エボル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 03:59 UTC 版)
逃亡したプレイヤー達の自称。及び、組織の通称。人間の愛を否定する意味で(「LOVE」を反対から読むと「EVOL」)エボルと名乗るようになった。バー・エボルが溜まり場となっている。その出自によって3世代に分けられ、N・E・Tプロジェクトの資金源として作られたプレイヤーが第1世代 (G1)、特殊能力を使えるように作り出された者が第2世代 (G2)、現行のシステムで生み出された最新の者が第3世代 (G3) となる。また、最初に闘技場から脱出したG1の13人は「伝説の13人」と呼ばれている。組織の方針により人間にとけこみ平和に暮らしているが、人間との対立を望むものも存在する。
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エボル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 00:03 UTC 版)
人間と特殊生物をハイブリッドした人類の「進化系」。フューズと同様に人間と特殊生物との混合体であり超人的な身体能力を誇るが、最大の違いは人間としての理性を保ったまま自らの意志で肉体の変化が可能なこと。もちろん変化後に人間状態に戻ることも可能で、細胞の劣化を防ぐことで肉体の老化も止めることができる。早乙女の口から今後の人類の基礎となる人間と言われており、5年後の総力戦では初代エボルである陽の細胞を培養し人工的にエボルを作りだすことが可能となった。ただしエボル適正者でない者に細胞を注入した場合、悪性反応によりヴァリアント化してしまう。また、魅央のように部分的にしか変化できないように処置することもできるが、その場合は全身の肉体変化の操作に制限が掛かるため、特殊生物の肉を食べてしまうと急速にヴァリアント化が進行してしまう難点がある。フューズと比較すると理知的な行動面などで優れるが、フューズのように人間性を放棄した重武装の大型兵器との融合は控えられている為か、単体での破壊力や殲滅能力の点ではエボルの方がやや劣っている。 エボル鷹代(陽) 人類初のエボルであり、最強のエボルとも呼ばれている。特殊能力のようなものはないが、身体能力が異常に高い。二対のビームソードのような武器を用いて戦う。 エボル早乙女 陽とは違い、エボルよりフューズに近い存在。特殊生物の細胞を長い期間をかけて少しずつ移植して体を慣らすことで、ある程度の理性を保ったまま変異できたタイプ。博士の異常性が特殊生物細胞投与によるものか生来の性格かは最後まで不明だった。 エボル絢士 変異すると口元のマウスガードのシャッターが閉じる。特に特殊能力のようなものは見受けられないが、ロケットブースター付の巨大なハンマーのような武器を使って戦う。 エボルナルミ 変異すると首の回りから鋭利な刃が幾重にも伸び、全身が金属的になる。リボンのような刃で攻撃を防ぎ、体を高速回転させて敵を切り裂く。その他、首の回りの刃を手裏剣のように射出して攻撃する。 エボルカドワキ 変異すると全身が岩のように硬質化し、刃物を通さない頑強な体になる。その体質で強化した大型ナイフで戦う。 エボルソウマ 変異すると全身に青い血管が走った紫の体躯になり、鋭い牙と爪を用いた俊敏な攻撃を得意とする。 エボル魅央 ナルミへの怒りで暴走した魅央が、陽の優しさのおかげで理性を取り戻し、ヴァリアント化を制御して完全エボル化した姿。全身が硬質化、特にポニーテールだった部分は鋭い尻尾のような部位になり、自由自在に操って切り裂いたり貫くことができる他、絡め取ったり周囲に展開して防御壁になどもできる。ルシリアのエボル6体を瞬殺し、陽と対等に渡り合ったナルミすら一蹴するほどの実力を見せたが、他のエボルと違い変身には不安定な要素が残る。 アイランドエボル部隊 早乙女が帝王の覚醒から5年後、エボルの適性検査に陽性を示した者に陽の細胞を移植して生み出したエボル戦闘部隊。特殊能力を持つ者もいるが、主に最新鋭の様々な特殊兵器を使って戦う。最終決戦にて42人のエボル部隊のうち38名がトール型撃退時に死亡、更に他2名はギガトール型の一撃で瞬殺され、生き残ったのは陽と絢士の二名のみである。 ルシリアエボル軍団 かなり多種多様なタイプが存在するが、名前が分かっているのはナルミ以下3名のみ。戦闘力はクローン陽よりも強いが、ナルミ曰く「並のエボル」。エボル部隊のような武器がないためか、主に体の特殊能力を駆使して戦う。 量産型エボル鷹代 クローン陽が変身する。形態の見た目はエボル鷹代に酷似しているが、戦闘経験を積んでおらず、細胞の劣化コピー品のためか戦闘力はあまり高くない。大阪城のクローン達は武者鎧を着込み日本刀で戦う。 対特殊生物機構エボル部隊 対特殊生物機構所属のエボル達。絢士曰く、陽に引けを取らないほどの精鋭達。恐らく早乙女が開発したと思われる特殊兵器を用いて戦う。 ヨリコは多眼の面とメデューサのような頭に変異、ブースターがついたブーツによりカポエラのような足技を使って戦う女性で、隊長(陽)が魅央を守って死んだことを恨み魅央にきつく当たっている。シュウは鉞とマシンガンが合わさったような武器を背負っていたが、変異する間もなく武重に蹴りで文字通り一蹴され、ハルクスのビルから転落。トウマはヨリコと共に魅央の訓練に付き合っていた男性でブレード付トンファーで戦うが、武重には全く通用せず、手刀の一振りで真っ二つに両断された。 エボル武重 150種の特殊生物細胞全てを投与して誕生した史上最強最大のエボル。完全変異すると人間時の数百倍の巨大な頭部から、直に手足と翼、尾のようなものが生えた形態となり、その力は“帝王”すらも遥かに凌駕する。両腕の先は砲口になっており、一撃で帝王の手を軽く吹き飛ばすほどの衝撃波を放ち、尾のような物の先からは謎の液体を拡散発射し帝王の頭を丸ごと溶かしてみせるなど、一方的に嬲り殺した。
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