エレボニア 遊撃士協会
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「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「エレボニア 遊撃士協会」の解説
帝国ギルド連続襲撃事件で打撃を受ける。その後、帝国政府の圧力により活動停止。 トヴァル・ランドナー 登場作:「閃I」・「閃II」P・「閃III」・「閃IV」S・『創』S 声:杉田智和 遊撃士協会の帝国支部に所属する正遊撃士。《零駆動(ぜろくどう)》の異名で呼ばれる。 武器はスタンロッドで、武術の腕はそれなりといったところだが、戦術オーブメントの裏技的なカスタマイズに長けており、凄まじいスピードで導力魔法を繰り出す使い手として知られている。 来歴 子供の頃に両親を亡くし、兄弟も友人もなく頼れる者はいなかったが、ミヒュトに仕事を斡旋してもらうようになり、様々な偽名を名乗りつつ生計を立てるようになる。 ひょんなことからある古代遺物にまつわる事件にかかわり、そこで出会ったアイン・セルナートに導力魔法の腕を見出され、遊撃士としての道を見出し、それまで使っていた偽名は捨てて「トヴァル・ランドナー」となった。 《帝国遊撃士協会支部連続襲撃事件》(1202年)では、カシウス・ブライトによる反攻作戦に協力し、この際、カシウスやアルゼイド子爵と懇意になる。事件は解決したものの、帝国政府の圧力により帝国における遊撃士協会の活動は制限されるようになって弱体化していき、他の面々が去っていく中、帝国の遊撃士協会に留まり遊撃士としての活動を続ける数少ない一人となる。 『審判の指環』 - 帝国を旅するエステルとヨシュアをサポートする先輩遊撃士として登場。帝国に不慣れな2人をサポートするため、登場時点で数か月に渡って旅に同行している。遊撃士協会に来た依頼により、エステル、ヨシュアとともに帝国辺境の里(アルスター)に赴き、そこで古代遺物《審判の指環》による事件に遭遇することとなる。 「閃I」 - サラからの依頼を受けて、VII組の特別実習を陰ながらサポートする。アルゼイド子爵が帝国各地の中立派の貴族たちを訪ねる旅に出ることにするととそれに同行することを申し出て、その後は彼と行動をともにし、アルゼイド子爵がカレイジャスの艦長になるとトヴァルは情報収集役として参加し、同艦に乗艦するようになる。 「閃II」 - オリヴァルト皇子からの連絡を受け、内戦が始まった帝都で女学院のアルフィン皇女とエリゼを助け、貴族連合の捜索をかわして帝都の外まで連れ出し、二人を護衛してユミルまで送り届ける。2人を守ってユミルに滞在を続け、クロウが正体を伏せて送った連絡に従ってアイゼンガルド連峰に赴き、目覚めたばかりのリィンを救出する。リィンがVII組メンバーを探す旅に出るとそれに同行し、VII組が再集結するまでの間、旅をともにする。彼らがオリヴァルト皇子からカレイジャスを託されたのを機に一行と別れ、皇子らとともに帝国西部へ向かい、皇子の《自由への風》に協力。最終決戦では、オリヴァルト皇子とともに《煌魔城》にVII組の助太刀に現れ、デュバリィ、ブルブランと交戦する。 「閃III」 - 実力はA級並と言われている。《黒キ星杯》が出現すると、オリビエやヴィクターとともにカレイジャスに乗って駆けつけるが、《黒》のアルベリヒの意を受けたジョルジュによりカレイジャスが爆破されてしまう。 「閃IV」 - 「閃III」で爆発したカレイジャスから、ジョルジュの計らいとブルブランの救助により奇跡的に生き延び、同じく九死に一生を得たオリヴァルト皇子とともにカレイジャスIIでパンタグリュエルの危機に駆けつける。最終決戦では《塩の杭》のひとつの攻略を受け持つが、旧知のアルゼイド子爵に加えてオーレリア、ヴィータといういずれも規格外の強さを持つ面々とチームを組むことになり、神機アイオーンαIIの複製品と対峙し、尋常ではない強敵に気を引きしめる自分を横目に全く問題視しない(そしてたやすく神機を粉砕してしまう)他の面々に閉口することとなる。 プロフィール 年齢:27歳(「閃I」、「閃II」)→29歳(「閃III」)→30歳(「閃IV」) 遊撃士ランク:B(「閃III」・「閃IV」) 人物 面倒見の良い人物で、年下や後輩の前で格好を付けたがるところがある。 直感に優れ、その点は同僚のサラからも信頼を置かれている。 作中に登場する娯楽小説『カーネリア』の主人公のモデルであり、当時の彼を知るものからは「トビー」の愛称で呼ばれる。 星杯騎士団総長であるアインには遊撃士の道を見出すきっかけを与えられていることから、「女神」とも呼び恩義を感じている。この関係は周囲から度々からかわれる。 カレイジャスが爆破された際、オリヴァルト皇子は左目を失い、ヴィクターは乗員をかばったことで左腕を失っているが、自身はかすり傷程度で済んだことに罪悪感を感じ、ラウラにはヴィクターを救えなかったことを謝罪している トヴァルの初登場は「零」の前日譚の漫画『英雄伝説 零の軌跡 プレストーリー -審判の指環-』(姓は「閃I」で初出)で、「零」の発売前には登場しており、「(もし帝国編があれば)ぜひ出したい」と当時から言われていた。 『カーネリア』中のトビー 主人公で、本編の語り手。帝国出身の平民で、語られている過去の物語の中では22歳。盗品専門の運び屋で、帽子や服の中に品を隠して国境を抜けるという単純な手口を使っている。そのため、偽名を数多く名乗っており、「トビー」はその内のひとつ。仕事で得た経験から戦術オーブメントの使い手となっており、導力魔法を操れる。 ミヒュトからある品物を王国に運ぶ依頼を受け、それをめぐる事件の中で、「シスター・カーネリア」ことアイン・セルナートと行動をともにすることになる。事件の1年後に遊撃士になる。 サラ・バレスタイン 詳細は「#サラ・バレスタイン」を参照 フィー・クラウゼル 詳細は「#フィー・クラウゼル」を参照 ヴェンツェル 詳細は「#ヴェンツェル」を参照
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