EPA
「EPA」とは、エイコサペンタエン酸・経済連携協定のことを意味する表現である。
「EPA」とは・「EPA」の意味
「EPA」とは、エイコサペンタエン酸もしくは経済連携協定という意味で用いられている略称である。・健康成分の「EPA」
健康成分としての「EPA」は、エイコサペンタエン酸の略称として用いられている。いわし・さば・あじなどに含まれる栄養素で、n-3系脂肪酸の一種である。「EPA」は体内で生成するのが難しい成分であるため、食事もしくはサプリで摂取するのが一般的である。食品においては、まいわしやまぐろ、さばなどの青魚に多く含まれており、脂がのっており、鮮度が高いほうが「EPA」の含有量が多い。
・「DHA」と一緒に摂取することが推奨されている
また、「DHA(ドコサヘキサエン酸)」も「EPA」と同様の必須脂肪酸の1つで、これら2つの成分をセットで摂取することが推奨されている。「ESP」と「DHA」を合わせて、1日1gが摂取量の目安である。体に良い成分ではあるが、大量に摂取したから良いというわけではない。特に「DHA」は血圧を下げる効果があるため、血圧降下剤を服用している場合は注意する必要がある。
・「EPA」の効果効能
「EPA」の効果効能としては、血液をサラサラにすることがあげられる。悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させ、善玉コレステロールを増やす作用があるため、脳梗塞や心筋梗塞を予防することができる。また、脳細胞間の情報伝達をスムーズにする働きもあるため、脳細胞内に酸素が行き渡り脳を活性化することができる。そのため、頭の回転が良くなるという意味で、「EPA」は頭が良くなる成分とも呼ばれている。
・貿易分野での「EPA」
貿易分野において、「EPA」は「Economic Partnership Agreement」の頭文字をとった略称である。日本語では「経済連携協定」と呼ばれており、特定の国や地域が投資や貿易を促進するための協定を結ぶことを指す。主な内容としては、輸出入にかかる関税の削減・撤廃やサービス業を行う際の規制の緩和・削減、投資環境の整備、ビジネス環境の整備があげられる。経済連携協定の加盟国は、日本、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、メキシコ、ベトナム、ペルーとなり、これら以外に交渉中の国もある。
・「EPA(経済連携協定)」のメリット
「EPA」の一番のメリットは、輸出入の関税の削減・撤廃があげられる。二国間において税率を決めることができるため、より安く輸出して海外市場での競争率を高めたり、より安く輸入して国内市場でシェアを拡大することも可能である。そのほか、海外でビジネスを展開した際に、相手国の政府による国際基準に反する介入や不利益を被るような措置に対して保護を受けられるというメリットもある。また、ビジネス環境を整えるために外国政府と協議ができるなど、メリットは多い。
・「EPA」外国人看護師・介護士の受け入れ
医療・介護業界においては、「EPA(経済連携協定)」の一環として外国人看護師・介護士の受け入れを行っている。日本とインドネシア、フィリピン、ベトナムで締結されている協定で、日本の医療施設や介護施設で就労・研修をしながら看護師・介護福祉士の国家資格を取得することを目指すというものである。滞在期間は看護師が3年、介護士が4年で、資格を取得した後は、看護師・介護士として働くことができ、在留期間の回数も無制限で更新することができる。
・受け入れ人数制限
「EPA」外国人看護師・介護士は、希望者全てがEPA看護師候補者・EPA介護福祉士候補者として受け入れられるわけではなく、国内労働市場に合わせて人数制限が行われている。ただ、医療・介護業界の人材不足を解消するために行われているものであるものの、EPA看護師候補者・EPA介護福祉士候補者の国家試験の合格率が極めて低い。そのため、外国人看護師・介護士の人材を十分に確保できていないのが現状である。
イー‐ピー‐エー【EPA】
読み方:いーぴーえー
イー‐ピー‐エー【EPA】
読み方:いーぴーえー
《eicosapentaenoic acid》⇒エイコサペンタエン酸
イー‐ピー‐エー【EPA】
読み方:いーぴーえー
イー‐ピー‐エー【EPA】
読み方:いーぴーえー
イーピーエーと同じ種類の言葉
協定に関連する言葉 | 価格協定(かかくきょうてい) 知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(ちてきしょゆうけんのぼうえきかんれんのそくめんにかんするきょうてい) 経済連携協定(けいざいれんけいきょうてい、イーピーエー、ケイザイレンケイキョウテイ) アクナキャリー協定(あくなきゃりーきょうてい) 六社協定 |
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