イングランドとアイルランドを往復とは? わかりやすく解説

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イングランドとアイルランドを往復

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 17:45 UTC 版)

ウィリアム・ペン」の記事における「イングランドとアイルランドを往復」の解説

1644年ロンドン塔タワー・ヒル同名海軍軍人ウィリアム・ペンマーガレット夫妻長男として誕生。父は有力な海軍軍人清教徒革命イングランド内戦)では議会派として海軍入り内戦第一次英蘭戦争などで王党派オランダ戦った少年期宗教教育エセックスのチグウェル校で受け、母や妹マーガレット通称ペグと共に遠征留守の父を待つ日々送っていたが、1655年に父がイングランド共和国護国卿オリバー・クロムウェル命令西インド諸島遠征西インド諸島占領出来なかったが翌1656年ジャマイカ占領帰国した直後ロンドン塔投獄される環境一変した。生活立て直しを図る父とその友人のブロッグヒル男爵(後のオーラリー伯爵ロジャー・ボイル一緒にアイルランド南部マンスターコーク県にあるマクルーム城(英語版)へ移住したアイルランドではクエーカー信者のトマス・ローに興味持った父がマクルーム城へ招き説教聞いて共々感銘受けたが、この時はまだクエーカーにならなかった。家庭教師の下で勉強続けながら父の領地散歩した乗馬する生活を送ったが、1660年王政復古チャールズ2世を船で迎えた父が騎士叙爵ロンドン海軍本部勤務することになりイングランドへ帰国するペン帰国した息子立身出世を願う父の計らいペンは父と離れ離れになりオックスフォード大学クライスト・チャーチ入学勉強スポーツ明け暮れる日々過ごし1661年に父に呼ばれチャールズ2世戴冠式見物、父の同僚サミュエル・ピープスチャールズ2世と弟のヨーク公ジェームズ(後のジェームズ2世)と出会った。 だが、大学へ戻ると宗教疑問感じるようになり、クエーカー信仰同調した宗教観の故に大学礼拝欠席した。それが問題となり1662年退学させられ立身出世踏み外した考え激怒した父から鞭打たれ、家からも追い出される始末だった。何とか息子改心させようと父が考えたグランドツアーで、ペンクロフォード伯爵ジョン・リンジー同行者という形でヨーロッパ旅行へ出かけ、フランス・パリ滞在した。やがて一行別れてからはソミュール移り勉強励みながら信教の自由についても学び旅行通して親友になったサンダーランド伯爵ロバート・スペンサーと共に1664年スイス・イタリアなどを訪れ一方サンダーランド伯母方叔父共和主義者アルジャーノン・シドニーとも親交結んだイングランドへ帰国すると父とよりを戻し1665年2月からリンカーン法曹院通いながら、海軍勤務ヨーク公とも親交深め第二次英蘭戦争ロンドンペスト流行など暗い出来事をよそに法律勉強続けエドワード・コーク著書触れ慣習法習熟するようになった。しかし世間空虚さクエーカーはびこり盛んに集会開いた家々訪問説教する一方宮廷放埓ぶりを聞いて宗教への疑問が再び呼び起こされ、心に動揺きたしたそうしたペン悩み見抜いた父によりアイルランド領地管理任され王政復古でマクルーム城と交換手に入ったシャンガリーの監督務めた。ここで居座る男との揉め事長引いて苦労したが、ダブリンアイルランド総督オーモンド公ジェームズ・バトラー仕え旧知オーラリー伯と弟のシャノン子爵フランシス・ボイルオーモンド公2人の息子・オソリー伯爵英語版トマス・バトラー英語版)とアラン伯爵リチャード・バトラー英語版兄弟知り合い、シャンガリー監督傍ら彼等と共に反乱討伐にも出向き時折妹の結婚などでイングランドへ帰国する生活を送った

※この「イングランドとアイルランドを往復」の解説は、「ウィリアム・ペン」の解説の一部です。
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