エトランジュ王妃(母)側血縁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 13:44 UTC 版)
「パタリロ!の登場人物一覧」の記事における「エトランジュ王妃(母)側血縁」の解説
エトランジュ 声 - 池田昌子 パタリロの母。32歳。北欧の小国の貴族の出身。パリ留学中に親子ほど歳の離れたマリネラ前国王に見初められ、結婚する。 パタリロが即位したので本来は「皇太后」と呼ばれるはずだが、未だに「王妃」と呼ばれる。 体が弱く、夫の死後はスイスのサナトリウムで療養している。何度かマリネラへの帰国を思い立つが、帰国を望まないメイドに毒を盛られ体調を崩すなどして未だに帰国していない。ただし、ごく稀に一時的な帰国が行なわれており、全く帰国できない状態ではない模様。 パタリロの護衛でスイスに訪れたバンコランと出会い、恋心を抱いたため、強力な媚薬を使用しバンコランが初めて体験する女性となる。 妹(コミックス57巻『雪の王国』に登場)は南米のハマラヤ王国の王妃。 「バンコラン並み」の現実主義者。パタリロの性格を「個性」と認め、タマネギ部隊の監視内での悪戯好きさを容認しているため、特殊な病気のためなどで彼が「良い子」になった時は自らの手で治療している。 通常時でも暴走時でもパタリロをおとなしくさせることが出来る世界でただ一人の人物。パタリロにとっては怒られても泣かれても手に負えない世界唯一の存在。 デュラン・ド・ラーケン 声 - 仲村秀生、古川登志夫(マライヒの回想に再登場時) 国際ダイヤモンド輸出機構のNo.2幹部。マライヒに殺人術を叩き込んだ人物。エトランジュの従兄弟で伯爵の爵位を持つ貴族だが、本人は過去の権威に縋るだけとして家を嫌悪している。 パタリロを亡き者にすべくマライヒを差し向けるもバンコランによって阻止される。エトランジュを誘拐し、バンコランに一騎討ちを申し出るが敵わぬとみて卑劣な手段に及び、エトランジュにクロスボウで射殺された。 パタリロの母・エトランジュの従兄弟であることから、パタリロとは遠縁ながら従伯父・従甥の関係になるが、作中ではそのことには触れられていない。 なお、ラーケンは母方の姓で、父方の姓はコンチネンタルという。パタリロによく「ラーメン」と呼ばれている。 マキアヴェリ・ド・ラーケン デュランの弟。デュラン存命中は父方の実家「コンチネンタル」を継承していたが、死後ラーケン家と爵位を継いだ。 デュラン存命中は彼の影となり、国際ダイヤモンド輸出機構で情報収集にあたっていた。ゆえにマライヒの事も知っていた。容貌は兄そっくりで素顔を初めて見せた時はマライヒとパタリロを驚かせた。 兄の死とともに組織「国際ダイヤモンド輸出機構」を離れ、身を隠すため変装し「ゴドー・オブライエン」と名乗り、一匹狼の産業スパイとして活動を開始。活動痕跡を一切残すことなく暗躍することから、「何も残さない・痕跡が白紙」であることから転じて「白紙のゴドー」と呼ばれ恐れられるようになる。キーンvsパタリロの抗争時に多額の報酬と引き換えに味方し、劣勢にあったパタリロたちを勝利に導き、キーン・バンコランの組織を壊滅させた。キーン・バンコランもゴドーの存在を恐れており、「彼の調査が終えるまでにマリネラを降伏させないとならない」と評するほどの存在だった。 マライヒが苦戦した剣術使いを一蹴し、パタリロとの騙し合いにも完勝するなど文武ともに卓越した才能の持ち主。戦闘においては特殊警棒を武器として使用する。人を見る目も確かで、関わった人物の才能や性格を正確に見抜く。 黄金の輝きをこよなく愛し、そのためなら兄の仇にも助力する非情さを持ち(本人は兄には未練はないとも語っている)、パタリロの冗談にもクスリとも笑わない。だが、ゴドーとして顔を隠している時は、パタリロの冗談に付き合うなど結構ノリの良い所も見せている。 作中では触れられていないが、エトランジュ王妃と縁戚であることからパタリロとも遠縁ながらも従伯父・従甥の関係である。 ザナドゥー 本名ヨン・ヤーステン。超高速の変装術を駆使する役者でザナドゥーは芸名。侯爵位を持つ貴族で、実の母のルプセン公国コサージュ公爵妃がパタリロの伯母にあたりザナドゥー自身はパタリロの従兄。 両親を自殺に追いやり、侯爵家の財産を横領した顧問弁護士を殺害して財産を奪還した。この秘密を知ったパタリロに脅迫され、バンコランへのいたずらに協力させられた結果マライヒに殴られるという遭わなくていい災難に遭った。 のちに独裁体制下にある故国ルプセン公国の改革のために戦うことになる(後日談は作中では明示なし)。
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