スイス - イタリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 05:19 UTC 版)
「ユーロシティ」の記事における「スイス - イタリア」の解説
「チザルピーノ」も参照 2014年現在、スイスとイタリアを結ぶユーロシティには以下の4つの系統が存在する。 ジュネーヴ - ローザンヌ - ブリーク - (シンプロントンネル) - ミラノ ( - ヴェネツィア): 一日4往復、ETR610型電車。 バーゼル - ベルン - (レッチュベルクベーストンネル) - ブリーク - (シンプロントンネル) - ミラノ : 一日3往復、ETR610型電車。 バーゼル - (ゴッタルドトンネル) - ミラノ - ヴェネツィア : 一日1往復、ETR610型電車。 チューリッヒ - (ゴッタルドトンネル) - ミラノ : 一日7往復(2時間間隔)、ETR470型電車(ただし、1往復は機関車牽引の客車に変更)。 1987年のユーロシティ発足当時はジュネーヴ発着のシンプロントンネル経由の系統、バーゼルからゴッタルドトンネル経由の系統、チューリッヒからゴッタルドトンネル経由の系統が存在していた。ジュネーヴ発着系統はローザンヌでパリからのTGV(ユーロシティ扱い)と接続していた。またバーゼル系統はドイツのドルトムントあるいはハンブルクへ直通しており、チューリッヒ発着系統はシュトットガルトまで直通していた。 1996年からユーロシティとは別の列車種別としてチザルピーノの運行が始まった。一方の客車ユーロシティはインターシティに格下げされるものや逆にインターシティから格上げされるものがあり、一時南はローマまで、北はバーゼルからストラスブール経由ブリュッセルまで延長されていたものもある。また2004年からは客車のユーロシティもチザルピーノ社による運行となった。 2007年にレッチュベルクベーストンネルが開業したことでバーゼルとミラノの間の主要経路は同トンネル経由に移った。2009年にチザルピーノ社は列車の運行から撤退し、「チザルピーノ」の種別で運行されていた列車はユーロシティに変更された。またこのときからスイス・イタリア間のユーロシティはすべて振り子式電車となった。2010年冬ダイヤ改正(12月12日)ではバーゼル - ミラノ - ヴェネツィア間(ゴッタルド経由)のユーロシティが新設されている。当時はその他のゴッタルド経由のユーロシティはETR470型電車の運行であったが、この系統にはスイス連邦鉄道のETR610型電車が使用されている。
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