イングランドとフランス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 06:14 UTC 版)
自由思想という用語は17世紀末にイングランドで、教会制度や文字通り聖書の文言を信じることに反対する人たちの間で使われ始めた。彼らは自然を考察することを通して世界を理解しようとした。そのような立場は1697年にウイリアム・モリノーがジョン・ロックに宛て広く公表された手紙で最初に明文化された。1713年にアンソニー・コリンズはより広範に『自由思想談話』をまとめ、相当の人気を博した。 フランスでこの概念が公刊されたのは1765年のドゥニ・ディドロ、ダランベール、ヴォルテールらの手による『百科全書』の中の「Libre-Penseur」という節である。記事は強い無神論の立場で書かれていた。ヨーロッパにおける自由思想の概念はノルウェーのヨートゥンヘイメン(19世紀にJo Gjendeのような自由思想家をうんだ)のような僻地にもすみやかに広がった。1881年にはイギリスでThe Freethinker magazineが創刊された。
※この「イングランドとフランス」の解説は、「自由思想」の解説の一部です。
「イングランドとフランス」を含む「自由思想」の記事については、「自由思想」の概要を参照ください。
- イングランドとフランスのページへのリンク