見て彼の繊細さに驚くも、後に「意外に元気そうだった」と語るあたり忘れやすいようである。 ハイエナと会うが、哲心も当時幼かったゆえにハイエナを覚えていないらしい(実際に『銀牙 -流れ星 銀-』作中では絡みがない)。 敏光(としみつ) / 和犬系雑種 甲賀忍犬(牙忍)の1匹で奥羽軍の幹部犬。本作では剣・哲心とオリオンを探しに出ている。一部で「月影」と表記されていたこともあったが、同名の甲賀忍犬は前作『銀牙 THE LAST WARS』で死亡している。 ジェロム / ジャーマン・シェパード かつてはプロの殺し屋を名乗っていた熟練の犬で、今ではウィードの側近を務める。 前作『銀牙 THE LAST WARS』で死亡したリディアとの間に、マルとサニーの他にアキラ・テツオ・トーノフ・レノフが生まれている。 リディアとジェロムの仔 後述するマルとサニーの他にアキラ・テツオ・トーノフ・レノフがいる。6匹は全員ジャーマン・シェパードである。 テツオ・レノフ・アキラはリディアと同じく熊の襲撃に遭い死亡している。 マル / ジャーマン・シェパード ジェロムとリディアの仔。額に黒い星がある。口と態度が悪い。ウィードの危機と赤蟻軍団の情報を伝えるためにサニーと共に奥羽へと旅立つ。 サニー / ジャーマン・シェパード マルの兄弟。同じく口と態度が悪い。 ウィード / 秋田犬と紀州犬の雑種 奥羽軍の三代目総大将。前々作に比較していくらか目つきが鋭くなった。総大将ではあるが銀よりも存在感がない。 楽園中の若者がオリオンの捜索のために出ていくなかで、初めは出て行った若者達の代わりに楽園を守る理由で残っていた。 しかし後にはミホの父を探すために助郷赤土へと旅立ち、狂四郎達と合流した。 総大将の座はオリオンに譲っているが、彼自身はまだ奥羽軍のなかでも若犬である。後述のクロウとの勝負で彼を一蹴する強さを見せる。敵であっても相手に良心があることを信じて見逃す点は過去作と一貫しているが、後述の王王相手に楽園開城を承諾する三男のリゲルを見て「臆したなら今ここで嚙み殺す」と直接話すことから、身内に対する過激さは増している。 クロウ一味との抗争後は、全国の争いを止める為に再び旅を出ており、その先で赤蟻軍団の小隊と遭遇している。 リゲル / 秋田犬と紀州犬の雑種 ウィードと小雪の三男。オリオンやシリウスとは違い黒い毛並をしている。幼少期は黒脛巾輝宗の下で過ごしており、黒脛巾秘奥義「忍牙刀」を習得している。赤蟻と対峙した際は、王王に「忍牙刀」で挑む。 今作ではオリオンを捜索するために以蔵兄弟とグループを組み、楽園を旅立っている。道中でクロウを助けた際に越後の赤蟻の話を聞き、以蔵らと共に越後へ旅立った。過去作品と比べてシリウス寄りの温和で気長な性格であり、奥羽軍の態勢を立て直すために楽園開城を承諾するなど王王と交渉も行った。 以蔵(いぞう) / マラミュート 陸奥四天王如月の仔で周作と美羽の兄。「八甲田の以蔵」の二つ名をもつ。 今作では弟達やリゲルとグループを組み、楽園を旅立っている。 周作(しゅうさく) / マラミュート 以蔵の弟。 美羽(みう) / マラミュート 以蔵の弟。 山彦(やまびこ) / 甲斐犬 黒脛巾輝宗の仔で政宗の弟。黒脛巾組の継承者争いから政宗に命を狙われ、政宗に命を受けた刺客から襲撃を受けた際にオリオンに助けられ、盟友となる。 政宗との戦いが終わってからは自身の参謀だった小十郎が足場をつくった四国に戻っていた。 本作ではオリオンを捜索するためにボン・アンディと3匹でグループを組み、宮城県を訪れていた。 しかし、その後は経緯は不明ながらも福井県に訪れており、冠山付近でオリオン一行と遭遇し再会を果たした。 ボン / ホワイトシェパード 黒脛巾政宗の重臣マテウスの仔。紆余曲折を経て奥羽軍の一員となる。 アンディ・バルコム / ジャーマン・シェパード 秀俊の元飼い犬で銀の側近だったジョンの甥。彼自身も秀俊に飼われていたことがある。
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